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場所確認と緊急連絡用途で小1息子にスマートウォッチを購入


こんにちは、にわです。
『息子の小学校入学を機に、小学校がすこし遠くて心配であるため、1万円程度の失くしてもまあまああきらめがつく金額のスマートウォッチを持たせて登校させています。』と格安simの話を前回投稿しましたので、本日はスマートウォッチについて記載したいと思います。

 

下書きしてあたためていたら、投稿が夏休みに入ってからとなってしまいました…。

 

 

我が家が購入したスマートウォッチ

機種

こちら ↓ の「ブルー」と分類されている、緑色のバンドのものを使用しています。この4月に購入したときの金額は1万円弱でした。

 

 

もとは「LT05」という濃い青色のベルトの型番を注文していたのですが、初期不良で交換依頼したところ、在庫なしとこのことで、同じ機能で形が違うだけという「LT21」という型番への交換を勧められて、

 

なんだか目立ちそうな色だな…

 

と気になったものの、登下校中に何かあっては心配なので、すぐ入手可能であった「LT21」を送ってもらうことにしました。

 

「初期不良」というのは、電源ボタンを押しても、充電しても、画面表示が変更されず、商品に同梱されていたサポート連絡先にメールを送ったところ、状況がわかるような短い動画を送ってくれ、とのことで、送ったらすぐに交換対応してくれました。

 

担当者は日本人ではないようで、商品の日本語も後述のとおり違和感がある日本語なのですが、メールの日本語もやや違和感ありな感じでした。必要な情報をやり取りするだけであれば、まあ問題はありません。

 

充電はこんな感じ

Amazonの商品詳細を見ても、どのように充電するものなのかよくわからなかったのですが、給電用のUSBケーブルが同梱されており、電源タップ側にUSB、ケーブルの逆側を ↓ のような感じで時計に磁石で?接着させて充電します。

 

赤枠部分が充電ケーブル接着面。 

赤枠の白いケーブルの接着面が磁石のような感じで、時計にくっつきます。
白いケーブルの逆側はUSB Type-Aのコネクタ形状となっています。

 

今のところ、息子は7時半前くらいに家を出て、14時半頃帰ってきますが、帰ってくると、5%くらいバッテリが減っています。ひと晩充電せずにおいておくと、朝には70%くらいまでバッテリが減ってしまうので、過充電にならないのかやや気になるものの、帰宅したら充電セットする、というように習慣付けています。

 

LinksMateのsim使えました

もう1点、商品詳細やインターネット検索からはよくわからなかったところは、

 

どの通信事業者のsimでも対応しているのか?

 

という点でした。息子のスマートウォッチ導入にあたり、契約通信事業者を変更しているのですが、当初、変更先として候補にしていた楽天は、iPhoneでは使用できない機能があるとか、将来的に使用できない機能が発生する可能性があるとか注意書きがされていたことが頭にありました。

 

どのキャリアのsimは対応していないといった記載もないし、おそらく通話だけとか、簡単なテキスト送受信とか、一般的なシンプルな機能以外の部分が問題なのでは、と想像し、息子のスマートウォッチはWeb閲覧もできないし、通話・カメラ・GPS・テキスト送受信等、携帯のベーシックな機能しか搭載されていないので、どのsimでも問題ないに違いない、と判断しました。

 

この私の仮説があっていたのか否かはわかりませんが、LinksMateのsimは問題なく使用できました。設定もとくに迷うところはなく、同梱されている簡単な説明書に従って対応可能でした。

 

使う前にやること

  1. 親側のスマートフォンに [SeTarcker2] というスマートフォン・アプリをインストール
  2. インストールしたアプリにアカウント登録 ※メールアドレスが必要
  3. 息子側のスマートウォッチの背面にかいてあるデバイスIDを [SeTarcker2] で登録
  4. 息子側のスマートウォッチでWi-Fiやsimの設定
  5. アプリ [SeTarcker2] の [電話帳] に息子のスマートウォッチから連絡させる父や母などの電話番号や [家族メンバー] などの情報登録

 

※[家族メンバー] は [管理者] と [メンバー] の設定が必要。
間違えてもアプリを再インストールして登録しなおせば大丈夫です。  

 

子・父・母など、それぞれアバター(画像など)を設定できるので、画像は設定したほうがわかりやすくてよいと思います。

 

アプリのトップ画面はGPS情報で、今スマートウォッチがある場所の地図と地図上にアバターの画像が表示されるので、お子さんの気に入った写真などを使用すると、アプリを開くだけで

 

今ここにいるのか

 

…と癒されます。
夫はすこぶる慎重なので、

 

データがどこに流れているかわからないから、画像は顔全体じゃないのにして。

 

というので、我が家では、加工した画像や、変顔の上半分、などの画像をアバターに設定しています。

 

子ども側にも、親側からビデオ通話したときの呼び出し時に、アバターの写真が表示されるので、親のアバター画像も設定したほうが、子どもにとってわかりやすいと思います。

 

   

使ってみた機能

なんといってもGPS

これが一番の目的です。
[SeTarcker2]というスマートフォン・アプリをインストールして息子の位置情報を確認するのですが、学校にいるのか、学校を出たのか、を知る目安、という感じで使っています。

 

「いまいちな点」を後述していますが、位置情報はそこまで正確ではないので、正確性を重視したいご家庭には向かないかもしれません。

 

ビデオ通話

スマートウォッチの画面は小さいし、画素数も大してよくないものの、必要十分といった感じで使えます。親側はスマートフォン・アプリから電話をかけ、息子はスマートウォッチ側で応答したり、息子からかけてきたりしますが、息子も迷うことなく操作できています。

 

周辺の様子もほんのり映るので、だいたいどの辺にいるのか見当がつく程度にはわかります。これは音声通話ではなく、LINEの電話のようにデータ通信なので、通話料金を気にせず使用することが可能です。

 

SOS通話

時計の電源ボタンを長押しすることで、第一登録者に電話がかけられる機能です。
我が家では夫を第一登録者にしていますが、第二登録者の私のアプリ画面にも、SOSが発信された旨のメッセージが表示されます。

 

SOSというわけではなく、ランドセルから取り出すときにうっかりボタンを押してしまって発信される、ということがたびたびあります…。

 

テキストメッセージ送受信

テキストメッセージやボイスメッセージを送受信できる機能があるのですが、息子側ではメッセージが届いていることに気がつきづらいため、ほとんど使っていません。未読のメッセージがある場合は、時計の液晶にずっと「メッセージ1つあり」のように表示してくれればいいのに、と思います。

 

リモートカメラ

これは、まあまあ使っている機能のひとつです。親側がスマートフォン・アプリから「写真を撮る」というボタンを押すと、息子側の時計のカメラが起動して映っているものがオンライン上にアップロードされるようです。親側のスマートフォン・アプリ側で撮影された画像が確認できるので、ビデオ通話がつながらないときなど、写真を撮ってみると、GPS情報と併せることで、息子の居場所を知ることができます。

 

しかしこの機能、シャッター音などまったくしないので、他人のスマートフォンのカメラを勝手に起動させることは技術的にとても簡単なのだな…と思うと恐ろしいです。※息子のスマートウォッチと親側の私たちのスマートフォンは、上述のとおり最初にペアリング?のような設定を行っています。

 

音声モニタリング

これもリモートカメラ機能と並んで、ある意味恐ろしい機能ですが、親側のスマートフォン・アプリから、息子のスマートウォッチに電話を掛けさせるコマンドを送ることで(実際の操作的には、どの番号に電話をかけさせるか(モニタリングさせるか)指定するだけ)息子のスマートウォッチの受話器があがった状態となって、こちらに息子の周辺の音声が聞こえてくる、という機能です。

 

これは携帯の音声通話機能を使用しているため、データ通信専用simではなく、音声通話可能なsimをセットしていないと使用できない機能ではないかと思います。

 

最初はテストもかねて何度か使ってみましたが、通話料金がかかるし、なんだか盗み聞きしているようで…息子のプライバシーが気になるので、基本的には使用していません。家ではまだトイレのドアを開けたまま用を足している息子は、プライバシーなど考えたことなどないとは思いますが。

 

便利だけどなんだか抵抗ある…

 

スマートウォッチ側では何も変化がないので、こちらが音声モニタリングしていることはわかりません。息子が学校に行っているときに一度使ってみたら、先生の声がちゃんと聞こえてきました。

 

今のところ、息子は学校にいる間はスマートウォッチはランドセルにしまっていて腕に身に着けてはいないので、腕に身に着けていたら、もっとはっきり音声が聞こえるのだろうと思います。

 

計算ゲーム

ちょっとしたゲームもインストールされていますが、画面が小さいので、息子も最初にちょこっとやってみただけで、もはやほぼ使用していません。

 

いまいちな点

このような感じで、おおよそ商品詳細の説明どおり、期待していた機能はひととおり使用可能でしたが、むむっと感じた点もいくつかあるので記載したいと思います。

 

広告が表示される。広告非表示にするには払いきりではなく毎月料金がかかる。

親側は、スマートフォンに [SeTarcker2] というアプリをインストールする必要があるのですが、起動すると、そこそこ頻繁に広告が表示されて、広告に比較的好意的なほうであろう私でも迷惑に感じます。

 

とくに音が出る広告!心臓に悪い…。音を消して起動させる方法がわかりません…。※これ、最初の1か月くらいは本当に困っていたのですが、苦情が多かったのか(?)ここ数か月は音が出ない広告ばかり表示されるようになって、やや不満が減りました。

 

親がこのアプリを見るときは、子どもの安否確認タイミングなので、広告見ているヒマないと思うのです。1,2アクションしたあとに広告が表示される仕様であれば、まだ広告を見る余裕ができるのではないかと思います。

 

広告表示タイミングが非常に悪いつくりだな…

 

と感じます。若干、敵意すら覚える。
広告を非表示にするオプションは提供されているのですが、買い切りではなく、毎月支払いが必要な支払い方法のため、我が家はあきらめて広告表示を受け入れています。が、これ、大きな不満です。

 

GPSは10分間隔くらい?手動で最新情報を取得はできている模様。

GPSはリアルタイム更新ではないようです。体感的に10分間隔くらい?と夫と話しています。ただ、「位置決め命令」を手動で送信すると情報が更新されるようなので、GPSの機能について、今のところはさほど不満はありません。

 

デバイスがみつからないというようなエラーが表示されることがある。でも通信できている模様。

最初のひと月くらいは全然問題なかったのですが、使用開始して2,3か月経過したあたりから、[SeTarcker2] を起動したり、「位置決め命令」を手動で送信しようとしたときに、デバイスが見つからない、というようなエラーが表示されるようになりました。

 

試しにビデオ通話をかけてみると、息子は応答できていたので、実際には機能しているのではないかと思われますが、いざというとき用に購入したデバイスなので、連絡がとれなかったらどうしようかと、少々どきどきします。

 

日本語がおかしい。

いろいろな方のレビューでも触れられていますが、日本メーカーの製品ではないようで、メニュの日本語がおかしいです…。違和感満載ですが、おおよそ意味や機能は理解可能です。

 

アラームは1コール?で目覚まし時計のようには使用不可

アラーム機能があるというので、息子の目覚まし時計代わりに使えないかと思いましたが、テストしてみたところ、アラーム音は小さいし、1コールで止まってしまうしで、使えない…と我が家では判断しました。

 

「音声モニタリング」はデータ通信ではなく音声通話代金がかかるので気軽には使えない

音声モニタリングもデータ通信でやってくれれば、もうすこし気軽に使えるのですが、盗み聞きのような罪悪感に加えて音声通話代金がかかることで、我が家ではあまり気軽に使っていない状況です。

 

電話かけ放題のようなプランを契約しているご家庭では活躍してくれる機能だと思います。

 

マナーモード/バイブレーション機能はない

現在のところ、学校にいる間、スマートウォッチはランドセルにしまわせている、のはこのためです。

 

マナーモード/バイブレーション機能はないようで、音を出すか消すかしかなく、消してしまうと気づけないし、授業中に音が出てしまっては迷惑なので、学校にいるであろう時間は、基本的に(親側が)余計なことをしないように気をつけています。

 

ベルトはシリコン?で夏は暑くて密着感がありつけていられなそう

ベルトが肌に密着する感じの質感であることが、少々気になっています。息子も着け心地が悪いのか、すぐ外したがるので、ベルト交換をしたいのですが、近所に時計のベルト交換をしているところが見つけられず、そのまま使わせています…。

 

現在は夏休みだし、コロナだし、おそろしく暑いしで、ほぼ在宅しているため、現在のところ、さほど問題にはなっていません。

 

 

よい点や我が家の使用状況

ネットサーフィンやYouTube視聴などはできない

このスマートウォッチのよいところは、機能が実に限定されているところです。

 

GPSは目安にはなる

前述のとおり、GPSはそこまで正確ではないものの、まだ学校にいるのか、家の近くまで帰ってきているのか、程度には判別可能です。まだ小学校1年生で行動範囲が広くないので、今のところ、それなりに役立ってくれています。

 

小1息子でも簡単に使える

息子が能動的に使うケースは、ビデオ通話やSOS発信くらいですが、問題なく使用できています。

 

呼び出し音は小さめに設定しているのですが、現在のところ息子にビデオ通話したときの応答率は100%で、ちゃんと気がつけるようです。

 

電話よく気づいたね

 

と聞いてみたところ、

 

息子
だって音なったから

 

とのことでした。
バイブレーション機能がないので、音だけでは、遊びに夢中で気づかないのでは…と思っていたのですが、問題ないようです。

 

総評

息子の学校は、とくべつな理由がなければ携帯電話は不可ということなので、さしあたりスマートウォッチが役にたっています。

 

突然、放課後クラスメイトの子のお宅に遊びに行ってしまった時も、まだ親御さんの連絡先を知らなかったので、スマートウォッチでやり取りできて助かりました。しばらくはこのまま使い続ける見込みです。 

 

2021年7月吉日

 

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