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『とえあえずの ゆるむ book club』参加レポート

 

こんにちは、にわです。
昨日(5月下旬某日)に参加した book club 参加レポ回です。

 

 

元フジテレビ・アナウンサーで現在はマインドフルネス講師やVoicyパーソナリティとしてご活躍されている、内田恭子さんのbook clubに参加しました。参加申込について前回投稿しましたが、今回は参加レポートとなります。

 

詳細な場所については参加者のみにメールで連絡される形式でしたので、ここでも詳細は記載しませんが、食事もおいしくて、オーナーも素敵な方で、とてもよいところでした。

 

今後も開催される、ということだったので、ちょこちょこ参加したいなあと思う反面、参加費いくらだったっけ…(申込時に支払済みで、どんぶり勘定なもので払ったらもう忘れていました…)と思ったら、前回の投稿に記載していました。

 

定員15名。ご飯+フリードリンク付き 税込 9,000円。

 

1万円しなかったのか!
参加後の今みると安い…と感じるくらい、充実した時間を過ごすことができました。

 

1万円前後で、あの時間が過ごせるならば、また参加したいなあと思うものの、しがない会社員の私にとって、1万円はまあまあインパクトのある金額なので、家計状況と要相談。そして主催者側にとっても、毎回同じメンバなのもおもしろくないと思うので、題材とタイミングで今後は参加するしないを決めたいと思います。

 

しかしこの参加費では、主催者側にはほとんど利益らしきものは出ないのでは。内田恭子さんは本当に本がお好きなようだったので、完全にご自身のたのしみとして開催されているのかも。

 

内田恭子さんの学生時代の同級生で、本友達であり、現在出版のお仕事をされているというMさんがお手伝いをされていました。Mさんのお話もとてもおもしろくて、事務的なお手伝いというだけでなく、場を盛り上げることにも(自然に)貢献されていました。

 

会場は、私が普段、足を踏み入れないエリアだったことと、事前に地図をみてもすんなりたどり着ける自信がなかったため、当日は仕事を早めに切り上げて、最寄り駅に2時間前に到着。一旦、会場と思しき場所まで行ってみて、1時間半ほど余っていたので、近くのカフェで時間まで待機。

 

仕事の緊急連絡がいつくるかわからないため、持参した会社貸与のiPhoneでラップトップのテザリングとVPN接続を確認し、いざとなったら対応できることを確認して、時間まで英語の勉強タイム。

 

15分前くらいに会場に着く感じで出発。
入り口のあたりで、スマホと入り口を見返している女性を発見し「book club参加の方ですか?」と思い切って声をかけてみたところ、見覚えのある方でした。

 

別のVoicyパーソナリティさんのオフ会(トークショー)でお見かけした方でした。きれいな人だなあと思って、こちらは記憶に残っていましたが、とくべつお話したわけでもなかったこともあり、こちらのことは覚えはいらっしゃらなかったですが、私も全員を覚えているわけではないので…そういうものであろう。

 

そんなやり取りをしているうちに、さらに1人2人と来て、中へ。すでに3,4名、席につかれていました。部屋の中は控えめの照明で、中年から初老にさしかかりつつある年代にはありがたい…。

 

Mさんが参加者リストで名前の照合と、名札(宛名ラベルシールに自分で名前を書いて見えるように貼る)記載を促してくれて、内田恭子さんがひとりひとりに「ご参加ありがとうございます」と声をかけてくれていました。近くでみると一層きれい。マオカラーのような白のシャツワンピースと黒のパンツ、フットカバー。きちんと見えるためにどのような装いが必要なのか?ということに最近関心があるため、服装にも注目。

 

5,6人ずつ座れるテーブルが3つ用意されていて、ドリンクはセルフサービス。ビール・白ワイン・ウーロン茶などがあり、私は白ワインをいただきました。

 

時間になり、内田恭子さんからはじめの言葉。
開催理由や注意点(いろいろな意見が出ると思いますが、そういう意見もあるんだなあとあたたかい気持ちで聞きましょう、携帯電話は緊急の連絡もあると思うので出ていただいて構いませんが極力使用せずこの場を、時間を、たのしみましょう、など)を述べられました。

 

そして自己紹介へ。
Mさんからスタート。名前・お住まい(杉並区から来ました、など)・今回取り上げた作品である中島京子さん作「小さいおうち」で印象に残っているシーンについてなど。

 

Mさんはあとからたくさん話す!ということで短めに終えられていましたが、参加者で最初の方が、だいぶ立派な印象を述べられていて一気にハードルが高まり、焦りました。

 

2週間近く前に一度読んだだけ、かつ、読んですぐ映画も観たことで、どちらが本でどちらが映画のシーンだったか、自分の中でごっちゃになっている部分が発生してしまった挙句、その後、仕事や勉強が忙しかったり、空き時間はVoicyの未聴配信をきくことに時間を使ってしまっていて、読み返ししなかったことで、登場人物の名前をすっかり忘れてしまっていました。

 

読まずに参加もOKと書いてあったことですっかり油断していた…。登場人物の名前に触れずになんとか印象に残っていることについて述べ、ほっと一息。感想は個別に…とパスされた方や、何年か前に映画をみたただけなので…とおすすめの本について話す方もいたので、無理にひねり出さずとも問題ない感じではありました。

 

イベントの類には、比較的一緒に参加している学生時代の友人は、小説はあまり興味がないということで今回は参加しないということだったため、一人で参加。ほとんどの方が一人で申し込んだものの、行ってみたら別のイベントでの知り合いがいる、という様子でした。

 

同僚と雑談するようになるまで10年もかかっている自分にとって、このような初めましての人ばかりの場は、あまり居心地がよいものではなさそうであることが心配で参加をためらうのですが、今年は内田恭子さんから学ぶ年、と心に決めていることと、同僚との関係が年々よくなっていて、仮に初めましての人々とうまくいかなくても、自分のことを受け入れてくれている人たちはいる、ということが、不安な気持ちを軽減してくれているように感じます。

 

入り口で声をかけた方以外にも、VoicyリスナーさんかMBSRの方(内田恭子さんのマインドフルネスセッション参加者)か、という感じで、ほかにもお見掛けしたことがある方がちらほらいたり、同じテーブルには、1月下旬のイベントでもご一緒した方がいて、課題図書以外にも共通点が複数あって、発言が少ない方に質問することで発話を促す方もいたり、Mさんと内田恭子さんでアイスブレイク的な企画も準備してくださっていたり、3つのテーブルをお二人が順繰りまわってきてくださったり、よい感じに提供される食事もおいしく、オーナーであるマダムのお話もたのしくて、3時間近い時間があっという間でした。

 

食事は以下のようなものが供されました。写真等とっていないので、記憶だけのため間違っているかも…。とにかくどれもおいしかったです。

  • A5ランクの牛肉サラダ(オーナーのA5推しがおもしろかったです)
  • チーズの盛り合わせ
  • マスカルポーネチーズがのったジャガ芋のグリル with バター
  • 大葉とみょうがとシラスと小葱とアンチョビのパスタ
  • チキンのクリームソース(チーズ?)のようなものとバゲット

 

自己紹介の途中で、最初の料理が供され、自己紹介と料理だけで、だいぶ場があたたまっていましたが、小説にちなんだテーブル対抗クイズ大会(優勝チームには、内田恭子さんが仕事で行かれた大阪万博で購入されたという栞の賞品が!)や、登場人物の配役について話したり、解釈がわかれそうな部分について、どう思うかなど、大盛り上がりでした。

 

映画にもなっていると聞いていたせいか、小説を読んでいるときに、私は登場人物の板倉正治 (イタクラ ショウジ) は、オダギリジョーさんだ!と想像して読んでいたのに、映画をみたら全然ちがっていてびっくり。時子も、松たか子さんはちょっと私のイメージではありませんでしたが、では誰か?というのは思い浮かばず…みなさんが挙げられた役者さんのお名前も興味深かったです。

 

映画は最初、小説に忠実だなあと思っていら、どんどん(私とは)違う解釈になっていき、終わるころにはむむっとなりましたが、book club 参加者のみなさんやMさん、内田恭子さんのお話も聴くことができてたのしかったです。

 

今回の小説は、様々な解釈ができる、余白の多い作品だという話もありましたが、次回はどのような作品が選ばれるのか、たのしみです。

 

 

 

 

2025年5月吉日

 

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