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写真・画像データの長期保存について考える

こんにちは、にわです。

私は写真やカメラにとくべつな愛着もない無精者にも関わらず、つい息子の写真や動画を撮りためてしまうため、スマートフォンのストレージはあっという間にいっぱいになってしまいます。



スマートフォンに保存された動画や静止画

写真や動画を撮りたいのにスマートフォンのストレージがいっぱいで撮れない、ということが過去何度が発生して、ようやく真剣にデータをどうするか考え始めました。

それまでは、いっぱいになったか、なりそうなタイミングで、iPhoneのデータをPCのハードディスクにバックアップしてiPhone側のデータは削除、という対応を行っていました。

これがまたそこそこ面倒だし、PCのハードディスクも、PCそのものも、それほど遠くない未来に壊れるかもしれないし、壊れなくても買い替えるかもしれないし、この大量のデータをそのときどうするのか…と息子が間もなく6歳になる今、これ以上データが増える前になんとか持続可能な方法を考えなくては…と思っているところです。

長期間保存するのに最適な方法は

USBフラッシュメモリ

最初に思いついたのはUSBメモリを複数購入して、1年分のデータを1つのUSBメモリに保存していく、という手法。

お金もさほどかからないし、簡単で管理も簡単そう!と思いましたが、「フラッシュ」メモリなんですよね…。自分が死ぬまで、さらには息子が大人になっても残しておきたい年数の保存はそもそも用途から外れているデバイスでした。

個人的には、USBメモリ内のデータが急に消失してしまった、という経験は一度もないのですが、一般的に、静電気に弱く、何かのきっかけでデータが一瞬にして消えるリスクがあると言われているようです。却下。

SDカード & Qubii Pro

しかし一時保存用として、この商品を購入しています。

iPhoneやiPadの充電と同時にデータのバックアップが自動で行われるという優れものです。USBインターフェースがついているので、このままPCに接続すれば、バックアップしたデータをPCのハードディスクに簡単にコピーでき、SDカードとPCのハードディスクと、冗長管理できます。

複数のデバイスを接続しても、デバイスごとにデータ管理されるので、家族全員で使用することが可能です。

使ってみて気になる点と言えば、Micro SDカードを挿入してデータを記録するのですが、Micro SDカードの挿入の仕方が悪かったのか…カードを挿しかえたいと思っても、カードを抜ける気がしない…という状態になってしまったことです。

みなさん普通に使えているのだろうか…。でも非常に便利なので、データはPCにコピーしてSDカードはiPhoneからの一時的な退避先、と割り切って使えば、カードを替える必要もないので、そのまま使い続けています。

ハードディスク

汎用製品

インターネットで調べていると必ず出てくるおススメ手法はハードディスク保管です。夫もハードディスク保管推しです。でも私は気が進みません。

IT部門で仕事をしていると、ハードディスクとはこんなにしょっちゅう壊れるものなのか、というくらいハードディスク障害は最もよく目にする障害のひとつです。

そのため、ハードディスク保管となると、どれだけ冗長化しなくてはならないのか、データが増えたらハードを買い増していくのか、そのとき冗長構成はどうするのか…等々考えるだけで疲れてきます。設置場所や保存場所も数が増えると気になります。

最近は大容量の製品も安くなってきたとは言いますが、TBサイズで考えると結局、万単位の出費になり、冗長構成や拡張を考えると、あまりコストパフォーマンスにすぐれているという気もしません。よってこれも却下。

専用製品

インターネットで調べていたら、専用製品があることを知りました。

こういうものとか、

こういうものとか。

スマートフォンで撮影した動画や写真の保存のためだけにハードディスクを購入するのは、置き場所の問題もあり抵抗がありましたが、テレビの録画用ハードディスクと兼用できれば、ブルーレイレコーダーも一緒に購入して、ハードディスクからブルーレイにコピーしてハードディスク容量を空ける、ということもできそうでよいのでは!と考えました。

うちのテレビがパナソニックであれば買っていたかもしれませんが、我が家のテレビは東芝レグザで、永久保存予定で録画した番組のデータ移行をするには次に購入するテレビもレグザでなければならない、と電気屋の店員さんに言われて…あきらめました。

よい点は、(商品説明を見る限り)手間がかからない、というところで、よくない点は、割高である、というところかと思います。生産終了の場合なども気になるので、長期保存目的で考えるとこれも…却下となりました。

長期保存用ディスク -コレだ!

職場で使われるデータ保存媒体と言えば、LTOテープがぱっと思い浮かびますが、この寿命は30-50年くらいのようです。

「長期保存」というキーワードでデータ保存媒体を検索してみると、専用のドライブやメディアが検出されます。調査していた当時、目にしたドライブは高額で私には無理…と思っていたのですが、今、この投稿を記載にするにあたり、再度検索してみたら、それほど高価なわけでもなさそうでした。勘違いだろうか…。

M-DISCというメディアは100-1000年の耐久性があるそうです。まさに求めていたメディア。メディアもドライブも、金額は通常のCD/DVD/BDとあまり変わらないように見えます。

書き込みはM-DISC対応ドライブである必要がありますが、読み取りはM-DISC対応である必要はなく、通常の光ディスクドライブで読み取れるそうなので、汎用性も高く、これが使えそうです!

どうせ買うならDVDではなくBDかな…と思います。この投稿書いてよかった!探していたこたえが書いている間に見つかりました…。

処分予定のPCのハードディスクに保存した数百GBのデータをどうしようかと考えていたので、おそらくM-DISC対応ドライブとブルーレイディスクを購入して対応すると思います!

光メディア

CD/DVD/BD

もう答えが出てしまいましたが…いちおう光ディスクの寿命も調べたところ、10-30年でした。昔、CDがデータ保存のメインの媒体だった頃、CDが増えすぎて管理ができず…よい思い出がないので、これはあまり候補として最初から考えていませんでした。

Cloudサービス

M-DISCを知る前に有力候補として考えていたのは各社のCloudサービスでした。

Amazon Photo

我が家はPrime会員なので、Amazon Photoというサービスが使用でき、たしか画像は無制限に保存ができるのです。しかしながら、サイズが大きい肝心の動画は、上限が決まっており、しかも大したサイズではなかったので、これだけで保存先を確保する、ということはできないため、あまり利用していません。

Google Drive

Microsoft One Drive

ハードディスクを自前で購入して、容量や冗長化の検討をしたり、データ移行やメンテナンスの手間暇とコストを考えたりすると、お金を払ってCouldサービスを利用したほうがよいのではないかと思えてきました。

そうなると、候補となるのはやはり大手のGoogleかMicrosoftか。でも金額を調べると、それなりの金額だな…と思い、決めきれずにいました。

保存するデータを精査する時間はないので、どんどん保存したいけれど、Cloudサービスは容量課金が一般的なので、いらない画像や動画ファイルがあると無駄にお金を払い続けることになってきます。

自前でハードディスク保管するよりバックアップの心配ははるかに少ないとは思いますが、絶対に事故がないとは言い切れないので、クラウド+一部プリントして昭和的アルバムでも手元に残すか…と考えもしました。

なんといっても、一度利用し始めたら途中でやめるのは難しそう…というところが気になって結局踏み切れないでいました。

Yahoo! Backup

夫はYahoo!で何かのサービスを利用しており、毎月300円ちょっとを支払っています。PayPayも利用しているので、毎月300円ちょっと払っているほうの契約をやめて、代わりに500円前後の会費を払ってプレミアム会員になることで、今利用しているサービスも継続して使え、PayPayも優遇され、なにより動画も画像もBackup無制限に利用可能、という記事をみつけて、プレミアム会員となりました。

「Backup」とだけ考えればありなのでしょうが、何年の何月頃撮った動画を見たいな、という振り返りにはあまり向いていないように思います。自動でバックアップがとられるのはよいのですが、夫曰く、フォルダ分けして自分で管理したい、ということができないようです。

何にしても、今日は自分が探していた答えがみつかって満足です!

2020年5月吉日





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