こんにちは、にわです。
職場の投資の先輩に触発されて、勢いで申し込んでみたNISA。
自分のつみたてNISAについては、出口戦略含め、とくに迷いなくコツコツしているものの、いざ、息子のジュニアNISA口座が開設されたら、不確かなことが多くて、
…と少々疑問が生じてきてしまいました。
目次
ジュニアNISA基本情報おさらい
基本情報
投資可能期間(非課税期間) | 5年(2016-2023年) |
年間拠出額上限 | 80万円 |
払い出し制限 | 2024年以降はなし |
ただし!
細かい注意点があります。
18歳になる前に払い出す場合は一括のみ
2024年以降は払い出し制限がなくなって使い勝手がよくなった、とよく聞きますが、18歳になる前に払い出す場合は、必要な分だけ払い出す、ということはできず、一括払い出しがルールとなっている、とのこと。
「継続管理勘定」 移管手続き
非課税期間は5年間なので、例えば、我が家の場合、2021年購入分(息子6‐7歳)は、2026年(息子11-12歳)には、「継続管理勘定」に移管して保有を続ける手続きをすることで、成人(息子の場合は、2032年)まで、非課税の恩恵を受けることができるそう。
この手続き、2022年購入分は2027年に、2023年購入分は2028年に、なる前にそれぞれ毎年手続きが必要なようです。
成人以降どうなる?
息子は特定口座をもっているので、成人以降(息子の場合は2032年以降)、特別手続きなどせずとも、特定口座に移管されるそうです。
この間、購入時から含み益が出ている場合、非課税となり、特定口座に移管されるタイミングの時価が取得価額とされ、以降、ここからの利益に対して課税される(損が出ている場合は損益通算はできない)、ということになるそうです。
特定口座移管後は、一部払い出し、もできるようになるとのこと。
私の認識誤りと疑問点
投資可能期間(非課税期間)
「 5年(2016-2023年) 」を、2023年までにジュニアNISA口座を開設すれば、そこから5年間、投資可能なのだと思っていたら、2023/12/31までで投資可能期間はおわり、でした…。
つまり、今からジュニアNISA口座を開設しても、2021年・2022年・2023年、の3年間×80万円、合計240万円しか拠出できない、とのこと…。
2021年はもう2か月しか残っていない
非課税枠は最大限使いたいものの、2021年はもう2か月しか残っていないタイミングでジュニアNISA口座を開設したため、
普段、ドルコスト平均法で、ちまちま分散投資している身としては、連日最高値更新のニュースを耳にしているこのタイミングで、80万円を投じてよいのか?非課税の恩恵と、値下がりタイミングを待ってまとまった金額を投じるとの、どちらがよいのか??という疑問から、今年2021年の拠出額上限まで購入する、という決断ができずにいます。
私の考える出口戦略
息子のジュニアNISA口座および特定口座を何のためにつくっているかというと、以下2点です。
- 学費
- 投資の勉強
1については、息子が15歳のときに、学資保険300万円が下りる予定なので、それプラス、不足分を証券口座の一部を払い出して支払うか、夫と私の老後資金の一部から充当しようと考えています。
目的2のためには、できる限り証券口座からの払い出しは少なく抑えたい、とも考えていますが、これは今後、息子が大きくなるまでに、どれだけ貯蓄を上乗せできるか次第です。
2021年・2022年・2023年の拠出
拠出をどうするか?については、後述する出口戦略のいずれであっても同じ方針です。
2021年中に、株価が下がるようなことがあれば、80万円分を一括購入し、下がらなければ、2021年の年間拠出額上限までの購入はあきらめる。
2022年・2023年は、それぞれ1年かけて80万円分を分散して、上限いっぱいまで購入する。
上述の目的を踏まえて、私が現在、考えているジュニアNISA口座分の出口戦略は以下のいずれかです。
(想定1) 18歳以降は特定口座へ自動的に移管されるそうなので放置(含み益あり&貯蓄増の場合)
証券口座のお金に手をつけずに済むだけ貯蓄を増やすことができた場合、あるいは、大学進学はしないということになってお金が不要になった場合等は、ジュニアNISA口座の払い出しは行わず、特定口座へ自動移管させます。
含み益が出ている場合は、その分は非課税となり、特定口座への移管時の時価が取得価額とされるそうなので、ジュニアNISA口座開設の恩恵も受けられ、息子の投資の勉強も続けられて、私としては一番よいパターンです。
(想定2)高校から大学進学時のよきタイミングでジュニアNISA口座分は一括払出
現時点では、ジュニアNISAで計160万円のみ拠出、という線が我が家の場合は濃厚なので、息子が高校生になって以降、貯蓄もとくに上乗せできないまま、息子が大学進学を志している場合は、市場が好調であれば、一括払出を行い、学費に回す。
160万円+含み益を払い出しても、特定口座側で積立投資してきた分だけで、数百万円は息子の口座に残るはずなので、投資の勉強は継続できるだろうと想定。
ジュニアNISAの恩恵も多少は受けることができて、まあ悪くないパターンです。
(想定3)18歳以降は特定口座へ自動的に移管されるそうなので放置(含み益なしの場合)
息子が大学進学を志しており、貯蓄もとくに上乗せできないまま、市場が低調な場合は、学資保険+夫と私の老後資金から息子の学費に回す。今のところ、夫と私の老後資金は、現金50%・投資50%の比率で準備することを考えているため、現金側から多めに学費に回す。
貯蓄の取り崩し(投資信託等の払い出し含む)は、70歳以降(25年後)を想定しているので、息子の学費が必要になるタイミングのほうが先にくるはず…なので、そちらを先に融通して、株価の回復を待つ。
ジュニアNISA口座から特定口座に自動移管させる。取得時より移管時の株価が下がっている場合は、ジュニアNISA口座を開設した意味がほぼなくなりますが、仕方ない。これが私が考える最悪のシナリオですが、十分考えられるパターンではあると思うので、その時がきても慌てないようにしたいです。
まとめ
こうして整理してみると、すこしすっきり。
想定2については、含み益〇%以上だったら、というところまで決めておいたほうがよいのかもしれませんが、そこは、2022年・2023年の拠出期間の間に考えたいと思います。
我が家はジュニアNISA口座開設が出遅れてしまったこともあり、あまり恩恵は受けられそうもないですが、うまく利用するのはなかなか難しい制度だなーと改めて思いました。
こういう失敗も含めて、息子に共有して、将来役立ててもらえたら、私の目的はひとつ達成です。
2021年11月吉日