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初めての英語発音フィードバック

 

こんにちは、にわです。
先日、初めて、自分が話す英語の発音についてフィードバックをもらう、という経験をしました。

 

Googleツールの見方が合っていれば…このブログは、ご覧いただいている方の87%くらいは、何かをキーワードにして検索した結果、偶然ご覧いただいているようなので、英語の発音について課題がある方が、このページにたどり着いてくださったのかな…と想像しつつ、自分の日々の備忘録を兼ねて、今回の経験を記録したいと思います。

 

素敵なフィードバックだったので、英語の発音トレーニングに興味関心がある多くの方にぜひ知っていただきたいです。オンラインなので、インターネット制限がされている場所でない限り、どこに住んでいても大丈夫なはず…。

 

英語発音トレーナーまやさん

国際英語発音協会 英語発音指導士® 

今回、私の英語発音についてフィードバックをくださったのは、英語発音指導士®の資格をお持ちの、英語発音トレーナー相澤真耶さんです。

 

英語発音指導士® なるものを、まやさんを通して初めて知りました。一般社団法人国際英語発音協会という組織による認定資格のようです。協会が主催する「EPT® 英語発音テスト」で90点以上を取得すると参加可能な認定コースを経て、初めて「英語発音指導士®」を名乗ることができるようです。

 

英語発音指導士®を目指してはいないが自分の英語発音を評価してほしい、という場合も、「EPT® 英語発音テスト」が受験可能です。私はまだ受験したことがないのですが、そのうち受験してみたいな…と新たな目標ができました。

 

協会のサイト内に、テストの課題文と参考音声も掲載されているので、日々の発音トレーニングにも活用できそうです。課題文は四半期ごとに変更される模様。

 

音声配信プラットフォームVoicy

まやさんのことは、友人の紹介で聴き始めた音声配信プラットフォーム「Voicy」で知りました。まやさんは「発音トレーナーまやの英会話」というチャンネルを運営されているパーソナリティさんでもあります。(Voicyでは発信者を「パーソナリティ」と呼んでいます。)

 

まやさんのチャンネルは、比較的最近聴き始めたばかりなので、まだ過去の配信を聴ききれていませんが、記憶が正しければ…小学校中学年の頃、親御さんのお仕事の都合で日本を離れ、トルコのインターナショナルスクールに通われていた経験が、現在のキャリアに大きく影響しているようだ…と理解しています。

 

発音トレーナーまやの英会話」では、発音を中心に、毎日バラエティ豊かな英語を絡めた話を聴くことができます。ちょっと英語に触れたい、という方も、しっかり英語を勉強したい、という方も、どちらであっても、たのしく学べるのでは…と個人的には感じます。

 

私が気に入っているシリーズ 

  • まやミシュラン
    まやさん(とご家族)が食べたおいしいもの紹介。英語もちゃんと出てくるので、おいしい話を聴いているだけなのに、ちゃんと勉強にもなります。
  • 発音記号解説
    まやミシュランと比べるとがっつり勉強な内容。まやさんご自身が苦労された経験から、説明がとてもわかりやすい、というところが推しポイント。
  • 英単語深堀
    1つの単語を深掘り。新しい発見があったり、なじみのなかった言葉が身近になったり、自分ではなかなか1つの単語に時間をかけられないのでありがたい。
  • バイリンガル雑談
    ご家族との日常の1コマの会話部分だけを英語で、残りは日本語でお話。IT&ビジネス英語ばかり勉強している私には新鮮です。ネイティブはこう表現するのか…とネイティブ感覚ゼロなので勉強になります。

 

プレミアムリスナー

Voicyは2023年7月現在、多くのチャンネルが基本的には無料で聴くことができますが、パーソナリティさん単位で「プレミアムリスナー」という有料リスナーに参加することができます。

 

料金はパーソナリティさんごとに異なります。まやさんの場合は(Webブラウザからであれば)月額600円です。アプリからの場合は、Google/Appleへの料金が追加されるので、どのパーソナリティさんであっても、Webからの参加がお得です。

 

発音トレーナーまやの英会話」のプレミアムリスナーになると、無料リスナーでは聴くことができない配信を聴くことができたり、英語の音声を録音して提出すると、フィードバックを受けられる、など、たのしみの幅が広がります。

 

自分の英語発音に対するフィードバックだけでなく、別のリスナーさんに対するフィードバックでも、みんなに参考になるようなフィードバックをされているので、とても勉強になります。

 

プレミアムではどのような話をしているのか?は、一覧からタイトルを確認することができます。タイトルをクリックすると、(設定されている場合には)さらに詳細なチャプターが確認可能です。

 

差し入れ

発音トレーナーまやの英会話」のプレミアムリスナーさんであっても、発音フィードバックの提出はせず、聴く専門(サイレントリスナー)の方もいらっしゃるため、そのような方々への配慮から、フィードバック希望者は、「差し入れ」をするプロセスが確立されています。

 

「差し入れ」は、Voicyが提供する、リスナーからパーソナリティさんに気持ちを贈ることができる課金機能です。

 

フィードバックのための差し入れ金額については決めはなく、金額の大小でフィードバックに差はありません、とのことです。2023年7月現在の情報なので、ご覧いただいているタイミングによっては変更されているかもしれません。人数が増えてくるとプロセスの変更も必要になってくるであろうと想像します。 

 

フィードバックの内容

前置きが長くなりましたが…ここからが本題です。

 

とにかくほめてくれます

まやさんのフィードバックは、とにかくほめてくれます!

 

いったいほめるところがあるのだろうか…という私の発音でもたくさんほめていただきました。歳をとってほめられることなどなかなかないので、ただただうれしい。たくさんの方に経験してもらいたいです。息子がもう少し大きくなったら or 英語のやる気をみせ始めたら、息子もプレミアムリスナーに参加させたい。

 

息子は今はほぼ毎日Duolingoに取り組んでいますが、完全にカタカナ英語です。早く発音の重要性に気づいてほしい…。
 

課題も見つけてくれます

もちろんほめるだけではなく、改善ポイントもきちんと指摘・説明してくれます。

 

あれもこれもというような指摘ではなく、ポイントを絞ってくれるので記憶に残ります。ポイントが絞られていることで、改善の取り組みもしやすく、何度もフィードバックの依頼をされているリスナーさんたちの気持ちがわかるような気がします。

 

中にはすでにすごくきれいな発音をされる方もいて、私には課題がまったく判別できないのですが、そのような方であっても、改善ポイントを見つけて説明されていて、すごいという以外の言葉が見つかりません。

 

発音以外の部分への言及も

今回、私が提出した音声のお題は「自己紹介」でした。プレミアムリスナーになって間もなく、社交的な性格ではないので…自己開示のよい機会だと思って、勇気を出して音声提出しました。

 

自己紹介には、こんな内容を含めるとよいでしょう、という案内が事前にあったので、それを参考に、思いつくまま英文を書き、録音してみたら5分超過…。すでに提出済みのみなさんのテキストをみると、人柄が伝わるのに短くまとめられていて、焦りました。長すぎる…。練習する時間もないし…。

 

結局8割方削除して、無味乾燥な自己紹介になってしまった…と後悔していたら、音声フィードバック前に、このブログの一部をまやさんが紹介してくださいました。ありがとうございます…。

 

発音とは別にほめていただいたところその1

英語:Dragon-san from 海外キャリアの教科書 brought me here.

日本語:Voicy『海外キャリアの教科書』のパーソナリティ龍さんの紹介でまやさんの番組を知りました。

という文の「brought me here」という表現をほめていただきました。

 

この表現、もう何年前のことか覚えていませんが、アナウンサーの小川彩佳さんがインタビューで使用されていたものです。「何がきっかけで今この場にいるのか」というような質問をしたい場合、「きっかけ」という日本語にひっぱられて、適切な英語が私にはぱっと思い浮かばなかったのですが、この表現を聞いたときに、自分が言いたかったのはこれだ!とすごくしっくりきて、自分でも使うようになった好きな英語表現のひとつです。

 

小川彩佳さんは、まだ新人だったと思しき頃、テレビの生放送で「相対取引(あいたいとりひき)」を「そうたいとりひき」と言ってしまい、共演していた田原総一朗さんからチクっとされていた記憶が鮮明に残っていたのですが、その後は良好な関係を築かれているようなので、すごく努力されたのではないかと想像します。漢字の読み方は専門によっても違ってくるので、純粋日本育ちでも難しい…と思います。

 

発音とは別にほめていただいたところその2

英語:I like listening to his small good stories and passion for work.

日本語:龍さんの日々のエピソード・トークや仕事に対する熱い話が好きです。

という文の「small good stories」をほめていただきました。

 

これも私のオリジナルではなく…20年以上前に読んだ、アメリカの短編小説家 Raymond Carver の「A Small, Good Thing」から着想を得ています。村上春樹さんが日本語に翻訳をされていて、日本語のタイトルは「ささやかだけれど、役にたつこと」です。

 

この村上春樹さんの翻訳もすごく好きなのですが、「ささやか」という日本語は、自分に向けて使う分にはよいものの、人に向けて使うのはやや抵抗を感じます。しかし「small」という英語には謙遜のニュアンスを感じないため、自分が言いたいことにぴったりな感じがします。

 

「エピソード・トーク」という日本語(?)は、龍さんがよく配信の中で言っている言葉をそのまま使用しました。

 

村上春樹さんはたくさん英日翻訳もされていますが、翻訳のなかではRaymond Carverが一番好きです。トルーマン・カポーティの英語がうつくしいと村上春樹さんは言っているのですが、私の英語レベル&感受性では、まったくわかりません…。Raymond Carverは原文の英語も平易で、村上春樹さんの日本語とすごくマッチしていて、翻訳ものを読んでいるという違和感がまったくありません。

 

発音とは別にほめていただいたところその3

英語:moved to a location near Tokyo

日本語:首都圏に引っ越してきました

 

…のように、提出した日本語文と英文が完全には一致しない、という部分がいくつかあり、翻訳ツールではないのかな、とほめていただいたわけではありませんが…ポジティブに受け取りました。

 

日本語があると、日本語に引っ張られてしまって、語彙力が圧倒的に不足している英語では文章が書けない、でも日本語なしで最初から英語で書く分にはなんとなかる、ということを発見して以来、言いたいことの内容だけ考えたら、英語で書く必要があるときは最初から英語で書いた方がらくなことに気がつきました。

 

DeepL翻訳は優秀だと同僚に言われて使ったことはあるのですが、英→日はともかく、日→英はあまり好きではなくて、ほとんど使うことがありません…。

 

ただ、ChatGPTはもう別物です。日本語で詳細に指示を与えれば、8-9割方満足な英文が返ってきます。しかし雑な日本語を渡すと、期待した英文は返ってこないので、今のところ私の最適解は、自分でガーっと英文を書いて、ChatGPTに修正してもらう、です。日本語を考えるのも時間がかかるので…。

 

I find listening and speaking challenging in my work という英文は、ChatGPTにこちらのほうが自然だと直された部分です。I find xxxは最近ようやく使えるようになってきた表現で、以前は、I feel xxx と言っては、オンライン英会話の先生に、I find xxxと直されていました。   

 

 

おすすめポイント

Voicy and/or「発音トレーナーまやの英会話」をまだご存知ではない方は、まずは無料で聴いてみる、というのもおすすめですが、(Webブラウザからであれば)月額600円+フィードバックをお願いしたいときは「差し入れ」しかかからないので、英語発音フィードバックを受けてみたい、という方は、プレミアムリスナー登録もおすすめです。

 

月単位なので、迷って時間を消費するよりは、まず試してみる、ということが気軽にできる価格設定ではないかと思います。

  

「先日、初めて、自分が話す英語の発音についてフィードバックをもらう、という経験をしました。」と冒頭に書きましたが、発音の課題は前々から感じており、若かりし頃、「英語発音矯正ハミングバード」という都内のスクールにすこしだけ通ったことがあります。自分には合わなくて、継続できませんでした。費用もそこそこ高かったような…。

 

フォニックスの本を買って独学を試みたこともありますが、これも挫折…。単調だし、改善しているのかいないのか、自分ではさっぱりわからない。

 

今回も、続けられるだろうか…と迷いつつ「発音トレーナーまやの英会話」のプレミアムリスナーに参加してみましたが、自分のペースで学ぶことができ、同じく学習中のリスナーさんたちのVoicyへのコメントや、SNSでの発信に触発され、そして今回のような発音フィードバックもあり、独学のよさとコミュニティのよさの両方を感じています。

 

是非みなさんもほめられ体験してみてください。

 

  

2023年7月吉日

 

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