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小2息子 個別指導学習塾へ


こんにちは、にわです。
現在、小2の息子。昨年、当時小学5年生の子をもつ友人と、私立中学1年生の子をもつ友人のママ友と話をする機会があり、すっかり感化されて、その後、集団指導学習塾の案内を取り寄せ、1-2か月ほど通塾させてみたのですが、我が家には合わないな…と思ってすぐやめ、気がつけば1年が経過していました。

 

その後、紆余曲折あり、7月の下旬から、個別指導学習塾に週1度、通い始めました。個別指導学習塾に通い始めた経緯などについて記録しておきたいと思います。

 

我が家が塾(と息子)に期待すること

件の友人と友人のママ友は「絶対私立」派なのですが、我が家は絶対とまでは思っていないので、中学受験しない可能性も多分にあるのですが、義務教育の勉強だけは確実に身につけてほしい、という点で、夫と私の意見はめずらしく一致しています。

 

少子化といえど、息子の通う小学校の1クラスの人数は30人を超えており、学校の授業だけでは少々足りないのでは…と不安に感じています。

 

地方では、私立よりも公立が人気だと何かで見かけたのですが、我が家は首都圏住まいなので、教育熱心なご家庭の多くは、私立を検討していると思われます。我が家は「教育熱心」という部類には入らないとは思いますが…息子に合う進路について、できるだけ選択肢を提示することくらいはしていきたい。

 

今後、息子の受験したいという意志や、相応の学力が伴ってくるのであれば、中学受験を考えるかもしれませんが、今のところ、受験は第一目的ではありません。通塾させる我が家の目的は、現時点では主に以下の3つに集約されます。

 

勉強するときは勉強に集中してほしい

家庭学習は年中から始め、これまでは私が書店で選んだ紙のドリルや、タブレット教材のスマイルゼミに自宅で取り組んでいました。勉強は基本的に毎日するものである、という習慣はすでに息子には身についているように思います。が、勉強の途中で、急に関係のない話を始めたり、ぼーっとすることがたびたびあり、気になっています…。

 

そんな折、小学校2年生前期の授業参観の機会があり、ここでも先生の話を聞いていなかったな!と思われる素行が見受けられました。

 

公立小学校の低学年の授業はまだ簡単なものばかりなので、現状、授業についていけないということはないのですが、この姿勢が習慣化してしまうと、この先、授業がすこし難しくなってきたときに、ついていけなくなることが懸念されるため、勉強をするときは勉強だけに集中する、という姿勢を習慣づけさせるため、先生と1対1の個別指導学習塾を選択しました。

 

さすがにずっと見られていたらぼーっとできないでしょう!

 

基本をきちんと理解してほしい

スマイルゼミは簡単すぎる、というレビューをしばしば目にしますが、息子にはちょうどよいレベルでした。

 

発展クラスという、応用問題的な講座も追加でとっていたのですが、すこし考えないと解答できないような問題は、正答率低めな息子。基本を理解していない and/or 考えることができていない、のが原因だと感じています。

 

たぶん理解していないな

 

と感じた部分は説明を試みるものの、これがなかなか難しい。自分が中学生だった頃、ずっと理科が苦手で、授業を聞いていて、いまひとつわからないと思っていた時に、いろいろな角度から説明を試みてくれた先生がいて、とある説明で急に「あっ」と理解できた瞬間があり、以降(変な日本語ですが…)正しく理解できればわかることがわかって、理科が苦手科目ではなくなりました。

 

教える上手い/下手があるのだ、とこのとき実感しました。塾のレビューサイトを見ていると、

 

結局、個々の先生次第

 

という印象が強いものの、どんな先生に当たったとしても、夫や私から教わるよりは、素直に話を聞くことができるのではないかと淡い期待をもっています。

 

学ぶ・理解する・たのしいを実感してほしい

息子は今、比較的素直に家庭学習に取り組んではいるものの、気分が乗らないときもあるし、友だちと遊ぶ約束があれば、確実にそちらを優先するし、親がなんとかコントロールして、時間を作るようにしているため、義務・習慣として取り組んでいる、という状態です。

 

息子自身はまだ、これが自分自身のためだという認識は一切ない、と息子の言葉の端々から感じます。義務・習慣から、たのしみとして、あるいは、少なくとも自分に必要なことだと理解して自ら学ぶ、というように変化してくれることを期待しています。

 

この部分は、塾である必要があるのか?なんとも言えませんが、1対1の個別指導であることで、息子の理解度にフォーカスして教えるプロが息子のためだけに教えてくれる、という点に投資していると考えています。

 

不規則勤務なので、平日に仕事が休みのことがたびたびあり、しばしば息子の登下校のお供をするのですが、息子に限らず、小学校低学年の子たちはみんな、まだ自分の欲望に忠実で、自分の話を聞いてくれ、自分がやりたい、自分が優先だ、という感じなので、自分だけにフォーカスしてくれる個別指導の先生は、そういう彼らの欲を満たしてくれ、学習がたのしいと感じる一助となるのではないかと思います。

 

集団指導学習塾をやめた理由

息子の性格に合わないと判断

昨年、1-2か月ほど通わせていた塾は、早稲田アカデミーなのですが、私が感じた息子に合わないと思ったところ。

 

  • 問題が難しすぎる
  • 宿題が多すぎる
  • 理解できていなくても先に進んでしまう

 

小さい頃から幼児教育や知育に取り組んできたご家庭なら、問題ないのかもしれませんが、少なくとも息子には、難しすぎるし、義務教育レベルの学習はきっちり理解してほしいという我が家の方針には合わないと感じました。

 

当然、学校より進みは早いのですが、新しい単元でも説明的なことはなく、スマイルゼミを1学年上げて取り組んでいなければ、ついていけなかったと思います。オンラインで授業を見る機会が2,3回あり、低学年だからか、通学時も最後の10分ほどは親が入室可能だったので、授業の様子を確認できたのですが、受験を意識した取り組み内容で、塾の案内に書いてあったような、地頭や思考力が鍛えられるような印象は受けませんでした。

 

その後、「シカクいアタマをマルくする」のコピーで有名な、日能研はどうだろうかと、無料体験授業に何度か連れて行ってみたところ、

 

息子
ワセアカよりたのしい!

 

と息子はたのしんでおり、まだ小2なので、体験参加の息子を含めて1クラス3-4人しかおらず、内容的にも我が家では取り組まない種類な感じで好印象だったため、2年生の夏休みに夏期講習に通わせてみようかと考えていたのですが、高学年クラスの人数の多さを目にして、低学年の間はともかく、高学年になると、本人の強い意志がない限り、実のある時間にならないのでは…と早稲田アカデミーと同じ懸念を持ちました。

 

集団指導学習塾に通わせても、息子はぼーっとしておわるのでは…という未来がみえる…。

 

日時の融通が利かない

集団学習塾を選択する以上、仕方ないことですが、塾以外にも習い事や、友だちとの遊びの約束もあり、曜日や時間が固定され、費用も高いのに振り替えができない、というのもマイナスポイント。

 

息子は現在、ピアノとインドア・テニスを習っているのですが、ピアノは個別レッスンなので、こちらも振り替えはきかず、そして、人気があるようで、今のレッスンも最後の1枠がようやくとれたような状態で、小学生が通える時間の空きはほぼないため、習い事と塾の日時調整もなかなか大変です。

 

インドア・テニスは進級すると、レッスンの曜日や時間が変わり、塾も1年生は金曜日だったのに2年生になると火曜日…のように曜日が変わってしまうので、どこかで時間のやり繰りが理由でなにかをあきらめる可能性が出てくる、という点も気になりました。

 

勉強のために睡眠時間や遊びの時間を削らせたくない

集団指導学習塾の案内を見て、まず驚くのが、5・6年生の授業時間。

 

こんな時間まで勉強して、いつ夕食をたべて、何時間眠れるのだろうか??というスケジュールです。昨年、早稲田アカデミーに通わせた時も、そのまま気に入って通塾させたとしても、高学年になったら、既定のスケジュールでは我が家は無理なので、個別指導か家庭教師に切り替えだろうと思っていました。

 

早稲田アカデミーは6年生になると宿題の量がすごく、0時を過ぎても宿題がおえられないという子がたくさんいる、という話を、今通っている個別指導学習塾の先生から聞いて、早くやめさせてよかったと思いました…。

 

本人がどうしても行きたい学校があって、そのためなら遅くまで勉強することも厭わない、というならともかく、息子は確実にそういうタイプではないので…そして夫も私も睡眠やその他諸々の時間を削って勉強だけに時間もお金も投下する、という気はさらさらないので、受験が第一目的の塾は合わないと改めて認識しました。

 

個別指導学習塾比較

逡巡していた折に、個別指導学習塾というものに行き当たり、資料を集め始めたのが6月。金額が高いということろが一番の懸念点でしたが、集団指導学習塾も、高学年になるとびっくり価格になるし、よくよく見ると、そこまで気の遠くなるような費用ではない塾もあることがわかり、通えそうなところ3,4か所、入塾相談に伺ってみました。

 

どこの塾でも言われて驚いたのは、中学受験をするのであれば、集団指導学習塾をすすめられたこと。個別指導学習塾のほうが効率がよいとばかり思っていたので、びっくり。個別指導学習塾は、学校の授業についていけない子や、集団指導学習塾の授業についていけない子の補習的位置づけ、というのが一般的なようでした。

 

息子は現在のところ、そのどちらでもないのですが…個別指導学習塾は我が家のニーズには合っていそうなので、個別相談したうちの1つに7月下旬から通ってみています。入塾にあたって検討したことは以下。

 

1対1か1対複数人か

できれば1対1がよいのはもちろんなのですが、個別指導を謳っている塾でも、先生1人に対して生徒2,3人というケースが多かったです。

 

1対1でないと結局、聞きたいときに質問できないとか、別の生徒の相手をしている時間は自習のような状態だとか、先生側も、専門ではない教科を見なくてはならないので、上手に教えられない…というような問題があるようです。

 

息子が現在通っている塾は、1対1なので、1対2-3だとどうなのか、わかりませんが、我が家としては、この部分はそこまでこだわりはありません。集団指導と比較すれば、全く問題なかろうと思っています。

 

日時の融通が利くか

日時の柔軟性については、どの個別指導学習塾を選んでも、概ね、問題ないと思います。我が家が検討した塾も、すべて、融通が利くところでした。最初に決めた曜日や時間で都合が悪くなれば、変更可能だし、単発で都合が悪い場合には、振り替えもできる、というところばかりでした。

 

これは集団指導学習塾にはない利点です。1回の授業料はいいお値段なので、無駄にしたくはないけれど、体調が悪いときや別の予定があるときなどまで無理はさせたくはないので…。

 

何科目教えてもらえるか

これは塾によって異なる模様。

 

今通っているところは、基本は1コマ1科目、と言われています。理由は、国語であれば国語が専門の先生を割り当てているため、ということでした。

 

息子は読解力に難があると思われ、思考力を鍛えたほうがよさそうなので、国語を選ぼうかと思っていたのですが、塾からは受験を念頭におくのであれば、算数のほうが差がつきやすいので算数がおすすめであると言われ、息子からも

 

息子
ぜったい算数!

 

と言われたため…結局、算数を選択しています。計算が好きで、興味のないことが書かれた活字を読むのが面倒らしく、国語を毛嫌いしています…。

 

息子はまだ小2なので、低学年のうちは、希望があれば、国語と算数の両方でも構いませんと言われています。しかし高学年になると、教科の専門の先生が教える必要があるため、科目を増やしたい場合は受講数を増やすように言われています。が、2コマになるとヒラ社員の給料では継続困難な金額なので、増やす予定はありません。

 

塾から提供される家庭学習用の教材は、全科目網羅はされており、好きなだけ印刷して持ち帰ってよいと言われています。授業がない日に自習室を利用することもでき、空いている先生がいれば先生に質問してもよいし、低学年であれば、事務員でもおそらく対応できるので、事務の方に質問してもよいとのことでした。

 

別の塾では、授業内で教えてもらう科目は何科目でも構わない、というところもありました。教えてもらう教科だけでなく、全教科含めて学習計画を立ててくれるというところもありました。 

 

思っていたより手厚い

 

費用には何が含まれるのか

これも塾により違うのでしっかり確認が必要です。

 

今通っているところは、月謝以外の費用は、授業のコマ数を増やさない限り発生しませんが、相談に伺った別の塾では、「月謝」として表記されている金額には授業料のみが含まれ、ほかに、毎月、設備使用料・教材費用・テスト費用等々、細かい金額がのっていき、最終的に、検討していたほかのどこよりも高額に…というケースがありました。

 

集団指導学習塾では、夏休みには夏期講習が、冬休みには冬期講習があり、基本的に全員参加を要請され、通常の月謝にプラスして費用が発生する、という仕組みが一般的かと思いますが、個別指導学習塾では、あくまで1コマ〇分〇円、がベースで、長期休暇中にコマ数を増やすのであれば、その分、請求金額が増え、増やさなければ、いつも通り、という仕組みのところが多いようでした。

 

明朗会計で安心

 

今後の予定

今通っている個別指導学習塾は、授業風景を見学することはできないので、授業中の様子はさっぱりわからず、連絡帳や持ち帰ってきた教材から様子を伺うしかないのですが、息子の性格からして、集団指導学習塾では、ぼんやり時間が過ぎてしまう可能性が高いので、しばらくこのまま続けてみようと考えています。

 

息子の様子

先日、連絡帳で、授業中の様子を質問してみたところ、「前のめりで授業も聞いており、問題にも積極的に取り組んでいます!」と返信がありました。真偽のほどはわかりませんが…塾長さんの言葉を信じたいと思います。

 

息子自身もとくに嫌がることもなく(かといって早く行きたい!ということもありませんが…)通っており、塾から帰ってきたときに、たまに、

 

たのしかった?

 

と聞いてみると、

 

息子
たのしかった!
息子
先生がやさしかった!

 

などと述べているので、行くまでは友だちと遊べなくてツマラナイ気持ちなのでしょうが…行ってしまえばたのしく過ごせているようで、息子には合っているのではないかと思います。

 

打たれ弱くて自己評価が低く、叱られているわけでもないのに、間違いを指摘されるとすぐ涙ぐんだり落ち込んだりしてしまうので…他人と比べず、息子のペースで進められて、たくさんほめてくれるやさしい先生を割り当ててもらっているため、まずは学ぶことにたのしさを見出してほしいと思います。

 

金銭面の課題

集団指導学習塾に比べて費用は高めなところが我が家にとっては難点で、今の塾は6年生になると週1回80分授業で4万円超、週2回にすると8万円超と、我が家の支払い能力をはるかに超えてしまうので、金額が上がり始める4年生前に、別の個別指導学習塾に転塾予定でいます。

 

今の塾に決める前、転塾予定の塾とどちらにしようか迷ったのですが、転塾予定の塾は6年生まで金額が変わらないので、ひとまず金額が高いほうの塾を、金額が安い低学年のうちに試してみることに。今ひとつであればすぐ転塾、と思っていたのですが、とくに現在不満はないので、このまましばらく継続し、来年、3年生の夏休みか冬休みか、入学金無料キャンペーンをするであろうタイミングで乗り換えを予定しています。

 

今のところ、息子自身に中学受験の意志はなく、勉強に対するモチベーションも高いわけではないので、そもそもの我が家の方針である「義務教育の勉強だけは確実に身につけてほしい」という点にフォーカスすると、それなりの金額で、必要なサポートがある程度受けられる塾、というのが妥当かなと判断しています。転塾先は、そのあたりの条件が合いそうなので、冬にはどのようなキャンペーンが張られるのか、今から確認しておかなければ、と思っています。

    

2022年9月吉日

 

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