こんにちは、にわです。
両親の金婚式祝いのため、両親・姉家族3人・我が家3人の、3世帯合計8人で軽井沢に一泊旅行に行ってきました。
3世帯での旅行はこれが最後かもしれないので、私が事務処理中に感じた不満とともに…記録に残したいと思います。
目次
親からの申し出
父親は、欲しいものは自ら要求するスタイルなので、
…というようなことを子どもの頃から言われていましたが、今回も、
と本人から申告が昨年ありました。
母親も「姉兄はみんな、配偶者のどちらかが死んじゃって、50年両方元気なのはお母さんたちが初めて!」と喜んでおりました。
完全に生活習慣病体型でヘビースモーカーの父親が70歳過ぎまで生きているとは、40年前は誰も思っていなかったと思います。
費用は両親がもつと言われたのですが、さすがに年金暮らしで貯金もさほどないことを知っている祝いの主役である両親に出させるわけにはいかないので、姉と相談して2人で折半することにしたのですが、結局、当日、多額の現金を渡されて、姉と私の持ち出しはほとんどなしとなりました。
何かの保険金がおりて臨時収入があったらしいです。すぐ使ってしまおうというところが自分とは全く異なります。
小3息子のお気に入りの箱根のホテルに来年も行く予定なので、両親も誘って、今回支出するはずだったお金は使いたいと思います。
新幹線の予約が不便だった
姉はパソコン操作もお金の勘定も苦手なので、旅の手配は9割方私が実施したのですが、新幹線の予約がすこぶる不便でした。頻繁に利用しないにも関わらず文句を言って申しわけないのですが、同じように思っている利用者はそこそこいるのではないかと思うので、いち利用者の感想を残したいと思います。
不便に思ったところ:
・1か月(+1週間)前からしか予約できない
・往復で予約できない(往路の1か月前に予約すると復路はまだ1か月前になっていないから)
・えきねっとは6名までしか一度に購入できない
・Chromeではえきねっとの認証がおかしい(プライベートモードもしくはEdgeはOKでした)
・お先にトクだ値の仕組みがよくわからない
主な不満はこの5点です。
大抵の宿は半年前には予約でき、新幹線の予約に合わせて宿を取ろうとすると予約がいっぱいで取れない可能性があるため、半年前に宿だけ予約し、新幹線は1か月+1週間前に予約しました。
新幹線がどのくらい混むものなのかわからないため、Googleカレンダで予約受付開始日にアラームセットして、いろいろな人のブログや公式案内にも目を通し、何日か前から購入シミュレーションを行いました。
準備万端で予約に臨んだ気でいましたが、お先にトクだ値の仕組みがよくわからず、第3希望まで日時や車両の希望を設定できたため、できるだけ30%オフがとれるように時間をずらしたりしてしまいましたが、1週間後の当落確定タイミングで、2席だけ30%オフで購入でき、残り6席は第3希望まで全滅で通常料金での購入で予約成立していました。
こういう確定の仕方となると、我が家のように6人を超える予約を複数回に分けて予約申し込みする必要がある場合、希望はすべて同じ日時の新幹線にしておかないと、別の新幹線で予約成立してしまう可能性がある…ということに気がつき、復路分の予約は一旦すべてキャンセルして、予約申し込みし直しました。危ない危ない。
往路は2席しかトクだ値で予約成立しなかったので、どれだけ混んでいるのかと思ったら、座席指定画面をみると、2車両まるまる空いていたので、トクだ値枠が少ないだけ、ということに気がつきました。そして、がらがらの車両の席を指定しようと思ったのですが、トクだ値で予約成立した席は別の席に変更できず、残り6名をトクだ値の2名の席に寄せて指定しなくてはなりませんでした。8名分並んでとるのはぎりぎりでした。
復路は1名も30%オフで予約成立せず、10%オフが2名、残り6名はまたも通常料金での予約成立でした。
「新幹線eチケット」でしかトクだ値の申し込みができないと書かれていたため、事前に全員のSUICA番号を入手し、6人分だけマイページで事前登録。残り2名はどうすればよいのかわからないため、父親のメールアドレスで、念のため、えきねっと登録しておきましたが、SUICA番号は購入後の紐づけも可能だったため、予約は1つのアカウントで実施可能でした。
往路は6人と2人の2回に分けて予約しましたが、復路は8人まとまった席を確保できない可能性を考慮して、世帯ごとにわけて2人・3人・3人の組み合わせて、3回に分けて予約。事務作業は苦手なほうではないものの、うっかりしたところがあるため、日時を間違えていないか、何度も確認して、すっかり消耗…。
SUICAで新幹線の改札を通ることができるのは楽ちんでしたが、この予約システムはもう少しなんとかならないものかと思いました…。
宿泊先はあまり融通が利かなかった
商品やサービスにネガティブな印象をもったときはブログに書くことを控えているのですが、読者の人数も限られるので、今回はちょっと率直な感想を書きたいと思います。万が一、今後、このブログがすごく読まれるようになったら非表示にしますが、今は大して読まれているわけではないため害はないはず…。
今回お世話になったのは、星野リゾート 軽井沢ホテルブレストンコートでした。
軽井沢には星野リゾートのホテルが3つあるようで、ハイエンドではなく、ミドルレンジと思しきクラスのホテルです。
まず行き先を軽井沢に決めてからホテルを探してこちらに決めました。予算と朝食がおいしそう、という理由です。いくつか候補は設けて、姉にも確認しましたが、姉も星野リゾートは泊まったことがないから泊まってみたい、ということで決定。(両親はこだわりないので確認せず)
「星野リゾート」と聞くと、やはりちょっと期待が高まります。
しかし予約の時点で、意外と融通利かないのだな…とがっかり。両親2人と姉家族3人、我が家3人で姉の旦那さんはフリーランスでぎりぎりまで仕事の都合でキャンセルの可能性がある、ということを考慮して予約をする必要がありました。
予約の埋まりが早そうだったので、一度に3部屋予約したかったのですが、一度に予約すると、あとから1名だけキャンセルはできず、3部屋全部キャンセルになるので、分けて予約するよう案内されました…。えーっと思いましたが、末端の人にごねても仕方ないので、素直に従うことに。
軽井沢ホテルブレストンコートは子ども料金設定がないため、小3の息子も大人と同額でした。それはまあよいとして、息子はすこぶる寝相が悪いので、夫と息子を挟んで寝るスタイルを想定して、ダブルのローベッドのテラスヴィラを3人で宿泊(もちろん料金は3人分で)できないかと質問したのですが、2人部屋は2人しか宿泊できません、との回答…。2回目のえーっでした。
3人以上宿泊可能なスタンダードコテージはローベッドではなく、ベッドをくっつけられる感じにも見えなかったので、息子が転落する心配があり、いろいろ考えた結果、スタンダードコテージで4人分予約(姉家族3人と私)、両親はテラスヴィラのツイン、夫と息子はテラスヴィラのダブル、という内訳で予約。
予約通りの内訳で一旦わかれたものの、テラスヴィラはテレビがなく、テレビっ子の両親はテレビがあるスタンダードコテージを希望し、我が小3の息子は姉の21歳の息子と寝たがり、姉の旦那はローベッドを所望し、と結局、3部屋の内訳は思い思いに使うことになりました。
ロビーのある本館のようなところは、とてもきれいで落ち着いた雰囲気なのですが、コテージやヴィラは少々古いのかな…という印象でした。アメニティや備品も少々古め。部屋に置いてあるパジャマは、色あせてウエストのゴムや紐もよれよれしていて、なぜ買い替えないのか疑問…。
部屋の予約の際に、宿泊者の年齢や性別を登録したにもかかわらず、子どもサイズのパジャマやスリッパは用意されておらず、フロントに電話してもってきてもらう必要がありました。
古くても手入れが行き届いて入ればまったく気にならないのですが、宿泊したテラスヴィラの室内浴室の窓のところに長い髪の毛が残っていて、一気にテンションが下がりました…。私がホテルに求めるのは、水回りとベッドの清潔さと食事がおいしいことだけなのですが、結構な割合でがっかりすることが多いです…。
朝食は期待通り、とてもおいしかったし、ホテルのスタッフのみなさんも親切でよい方たちでしたが、お値段的には息子のお気に入りの箱根のホテルや、春に宿泊した長崎の伊勢屋よりずっと高いのに、箱根や伊勢屋では対応されていたことが対応されいないことが際立って、少々残念でした。
タクシー不足問題
お昼頃、軽井沢に到着するので、新幹線の中で「ちもと」で昼食にしようと話していたのですが、なんとお休みでした…。
駅前のタクシー乗り場では、タクシーが1台しかなく、先に姉夫婦と両親が出発。ライドシェアが昨今話題ですが、軽井沢でもタクシーがなかなかつかまらない問題に遭遇。しばらく待って2台目のタクシーに乗り込んだところ、運転手さんに「今日ちもと休みですよ」と言われる…。Googleで営業中と表示されているのを確認して決めたのに…。
しかしもう姉夫婦と両親は「ちもと」に向かってしまっているので、我々のタクシーも「ちもと」方面に向かってもらい、姉に電話。「ちもと」より手前(駅寄り)に、有名蕎麦屋の川上庵や、うどんが食べられる「つるとんたん」があったので、その辺りで待ち合わせることに。
母親は蕎麦が食べられないため、蕎麦以外のメニュもある店を急遽ネットで姉が探して入店。思わぬハプニング。
軽井沢駅前から、一番にぎわっていると思しきところまで、高齢者が徒歩で往復するのはなかなか厳しいので、シャトルバスでも頻度高めに運行してくれればいいのになあと思いましたが、ないということはそれほど利用者がいないということなのだろうか。
車を運転しない我が家にとって、ライドシェア解禁が待たれます。
もちろんよいことも多々ありました
せっかくのお祝いイベントで不満ばかり述べてしまいましたが、とくに初日は天気にも恵まれ、肝心の両親もとても喜んでくれたのでよかったです。
両親はよくもわるくも大らかなので、与えられたものに対して不満を表出するようなことはほぼありません。昔はなんとも思わなかったけれど、なんでも喜んでくれる、というのは、すごくありがたいことだと今はしみじみ思います。
10月初旬の軽井沢、気候的には、東京よりやはり寒いと感じました。
2日目は風もちょっと強かったからかな…と思っていたのですが、東京に戻って、夜なのに昼の軽井沢より全然寒くなく、明らかに空気の温度が違う、と感じました。
ホテルではチェックイン時に滞在の理由を記入する欄があったため、両親の金婚式のお祝いであることを書いたところ、朝食のプレートにお祝いの文字を書いてくれたり、写真撮影をしてくれたりしました。
母親以外、軽井沢自体が初めてだったのですが、蕎麦をたべたり、林檎スイーツをたべたり、高齢の両親がどのくらい歩けるのか少々心配していましたが、軽井沢の街の中を散歩したり、ゆったり過ごすことができました。
夕食は、ホテルから歩いていくことができる、ハルニレテラス内のベーカリーレストラン沢村を予約していたのですが、沢村、とてもよかったです。アラカルトメニュも豊富で、満腹。
息子と夫は食べるのが遅いので、トンボの湯に行く時間を考慮して、夕食は17時半に予約。20時前後に店を出たと思いますが、この一帯は森の中で真っ暗なので、自宅エリアでは見ることができないような星空が広がっていて、みんなびっくり。
両親と姉が宿泊したスタンダードコテージは、コツコツ音がするので何かと思ったら、どんぐりが落ちてくる音とのことでした。コテージ周辺はどんぐりがたくさんあって、小3息子は大喜びでビニール袋にどんぐりを集めていました。(どんぐりの一部は近所の同級生のお友だちへのお土産に…。)
と何度も言う父。
クマってどんぐりを食べるのですね。知りませんでした。
父親はビートルズが好きなので、ジョンレノンで有名なカフェか万平ホテルにでも行こうかというプランも考えていたのですが、万平ホテルは改装中で、ジョンレノン・カフェは高齢者には徒歩では難しくタクシーもつかまらないので、別プランに切り替え。
2日目は、ホテルの朝食をたくさんたべて、昼食は遅め、なうえに息子と夫はたべるのが遅いという想定のもと、夕方の新幹線を予約していたのですが、東京に18時頃到着するため、夕食はみんなで焼肉を食べたいと前日に母親が急遽提案。
姉の旦那さんと21歳の息子は、焼肉をたべたいという理由で昼食は抜き、両親は(とくに父親が)歩き疲れてしまったので、駅に近いカフェで軽めの昼食をとるだけとなり、時間がだいぶ余ってしまいました。
新幹線の時間変更はできそうだったので、時間変更しようかと調べていたのですが、姉も両親も、待合室で時間つぶせばいいからいいよ、ということで予定通りの新幹線で帰宅。こういうところをまったく責めないのが私の家族のよいところです。よい方向にも悪い方向にも…大らか。
最後は8月に母親の誕生日会をした地元の焼肉屋さんでみんなたらふく食べて解散しました。両親のよき思い出になればよいです。
2023年10月吉日