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火災保険と地震保険の検討メモ

 

こんにちは、にわです。
1月だったか2月だったか、父親から、自宅(両親宅)マンションの火災保険と地震保険が3月下旬に期限を迎えるが、更新しようか否か迷っているとの相談を受けました。

 

自分のことはそれほど真剣に検討できないのですが…頼まれごととなるときちんと調べないわけにはいかず、調べた結果、自分にも学びがあったので、次回2031年6月の自宅マンションの火災保険・地震保険更新に向けて、メモを残しておきたいと思います。

 

 

2022年10月 火災保険の10年契約廃止

2022年10月に、火災保険の10年契約が廃止されていたということを、みなさん、ご存じでしたか?私は知りませんでした…。知りませんでしたが、我が家は運よく2021年6月に火災保険を10年で更新契約でしていたため、実質倍増の憂き目には遭わずに済んでいました。

 

今回、親から火災保険の更新を迷っている、と保険会社から届いた見積もりを見せてもらったら、我が家とほぼ同額なのに契約期間が半分の5年だったので、

 

ぼったくられているのでは⁈

 

と心配になり、調査を開始。自宅の火災保険更新時に、もっと最適な保険はないものかとすこし調べていたことと、まだ契約更新から1年経っておらず記憶が新しかったため、金額をなんとなく覚えていたのでした。

 

自宅の更新時に調査した結果、契約中の保険会社の商品よりお得な契約は見つけられなかったので、我が家は特約だけ少し変更してもらって契約更新していたため、同じ保険会社に両親のマンションについても見積依頼。

 

両親が契約中の保険会社の見積もりが高かったので…と経緯を話したところ、「あー、10年契約が廃止になったので、どこの保険会社の見積も同じような感じになると思います。」と教えていただきました。

 

さっそくインターネットで検索してみると、10年契約廃止で長期契約割引がなくなって実質値上げになっているという記事を複数みつけました。全然知らなかった…。

 

  

火災保険で何の補償をつけるか?

そもそも、親は、契約更新しないことも検討していたくらいなので、基本的には起きないだろうと思っている火災の保険に5年契約で10万円以上支払うのはどうなのか…と考えました。今はまだ、年金プラス、満期になった保険などの臨時収入がちょこちょこあるようですが、母親の家系は長生きなので、あと3回は更新する可能性がありそうです。

 

そのたび10万円以上の額を毎回支払い続けられるのか?
とはいえ、不測の事態が発生したときに、我が家の預貯金を取り崩して親をサポートしたことで、息子のやりたいことを制限させるようなことはしたくありません。

 

いろいろ考えた結果、補償内容と金額を厳選して、火災保険と地震保険の5年契約で5万円程度となるように構成しました。

 

建物の支払限度額(保険金額)

当初の契約の50%、設定できる最低金額に減額してもらいました。

 

当初の契約でも、建て替えや買い直しにはまったく足りない金額だったし、建物全損の確率は高くなかろうと、以下のための費用と割り切りました。

  • 部分的な損傷であれば修繕費用
  • 全損であれば仮住まいや賃貸住宅への変更費用

 

家財

建物としてはなんとか住める状態という前提で、損傷を受けた場合に、両親が買い直す必要がある家財の金額プラスαを想定して300万円を設定。

  • エアコン
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • テレビ

 

我が家の両親の必需家財はこんなものなので、150万円もあれば十分なのですが、地震保険の家財保険金が、火災保険の50%になってしまうので、火災よりも可能性の高い地震での家財損傷で150万円はほしいと思い、火災保険の家財は300万円としました。(1口100万円単位で設定が必要でした)

 

水災・水濡れ・盗難・破損

マンションのためかもともと水災は対応されておらず、水濡れはないよりはあったほうがよいものの、保険料を安くしたいという希望と天秤にかけた結果、外しました。水濡れであれば、先方に請求できる可能性もあるし、影響範囲も限られるであろうと判断。

 

盗難も、盗まれるような貴重品は実家にはないので問題なし。破損も自業自得なので、保険ではなく自分たちで賄えばよし。保険はあくまで不可抗力/不測の事態への備え、と割り切りました。

 

個人賠償責任

私が火災保険でもっとも重視しているのは個人賠償責任特約です。これは絶対につけてほしい。火災保険の更新をすすめたのも、8割方これのためです。

 

ベランダから鉢植えを落として、何かを(最悪の場合、誰かを…)損傷した、となったら、どうにもなりません。せめてお金の心配だけはしなくてよいよう、無制限の個人賠償責任特約をつけてもらいました。

 

地震保険の考え方

いかに可能性のありそうな補償を確保しつつ、保険料を下げるか?と見積もりを眺めていて、地震保険の建物に対する保険料が、全体の保険料の50%を占めていることに気がつきました。補償が厚くて高額なわけではありません。地震保険は火災保険の50%の保険金しか下りないので、火災保険ですら、マンションを買い直せるような金額ではないのに、さらにその半額しか出ないうえに、支払う保険料は、火災保険の建物+火災保険の家財+火災保険の特約の金額と同じくらいなのです。 

 

地震のほうが火災よりも発生確率は高そうなのに、というか、だからというか、万が一のときに保険金が支払われても、どうせ家を買い直せる金額は出ないということは、地震保険も、仮住まいや生活立て直しのためのつなぎの資金、と割り切ったほうがよさそうだと考えました。

 

親のマンションが住めなくなるほどの地震が発生してしまったときには、自分たちも含め…首都圏に住む大部分の人たちは自力ではどうにもできない状況だと想像されるため、年金暮らしの両親にとっては、仮住まい先にエアコンやテレビくらい買えるよ、というくらいの保険金があれば、0よりも支えになるかな、と思いました。

 

そんな状況では、我が家もおそらくまったく余裕がないことが想像されるので、当面必要なものは両親たち自身でまかなってもらいたい、という私の思惑も考慮。

 

最終的な契約内訳

最終的に私が選んだ両親の火災保険・地震保険の内訳。 

項目保険料(月)保険金
火災保険・建物
(火災、落雷、破裂・爆発、風災、雹(ひょう)災、雪災)
2.320円700万円
火災保険・家財
(火災、落雷、破裂・爆発、風災、雹(ひょう)災、雪災)
2,350円300万円
火災保険・特約
(個人賠償責任)
2,330円1事故 国内無制限
国外1億円限度
地震保険・家財のみ3,720円150万円

 

5年で保険料53,600円。
20年前に3,500万円くらいで購入したマンションだし、5年後には親も、生きていれば79歳と86歳です。万が一の保険に20年前と同じ補償をつけるより、ちょっとでも浮いたお金でおいしいものでも食べるなり、次の家電の故障に備えるなりしたほうがよかろう…との判断です。

 

いちおう見積もりは数パターンとって、私の考えとともにプレゼンし、私が選んだプランでよいとの合意を得て手続きを進めました。親的には、考えるのが面倒だっただけかもしれませんが…。

  

次回更新2031年6月の自分に向けてメモ

次回、我が家の火災保険・地震保険の更新は2031年なのですが、今回、親のために調べたことが、自分にも役立ちそうです。

 

10年後にはまた法律が変わっている可能性もありますが、現状どおり、5年契約で同じような保険料であることを想定すると、我が家としてもちょっと高いなーと思うので、地震保険の建物補償を我が家も削ろうかな…と考えています。

 

2031年には息子は中学3年生くらい?
私が55歳、夫が58歳、マンションは築30年くらい?

 

これで5年で10万円を超える保険料の支払いはちょっと考えてしまうかな。あくまで保険は保険として、どうするか検討したいと思います。

  

2023年4月吉日

 

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