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小児マウスピース矯正 プレオルソ

 

こんにちは、にわです。
マウスピース矯正詐欺のニュースを知ったばかりではありますが…先日、現在小3の息子のマウスピース矯正の契約をしてきました。

 

現在の状況

息子、乳歯が抜ける前に、永久歯が生えてきてしまったり、小さい頃に指しゃぶりをしていたり、といった影響なのか、はたまた遺伝なのか…上下とも前の4本の歯並びがあまりよくない状態です。乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきてしまった下の前歯2本は、乳歯が抜けてから、徐々にあるべき場所に動いて、だいぶよくなってはいます。

 

しかし、最近の子はあごが小さいらしく、あごに歯が収まりきらない、というケースが多いようで、矯正の相談&事前確認に伺った歯科医院でも、あごが小さいという指摘がありました。

 

上の前歯2本は、間に若干隙間がある点と、出っ歯とまではいかないまでも、やや前に出ているように見えるので、上下とも前歯の4本がもうすこしそろうとよいのでは、と夫と話していました。

 

ただ、食事がしづらいなど、深刻な嚙み合わせの問題などはまったくないので、成長とともに自然に整ってくる可能性もあるかもしれないし、医者不信強めの夫としてはもっと先でもいいのでは…という意見もありました。

 

ワイヤー矯正は大変でした

夫は歯並びが悪くないので矯正未経験ですが、私は歯並びが悪く、子どもの頃に両親から矯正するか何度か意思確認されたものの、100万円くらいかかると聞いて断りました。両親も姉も歯並びは悪くなく、私だけが悪く、自分だけのために100万円なんて…と思ってしまったのですが、やってもらえばよかったと今となっては思います。

 

その後、結局、25歳くらいの頃に、自分で働いて貯めたお金でワイヤー矯正をしました。ワイヤー矯正は時間もお金も体力もかかります…。契約時に100万円くらい、プラス、毎月ワイヤー調整に通院し、5千円ちょっと支払いが発生します。これが1-2年つづきます。

 

私の場合は、歯を動かすために親知らずを何本か抜きました。これが矯正期間をとおして一番たいへんでした。抜歯に時間がかかり、途中で麻酔が切れないかとヒヤヒヤしました。無事抜けたあとも、今度は麻酔がきれて痛み始めるので、食事どころではなく、2本目3本目を抜くときは、1本目の記憶があるので、実に憂鬱でした。

 

こんなに苦労してお金もかけた矯正でしたが、途中、何の断りもなく、研修医と思しき人の説明に使用され(診察で椅子が倒され、目にシートが掛けられた状態のときに、別の人が入ってきて急に講義が始まり)困惑…。

 

通院を始めて1年経過し、歯並びもそれなりに矯正はされたものの、そこまで劇的によくなっている感じもなく、器具をはずされ、あとは維持・調整で半年から1年継続通院しましょうと言われていたのですが、勝手に研修医の説明に使用された不信感と、当時の住まいからそこそこ遠方だったこともあって、通院をやめてしまいました。

 

今になって矯正は維持期間が重要なことを知り、後悔…。

 

矯正するかしないか・いつするのか

自分はもういいのですが、もう少し大きくなったら、息子も歯並びを気にするようになるかもしれないので、下の前歯2本の乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきてしまって以降、息子の矯正を真剣に検討し始めました。

 

しかしインターネット上には、やらなければよかった、という後悔の声も散見されるし、まだ完全に永久歯に生え変わっていないタイミングで開始することの効果がよくわからず…長らく迷っていました。

 

この夏に矯正することを決めるに至ったのは、主に以下の理由によるものです。

 

  • 今年の預貯金計画が順調でやや余裕資金がある
  • 日本もついに物価上昇中なので(給料は変わらないのに…)費用は今後ますます高くなる可能性が高そう
  • 夏休みの予定が(いつもどおり)ない
  • 夏休みは習慣化のよいタイミングかも
  • 最後に歯が抜けてから一向に次の歯が抜ける気配がない
  • 息子がやってもいいと興味を示している

 

息子はまだ歯並びなどの見た目にまったく興味はなく、興味を示しているのはマウスピースを装着する、ということです…。しばらく前に、習い事に向かう途中に通りかかった眼科の入り口に、視力矯正のオルソケラトロジーのポスターが貼ってあり、

 

息子
あれなに?

 

私がたまにしてるコンタクトレンズのようなものを寝てる間に装着して視力をよくする治療だよ

 

息子
やりたい!

 

今視力1.2あるではないか

 

息子
じゃあ目悪くすればいいの?

 

わざと視力落としたらゲームは廃棄処分です

 

息子

 

代わりに歯の矯正はどう?
マウスピースするやつ

 

息子
おもしろそうかも!

 

…というやりとりがあり、本人の協力がなくてはできないので、見た目を整えたいという本人のモチベーションに期待できない今、なにをモチベーションにできるだろうかというのが、マウスピース矯正を小さいうちに始めるにあたってのひとつの課題だったのですが、そこがクリアされたので、やってみようかな、という気になりました。

 

初回検診

そもそもマウスピース矯正ができないケースもあるようなので、迷っているより、とりあえず、診断だけでもしてもらうことに。

 

普段、予防歯科で通っている歯科医院では子どもの矯正の対応はしていないと言われていたので、かねてよりインターネットで調べていたキレイラインKIDSというサービスの提携医院に行ってきました。

 

息子がレントゲン撮影されている間に渡されたパンフレット。「プレオルソ」という矯正器具を使用するようです。

 

 

 

レントゲン撮影や歯科医によるチェックの結果、虫歯もこれといった異常もなく、対応可能とのこと。いくつか気なる点を質問し、その場で契約。マウスピースができるのは2週間後なので、2週間後以降に再診予約をとって帰宅。 

 

費用

  • 初回検診費用 3,500円 ←支払済み
  • プレオルソ(マウスピース)165,000円 ←支払済み
  • 再診費用 3,300円 ←今後の通院で都度発生

 

成長によるサイズ変更や、歯ぎしりなどの摩耗による交換を想定した、マウスピース3個までと、洗浄剤1箱分が契約料金に含まれており、マウスピースは4個目から実費で約5-6万円がかかるそうです。洗浄剤の金額は未確認ですが、大した金額ではなかろう。

 

そういえば、息子、就寝中の歯ぎしりが結構激しいので、追加作成がどの程度必要になるのか、やや気になります。

 

30万円以内で一定の効果がでれば、我が家としては成功です。どうなることか…。

 

小児矯正プレオルソは何歳までサポートされるのか

息子は6月で9歳になり、現在、乳歯と永久歯が混合状態のため、プレオルソが使用できるぎりぎりの年齢のようです。話を聞いていた感じでは、もう1年早いほうがよかったようですが、当初は4-5年生くらいからがよいかなと思っていたので、1年早く動いてよかったです。

 

初回検診の歯科医の説明によると、7番目の奥歯(臼歯)が生えていたらもう小児矯正の対象外で、大人用のマウスピース矯正やワイヤー矯正となり、プレオルソは不可、ということでした。

 

期間としては2年くらいが目安となるので、現在小3の息子は、小5の夏休みくらいまでが想定される期間となり、残りの乳歯が永久歯に生え変わるのも、小6くらいまでの間だろうということでした。

 

我が家的気になる点

効果

一番気になるのはやはり効果ですが、これはやってみなくてはわからないので、今回の費用はドブに捨てたつもりでとりあえずやってみよう、というのが、夫と私の結論です。うまくいけばラッキーくらいの気持ちでいよう…と事前に夫とは会話のうえ、初回検診にのぞみました。

 

レントゲン等の写真を見せてもらって気になったのは、下の歯にいたっては、まったく歯が動くスペースがないので、矯正の余地がないのでは…と思って質問したのですが、身長が伸びるのと同じように、あごも大きくなるので、あごが大きくなることでスペースが生まれる(可能性がある)、マウスピース装着により、あごの適切な成長を促す効果も期待できる(表現が正確に再現できていないかも…)というような説明でした。

 

息子は現在、6番目の奥歯(見えている一番奥の歯)上下左右の全4本と、上下の前歯4本が永久歯で、残りがまだ乳歯です。レントゲンでは見える、まだ萌出していない永久歯は見るからに乳歯より大きいのですが、いくつか乳歯より小さいかも?という永久歯もあったので、そこの生え変わりと、あごの成長が鍵となりそうです。

 

上の前歯4本については、まあまあスペースが見られるので、こちらはスペースの問題はなさそうに見えます。

 

素材との相性

息子は皮膚トラブルが断続的に継続しており、皮膚科のお世話になることが多いのですが、夫曰く、白色ワセリンが合わないため、マウスピースの素材としてホームページに記載されていた鉱油が合わない可能性を懸念しています。

 

こちらも初回検診時に質問してみましたが、そこの医院ではアレルギー反応の実績はないため、心配であれば契約前に皮膚科に相談してみてください、という回答でした。

 

これまでの経験から、皮膚科に相談してもおそらく明確な回答は得られない(アレルギー検査などでは検出されない)と思われるため、これも合わなければ費用はドブに捨てたと思って諦める、という方針で、やってみることにしました。

 

皮膚トラブルで通常処方されるプロペトは息子には合わないと夫は言っていて、より純度が高い「サンホワイト」というワセリンをインターネットで購入したことがあるのですが、それもだめらしいです。夫は医者が処方する薬を素直に使わないので、子ども医療費助成制度の恩恵がほぼ受けられません…。 

 

習慣化できるのか

マウスピース矯正で一番重要なのは、決められた時間装着できるか?のようで、 キレイラインKIDSでは、睡眠中の8時間プラス日中3時間、の装着が推奨されています。

 

食事中は外すことになるので、食事にかかる時間が長い息子にとって、日中3時間の捻出はなかなか大変なため、始めるなら夏休み期間中を利用して日中の装着に慣れさせるのがよいのでは…と考えました。

 

息子は(おそらく多くのキッズは)寝相が悪いので、寝ている間の8時間以上、本当に装着し続けられるのか?と初回検診で質問してみました。やはり寝ている間にどこかに行ってしまうという事例は珍しくないようです。

 

しかしこれも慣れなので、最初は日中30分でも1時間でもよいので、最初の1か月は、いやにならない程度に装着すること自体に慣れていきましょう、だんだん長時間装着できるようになるので、以降は就寝中と日中3時間が目安です、ということでした。

 

医院で渡された「プレオルソ」のパンフレットでは「家にいる時(約1時間)&寝る時だけ」と書かれていましたが、やはり装着時間は長いほうが効果という面ではよいようです。

 

メンテナンス

マウスピースはぬるま湯で毎日5分、洗浄剤で消毒する必要があるそうです。マウスピースを渡されたあとの次の診察は1か月後、問題がなければ、次は2-3か月後とか3-4か月後とかの通院になるということで、事前に調べた情報と一致していました。

 

毎月の通院はちょっと大変だなーと自分のワイヤー矯正を思い出していましたが、何もなければ3-4か月に一度の通院でよいと調査時点でわかっていたので、通院という面ではあまり負担はないだろうと考えています。

 

うまくいきますように…。

 

  

2023年7月吉日

 

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