こんにちは、にわです。
しばらく前に、Twitterでセールのお知らせを目にして、Amazonのほしいものリストに入れていたものの購入していたなかった、こちらの本のKindle版を購入しました。
先日読みおわったところです。
せっかくブログを書いているので、読んだ本の記録も残すようにしたいと思います。
目次
会社員でも役に立つのか?
…という疑問があって、ほしいものリストに入れていたものの、購入してはいなかったのですが、セールがあった日に、複数の方が、
と、言った趣旨のツイートをされているのを目にして、買ってみることにしました。結果、読んでよかったです。Twitterのこういうところ、好きです。ツイートされたみなさん、ありがとうございます!
よかったところ
税金の専門家である税理士さんが、スタートとしてこれだけ知っていればとりあえずOK、と太鼓判を押している知識は何なのか?を知ることができた、という点が、私が読んで一番良かったと思った点です。
新しく知り得た知識、ということで言えば、フリーランスの人が入ることができる年金的制度2種類、と掛け金の制約や利率、といった部分くらいでしたが、それでも、これまでその時々で調べて仕入れていた知識を、順序だてて読むことができて、
等々、確認できてよかったです。
義務教育では教えられないけれど、フリーランス/会社員どちらであっても、みんな知っていて然るべき内容、と思いました。
漫画とまとめの文章で構成されているので、あまり読むのが早くない私でも、あっという間に読了できました。漫画部分の話の流れも自然で、すんなり頭に入ってきた、という点もよいところかと思います。
それなりに知識がある人にとっては新しい情報はないかもしれない
私の税知識・経験は、大したことはないのですが、それでも、本書に書かれていることのおおよその部分は、これまで見聞きしたものでしたので、そもそもそこそこ知識がある方にとっては、新しい情報はないかもしれません。
私の税知識・経験といえば、以下程度です。
こんなもんです…
- 職場の年末調整ではなく確定申告をしている(ここ5年くらい?)
- 住宅ローン減税を受けていた(2021年が最後でした…)
- ふるさと納税をしている(初年度はワンストップ特例制度を利用、2年目以降は確定申告)
- 給与明細は毎月じっくり眺めるほう
- 税理士の大河内薫さんのTwitterをフォローしている
- 税理士の大河内薫さんのVoicyをたまに聞いている
- 税理士の大河内薫さんのYouTubeをたまに視聴している
とエラそうな感想を述べてしまいましたが、著者の発信を時折チェックしているために、情報源はそこ、という可能性も高いかも…よく覚えていないけれど…とも思います。
職場の年末調整より確定申告がおすすめです
私は5,6年前から確定申告をしているのですが、副業/複業で青色申告をしている、というわけではなく…いくつかの、しょうもない理由のために確定申告を選択しています。
しょうもない理由たち
- 住宅ローン減税初年度は確定申告しか選択肢がない
- 一度確定申告すると簡単なことがわかる
- 職場の年末調整が好きじゃない
- 確定申告は時期もフォーマットも大きな変化がなくて準備しやすい
- 事務作業は嫌いじゃない
- ふるさと納税がきちんと処理されたのか不安
- ふるさと納税で寄付先の自治体数を気にしなくてもいい
ふるさと納税がきちんと処理されたか?については、大河内薫さんのYouTubeを視聴して、疑問が解消されました。
ふるさと納税初年度はよくわからず、お手軽そうなワンストップ特例制度を利用したのですが、ワンストップ特例制度を利用したのに確定申告を(寄付の申告なしで)してしまうとワンストップ特例制度で申請したはずの寄付がなかったことにされてしまう(確定申告で上書きされてしまう)ということでした。
初めてふるさと納税をしたときは、どのくらい税金が変わっているのか、還付なのか、と、給与明細の住民税の金額を前年の給与明細とよくよく比較してみたのですが、差異が見られず…
と思ったのですが、初年度、ワンストップ特例制度を使ったのに、確定申告をして、かつ、寄付の申告は不要だと思ってしなかったので、まったく意味がありませんでした…。初年度は限度額いっぱいまで寄付をせず、数万円で試したことが不幸中の幸いでした。
ふるさと納税のワンストップ特例制度はそれほど便利ではない
そもそも、ワンストップ特例制度はそれほど便利なものでもない、というのは、一度利用するとわかるかと思います。利用せずとも想像力のある人はわかるのだろうと思います…。
今となっては、なぜいろいろなサイトでワンストップ特例制度を、さもお手軽な手続きのように推してくるのか、謎でしかありません。確定申告のほうが、個人的には断然らくちんだと思います。
ワンストップ特例制度は、紙でやり取りするので、対象の自治体に書類を郵送しなくてはならず、封筒や切手は自分で用意する必要があります。ここ数年(数十年?)、郵送なんてほぼ利用していないので、
という私と同じ状況のみなさんは、買いに行かなくてはなりません。確定申告であれば、受領証をまとめて税務署に提出するか、電子申告であれば提出の必要すらなく、非常に簡単!
確定申告は時期が明確なので準備しやすい
職場の年末調整のお知らせと異なり、確定申告は、時期が明確だし、期間も長いので、準備がしやすいです。
年末調整の対応日程がずれたり、突然なのは、私の職場だけなのだろうか…。とにかく職場の短い期間でばたばた書類を準備するより、確定申告に向けて書類を準備して対応するほうが、よっぽど計画が立てやすく、準備がしやすいです。
ふるさと納税の受領証や、住宅ローンの残高証明書、火災・地震保険や学資保険の年末調整/確定申告用書類は、それぞれ届く時期がまちまちですが、まとめて年末調整用書類ケースに放り込んでおき、確定申告時期に、中身をまとめて確認しています。こんな感じのおおざっぱ加減でノー・プロブレム!
求められる情報もさほど変わらない
今年は若干変更があったようですが、確定申告で求められる情報は、毎年ほとんど変わらないので、一度経験してしまえば、2年目以降、迷うことはほとんどないのではないかと思います。
それに引き換え、職場の年末調整は、数年おきにシステムが変わるので、非常に(私には)やりづらいです。みんなよくやっているなーと感心してしまう。
実用書はKindle版が好みです
そんなこんなで、確定申告やふるさと納税をやっている人にとっては、その過程でいろいろ自分で調べていると思うので、新たな情報は少ないかもしれませんが、本のよいところは情報がまとまっている、というところだと思うので、私は読んでみてよかったです。
税金制度などは不変なものではないので、紙の本よりKindleのような電子書籍が個人的にはおすすめです。紙の本の保存に困っているので、電子本でよいものは電子本で今後も購入していきたいです。
ただ、Kindle版は、デフォルトでは?字のサイズが私には小さくて、少々読みづらかったです。電子書籍は自分でサイズを変更できると思うのですが、レイアウトが崩れたりページ構成が変わったりするのが嫌で…あまり変更せず、見えない部分だけピンチ(親指と人差し指で画面を開くようなやつ)するものの、思うように拡大されず…。
それでも読みたいときにすぐ読めるし、保管場所も取らないし、電子書籍は今後も利用していきたい。しかしいまひとつ、Kindleを上手に使いこなせません…。
最近よくきくNFT。芸術作品ばかりでなく、本にも利用されればいいのにな…とふと思いました。現在のKindle本は、所有権ではなく、使用権(読む権利)を付与されているだけ、だったと思いますが、電子書籍の所有権を売買できるようになると、NFTはぐっと身近になります。
お気に入りの小説などは、やっぱり紙で読みたい、と思うのは、本の感触だけでなく、所有権、という部分もあるのではなかろうかと思います。好きなものを所有している、という状態に幸福を感じる人は、一定数いると思う。
本のように、それなりに数がたくさん出回るものには、NFTは使われないのだろうか??話がずれてきてしまったので、この辺で…。
2021年3月吉日