英語×IT×仕事

基礎練習を1年継続した成果

 

こんにちは、にわです。
先日、職場の先輩からよい話を聞いたので、記録したいと思います。

 

この先輩は、私からみると、非常に多趣味かつ、ひとつひとつの好きなことへののめりこみ方が深く、真剣に趣味ややるべきことに向き合っていて忙しいので、基本的に残業はしない人なのですが、仕事もきっちりやるべきことはやるし、必要があれば時間外労働もするので、個人的には、自己管理能力が高く、理想的な働き方をしていると感じます。

 

私自身は、今日できることを明日に伸ばす、というような働き方がなかなかできず…残業しがちなので、学ぶべきことが多いです。

 

しかし今日はそんなことよりも、先輩から「ちょっといい話があるからぜひ聞いてほしい」と言われてきいた話が、ちょっとどころか、私にはとてもよい話だったので、記録したいと思います。

 

先輩の趣味のひとつに将棋があるのですが、1年前、すこし伸び悩んでいたたことと、お気に入りのゲームの新作の発売があったことで、新作ゲームのほうに時間を投下したいという理由で、将棋については、3手詰のドリルのようなものを1日4ページと、藤森棋士のYouTubeを20分視聴、という、1日45分前後の「練習」のみで、この1年、対局はまったくしてこなかったそうです。

 

↑藤森棋士
初心者にもわかりやすい、と先輩が言うのでみてみたものの、私がみても全くわからず…。

 

将棋のことは全然わからないのですが…先輩によると、3手詰のドリルは、ほとんど考えなくても解けるような、まったく負荷を感じないもので、これを続けたからといって強くなる、というような手ごたえはまるでない種類のもの、ただ、やると決めているから淡々と毎日やっていただけ、ということでした。

 

そしてつい先日、新作ゲームの2周目が完了して、一旦満足したので、久しぶりに対局してみようと、この間、藤森棋士のYouTubeを見て学んだり考えたりしたメモを見直したりなど、準備を万全に整えてから、対局に臨んだそうです。

 

強くなっているとは全く思えないが、まあ弱くもなっていないだろう、というのが、対局前の先輩の自己評価だったそうです。

 

先輩は「将棋ウォーズ」という日本将棋連盟公認アプリを使用しているそうなのですが、同じくらいのウデマエの人とアプリがマッチングしてくれるそうです。1年前の先輩は2級で、最初の対局は2級の人とすることになったそうなのですが、びっくりするほど簡単に勝てたそうです。

 

 

 

1回勝てば次の級に上がるようなものではなく、勝利を複数回積み重ねていくことで、2級の〇〇%のように%が増えていき、100%に達すると、次の級や段に昇級/段するそうです。

 

2級ってこんなに弱かったっけ?と何人かと対局するうちに、アプリは徐々に1級の人や初段の人をマッチングしてくるようになって、格上の1級の人との対局すら、強く感じない自分に、この1年の基礎練は無駄ではなかったのだと驚いている、という話でした。

 

私は将棋もゲームも全く熱中できないタイプなので…自分に置きかえて、英語の学習でいうところの、子ども向けのやさしい本をたくさん読むことのススメ、のようなことと同じ感じですかねーと先輩と話しをしました。

 

少しどころかすごくいい話ではないですか!

 

身近にこのメソッドで成果をあげた人は先輩が初めてだったので、すごく刺激を受けました。今、私が一番なんとかしたいのは、英語のリスニングなので、この先輩の「基礎練」にあたるものが何なのか、ぼんやり考えています。

 

オンライン英会話の先生にこの話をシェアして、今『英語のハノン』というスピーキングのための文法ドリルに取り組んでいるのだけれど、英語のリスニングにおける基礎練は、何だと思うか?と質問してみたところ、フォニックスではないかと回答されました。

 

ピアノの素養がないので「ハノン」がどういうものか、なんとなく想像していただけなのですが、オンライン英会話の先生は、昔ピアノを習っていて、ハノンも取り組んでいたということで、話がすぐ通じました。今、毎日『英語のハノン』に30‐60分は費やしていて、ちょっと飽きてきたな…と思っていたのですが、30分でも長すぎると指摘を受けました。

 

ハノンのようなものは、毎日数分でいい、ただし必ず「毎日」取り組む必要がある、ということでした。数分なら、たしかに飽きるという感覚が襲ってくる前におわってしまうので、淡々と継続できる気がしてきました。

 

読むほうが好きで、つい読み物に時間を使ってしまい、聴いている絶対量が少ないという自覚はあるので、聴く量を増やすことも意識したい。明日からはハノンは1日1ドリルだけにしよう。

 

やはりフォニックスをきちんと学びたいな…とBrightureがすこし前から気になっています。アクセントとイントネーションも学びたい。復習の時間も考えると月8回か12回のコースが自分にはちょうどよいのでは、と思うものの、直属上司がやめて、勤務スケジュールや担当業務が変更されつつある状況で、空き時間の計画が立たず…。が、遅くとも春には始めたい。

 

先輩のように何かにコツコツ取り組むこと自体に苦手意識はないのでそこは問題ないのですが、藤森棋士のYouTubeを見て学んだり考えたりしたことをメモしていた、という部分が、そこそこ大きいのでは…とも感じています。分析・見直し→改善のような戦略的活動が苦手なので、私の独学の限界はここにあると感じています。苦手な部分は専門家の力を借りたい。

 

小3息子の習い事も9月に1つ増やしてしまったので、支出し過ぎかな…とお金の面も少々気にかかっていたのですが、すこしだけ昇給することになってお金は何とかなりそうなので、しばし自己投資に回して仕事上の不安(帰国子女の元上司がいなくなってしまったので英語会議が今一番の不安要素です…)を減らしたいです。 

 

 

2023年11月吉日

 

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