こんにちは、にわです。
2020年7月に「在宅勤務・テレワーク・リモートワーク・WFH 自宅以外の場所、例えば実家からの仕事も許可されるのか?」という投稿をしていましたが、私の勤める職場では、昨年半ばに、アフターコロナの勤務形態について、従業員に方針が示されました。
目次
在宅勤務の働く場所はどこでもよいのか?
私の勤める職場では、「WFH (Work From Home)」という言葉が使われており、上司からは、
と言われています。
基本的に現在もこの考えに変更はなさそうです。
2020年7月に本件の投稿をした時点では、会社はまだ交通費をコロナ前と同じように従業員に支払っていましたが、その後、出社日のみ実費精算に変更されました。
オミクロンが出てくる前、昨年後半のコロナが落ち着きを見せていた頃に、アフターコロナの働き方について社内でアンケートが取られ、私の勤める職場では、
- 完全オンサイト
- 完全リモート
- オンサイトとリモートのハイブリッド
の3つの勤務形態に、所属チームごとに分類されることになりました。
どのチームがどの勤務になるかについては、アンケート結果というよりは、完全にマネージャ裁量が大きかったように思われますが…私のチームは無事、コロナ禍の現在と大きく変更はない、ハイブリッド勤務となることが決定されました。
ニュースでは大企業の方針しか耳にしないので、大企業ではない私の職場の対応が平均的なものなのか否かわかりませんが、どこだかの会社は、2時間以内に出社できる距離であれば飛行機通勤だろうがOK、というようなものだったように記憶しています。
私の職場はそこまでの細かいルールは告げられていないので、マネージャによって許可されたりされなかったりしそうです。
オフィスは解約して完全リモートになった、という人は身近には1人しか知りません。
出社が必要な業務とは
製造業や対人サービスなど、オンサイトでなくては仕事にならないと全員が理解している業務はともかく、私の所属するチームは、99%デスクワークで、リモートで完結可能な業務のため、現場のメンバは全員、出社の必要性を感じていません。
しかし、直属上司からは、メンバのうち毎日1名は「必ず」出社するよう指示されているため、誰かしら出社するようメンバ間で調整しています。
在宅勤務が長期化したことで、みんな自宅の在宅勤務環境を着々と整備しており、それなりに私財も投じているので、もはや出社を希望するメンバは私の所属するチームにはおらず、出社日数がメンバ間で平等になるように配慮しています。
コロナで在宅勤務が社内の基本とされてからは、出社していなければできない業務を減らすよう、関係チームと調整したり、チーム内の業務手順を変更したり、取り組んできたため、ここ1年ほどは
というのがメンバの共通認識となっています。
「xxxは印刷して上司のサインを取得してファイリング」のような業務は、PDF等の電子ファイル保管にしたり、メールや承認システムで役職者の承認証跡を残したり、物理外部メディアにデータをコピーするような業務はクラウドサービスに切り替えたりなどしました。
他部門の出社理由で驚いた業務内容は「送られてきたFAXを回収するため」というものです。
もちろんFAXについても現在では、電子データをファイルサーバに保存し、紙で受信はしない方法に変更されたため、FAXが理由での出社はなくなっているはずです。
私の所属するチームでは、現在では出社しても、出社が必要な業務がまったくなかった、という日も多い…というより99%はそのような日である認識です。
しかし上司は「誰も出社していない」という状況は現在も許可してはくれないため、出社予定者に急な体調不良や家庭の事情が発生したときに、出社予定ではなかったメンバに出社指示がされるなど、メンバ内で疑問や不満が増大しています。
「不満」というのは、出社できなくなった同僚に対してではなく、納得できる説明なしに何が何でも誰かが出社、という姿勢を貫く上司に対してです。誰も出社していないことがそれほど問題であるなら、
…と私は思っています。
が、面と向かって言うことはできないのが悩みどころ…。機嫌を損ねてより厳しい勤務条件がメンバに提示されたら元も子もないのでこわくて言えない…。
しかし今の対応では、体調が悪くても、在宅勤務を望む他のメンバに迷惑がかかるから出社しよう…というメンバが出てくるだろうと思います。
上司のやり方に不満があるのであれば、自分自身が管理職になるなり、転職するなり、といったオプションもありますが、今のところ、そこまでの気持ちはありません。気心の知れた同僚たちとカバーしあってやり繰りしていければ…と思っています。
これまで複数回転職して学んだことは、よき同僚に恵まれるということは簡単ではない、ということです。私が今の会社を辞めない一番の理由は同僚たちの存在です。
同僚との関係が大事
ところで、私は高齢の親の様子を見るため、月に1度は実家を訪ねるようにしているのですが、夫や息子を連れて一緒に行くより、私一人で行くほうがなにかと都合がよいため、仕事で息子の相手ができない日に実家に行って仕事をする、ということをしていました。(オミクロンの出現により今年に入ってからは保留中…)
という考えの上司であることは認識していたので、事情を話し、管理部門に居所追加の提出が必要か確認したところ、上司は私の実家が会社の近所であることを知っているので、
との回答を得ました。
ありがたいものの、高齢かつ遠方の親の具合が気になっている同僚には申しわけない気持ちにもなります。
とはいえメンバ内では、この週は実家から勤務するからよろしく、とか、今月後半は実家から仕事したいから出社は前半に寄せてほしい、とか、メンバ内での密約が横行しています。
業務柄、急な出社要請が発生したとしても、メンバ全員が出社する必要はなく、
…と、とくにシニアのメンバたちは考えているため、告げ口する人もなく、現在までのところ問題は発生していません。
こういうことができるのも、メンバ間の関係が良好だからで、そうでなければ難しかったであろうと思います。
コロナ前、親の介護が必要になったら今の仕事はやめて実家に帰ることになるだろうと話していたメンバもいるため、実家からリモートワークすることで仕事を辞める必要がなくなるのであれば、職場には是非、実家からのリモート勤務も正式に許可してほしいところです。
長年ともに働いた優秀な同僚を失うことは、私の個人的な思いを別にしても、チームにとっても、会社にとっても損失だと思います。
まとめ
他社の状況に関するニュースや自社の状況から鑑みるに「全国(あるいは海外含め)どこでもOK」と明言している会社や、飛行機通勤・新幹線通勤OKと明言している会社等でなければ、「テレワーク」「リモートワーク」「在宅勤務」「WFH」いずれも「自宅」か、急な呼び出しに許容可能な時間で出社可能な距離にいること、が想定されていると考えたほうが無難そうです。
自分の望まない結果も想定して、適宜、上司や担当部門に条件を確認する必要もあるかもしれません。
自分が望んでいる勤務が許可されない場合に受け入れできないようであれば、上司や同僚との関係を良好に保っておくことが有効な場合もあるでしょう。自分が望む勤務環境を提示している会社への転職というのもひとつのオプションとして市場競争力をつけておく必要もあります。
この10年余り同僚に恵まれているため、できれば今の同僚たちと定年まで一緒に働きたいと思っているのですが、5年前には今の状況を1ミリも考えられなかったので、5年後はまたどうなっているのか、想像もつきません。
2022年3月吉日