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非モチベーション駆動型のよいところについて考える

 

こんにちは、にわです。
ここ数週間、同僚の一人のモチベーションが著しく低下している…と感じていたのですが、本人からも「最近まったくやる気が出ない」と打ち明けられました。

 

私はそもそも何事においても、モチベーションによって動いていないため、この気持ちがよくわかりません。

 

上司の心ない発言に対して「やる気を削ぐことを言う上司だな!」というような感想をもつことはあるものの、実際には、やる気を以って仕事をしているわけではないので、仕事ぶりや成果への影響はほぼありません。何があろうとやるべきことを粛々とやるだけです。

 

過去に何度か、同僚から「にわさんのそのやる気はどこから出てくるのですか??」と質問されたことがあるのですが、そもそもとくべつやる気なんてもっていないので、「やらなくてはならないからやっているだけで、やる気なんて常にないですよ。」と回答するのですが、やる気がないのに仕事を進めることができる、ということは理解されにくい…と感じます。

 

やる気があろうがなかろうが、やらなくてはならないことに変わりはなく、では何が私の原動力になっているのだろうかと考えると、責任感ではないかと思います。自分がやるべきことをやらないと困る人がいる、無責任な人だと思われたくない等々。責任をまっとうするのに、やる気はほぼ関係しないように思います。

 

そんな仕事に一日の、人生の大半を費やしているのはどうなのかと思われるかもしれませんが…こればかりは仕方ないです。いつかtotobigが当たって仕事をしなくてもよい日がくればいいなーとは思うものの、資産がない以上、生きていくためには仕事をしなくてはならないし、毎日いやなことばかりをしているわけでもないので、個人的には問題ありません。

  

一方、モチベーションが原動力となっているタイプの人は、やりたい仕事ができないとか、上司の心ない発言や同僚からの声掛け等で、パフォーマンスが著しく低下していることが、傍からみてもわかります。

 

やる気をなくして職場を去った人の中には、退職願を出して以降、出社しているのに、まったく仕事をしない、という人もいました。周りがどれだけ困っていても、まったく顧みない、ということができることに驚きます。

 

しかしモチベーション駆動型の人は、人事受け(採用面接受け)はとてもよい、と感じます。採用面接時は、モチベーションはピークに近いのだろうから、当然なのかもしれません。一方、私のような非モチベーション駆動型の人は、人事受け(採用面接受け)はすこぶる悪いです。「やる気を感じない」ということなのだろうと思います…。

 

やる気はべつにないわけではないものの、やる気が動機ではないから、アピールのしようがない…と長年思っていましたが、モチベーション駆動型の人がモチベーションを失う姿を複数間近にみてきて、非モチベーション駆動型のアピール・ポイントを発見しました。

 

  • やる気に左右されず常に一定のパフォーマンスを発揮できる
  • 仕事を選り好みしない
  • メンタルが安定している

 

モチベーション駆動型の人は、投資でいうところのアクティブファンドで、非モチベーション駆動型の人は、投資で言うところのパッシブファンド(またはインデックスファンド)ではなかろうかと思います。

 

非モチベーション駆動型のやる気の見えなさだけでなく、モチベーション駆動型の人がやる気を失ったときにも焦点を当てていただきたい。非モチベーション駆動型の人は、長い目でみれば、安定して組織に貢献するので、ぜひ温かい目で採用候補に含めてほしいです。

 

ジョブ型雇用が叫ばれる昨今、非モチベーション駆動型は需要がすくないのかな…。やりたい仕事が明確な人は、モチベーション駆動型の人が多いように思います。自分が経営者だったら、圧倒的に非モチベーション駆動型の従業員が好みだけれど…。

   

2023年7月吉日

 

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