こんにちは、にわです。
2011年3月11日の東日本大震災も、数十年生きてきて、私にとっては初めての大きな災害体験でしたが、今回のコロナ騒ぎも、歴史に残るニュースになるのだろうと思うと、自分が生きている間に、二度も大きな出来事が自分の身の周りに起きるというのは不思議な感じがしています。
目次
社会の仕組みは変わるのだろうか
私がSNSでフォローしている人数はさほど多くはないのですが、フォローしている人たちがリツイートしているツイートなどもタイムラインに表示されてくるので、直接はフォローしていない人たちのつぶやきなども日々目に入ってきます。
その中で、今のコロナのようなことはこの先もうないから今が頑張り時だ、というようなツイートを目にして、本当にそうなのだろうか？と、思ってしまいました。
この先、まだまだ何かが起きるのではないか、何が起きても不思議ではないように私には思えます。
冒頭にも記載した通り、このたった10年の間に、東日本大震災があり、今回の新型コロナウィルスがあり、ほかにも100年に1度の豪雨だとか、80年生きてきてこんなことは初めて、という災害地域のお年寄りのコメントなどをニュースで見ていると、この先、大きな災害はもうないとはまったく思えません。
私が株をメインとした投資信託に手を出している浅はかな理由のひとつ（ふたつ）は、世界の金持ちは株を持っているから（ルールを決める人たちが持っているのであれば自分たちが損をするような決定はしないだろう…と思っている）、ということと、株による資金調達の歴史は古く、長い目で見れば世界の経済は成長し続けているので自分が生きているうちにこの長い歴史をもったシステムが変わることはなかろう、と思っていたためです。
しかし今回のコロナ問題によって、世界中の仕組みは大きく変わる可能性があるのでは…と、最近気になっている落合陽一さんやその他いろいろな方たちの発言に注目しているところです。
社会主義はみんながちょっとずつ頑張らなくなって崩壊した
…と、あるテレビ番組で池上彰さんが解説していました。みんなが急に全然働かなくなったわけではなく、みんなきちんとやるべきことはやっていたけど崩壊した。なぜか。
例えば、ビニールハウスで農作物を育てている農家の人が、以前は、頑張った分だけ利益が自分に返ってきていたので、嵐がくればビニールハウスの様子を見に行って補強したりしていたのに、社会主義になって、やってもやらなくてもリターンが同じになったら、9-5時の仕事はしたし、まあいいか、と思って、プラスアルファの仕事はしなくなった。こんな感じで、みんなが同じように、ちょっとずつ、がんばらなくなった結果、崩壊した、という説明でした。
なんだかぞっとする話だと思いました。
職場も似ている
昨今、働き方改革などで残業を抑制されている職場は多いと思います。私の勤める職場でも、そういう時期がありました。今はコロナ問題でそれどころではありませんが。
その時々の上司の考え方にもよりますが、明日できることは今日やるな、残業になるなら他人のサポートに時間を使わず自分のやるべきことだけやれ、といった感じです。
その通りに、残業になるから最低限のことしかやらない、という同僚もいれば、今日これをやらなかったらバックログがどんどんどんどん溜まっていってどうにもならなくなる、と思って、毎日ちょっとずつプラスアルファの仕事をする同僚もいました。
同じように、自分の最低限の管轄以外のことに手や口を出していたら時間内に仕事が終わらないために、気づいていても何もしない同僚もいれば、そんなにきれいに業務分担できていない業務については、正式には自分の範疇ではないものの関わっている以上は対応することが全体にとっての利益になると考えてプラスアルファの対応をする同僚もいました。
この様子を見ていて、前述の池上彰さんによる社会主義崩壊の解説を思い出しました。
残業が抑制されている職場では、良かれと思って対応しても、結局残業した人の負けで、低評価を受けることになるのですが、それでも対応している人たちは、そうしなければ崩壊するとわかっているからだと思います。（無駄な残業をしている人は問題外として。）
みんなが同様にやるべきこだけをやって回るシステムになっていない、というところが根本的な問題ではありますが、過渡期には、このような状態は発生し得るというのも理解できると思います。
仕事は減っていないのに（むしろ増えている場合もあるのに）、残業減らせとだけ言われても、無駄な残業していた人しか減らせないでしょう。
話がうまくまとまりませんでしたが…、コロナ問題で社会のシステムが変わっていくのかもしれないな…と考えていたら、自分の職場の問題や社会主義崩壊の話を思い出しました、というのが今日のつぶやきです。
2020年4月吉日
