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何歳まで働くのか問題

 


こんにちは、にわです。
アラフィフが増えてきた私の属する職場のチームでは、最近、同僚との雑談の中で、「いつまで(何歳まで)働くのか?」が話題になることがたびたびあります。

 

月次の家計管理シリーズ投稿の1セクションとしてこのことを記載していたら、思いのほか長くなってしまったので、別投稿にしました。

 

リタイア計画

毎月・毎年、なんとなく貯蓄しているわけではなく、どのくらい年金が受給できる見込みで、何歳まで働いて、自給自足能力0の私はリタイアまでにどのくらい貯蓄しなくてはならないのか?を、自分なりに計算して考えているのですが、そういえば長期プランについてはこのブログに投稿したことがなかったので、いざというときの息子への遺言とも思って書いているこのブログにも記録を残しておきたいと思います。

  

月次の家計管理シリーズ投稿は、当初、投資信託の記録をしていたので、証券口座の記録をメインとしていましたが、何歳まで働いて、何歳から貯蓄を切り崩して、死ぬまでもつか、を常々想定して、どの程度投資すべきかを自分なりに考えて計画しています。

 

現時点での予定

  • 70歳まで働く
  • 60歳時点の貯蓄額:5‐7千万円(市況による)
  • 投資は年利+3%前後で計算
  • 60-70歳までは貯蓄は取り崩さないが新規投入できなくてもOK
  • 70歳時点の貯蓄額:6.5-8.5千万円(市況による)
  • 年金受給額:夫とあわせて月10万円

※住宅ローンはあと6年で完済、その他ローンもないので負債はなし

 

最近でこそ、多くの人が「人生100年時代」と言いますが、母方の家系が長生きなので、寿命をまっとうするまでいくら必要なのかは若い頃から気にしており、一方で、父方の家系は短命かつ経済的に問題があって消息不明な親戚もいるので、お金に関しておそらく一般的な人よりも自分はシビアな考え方をもっていると感じます。

  

退職年齢と住宅ローン

今のところ、健康上の問題がなければ、自分は70歳までは働く必要がある、と考えています。今の職場は60歳が定年で65歳までは雇用延長ができます。今の職場があと20年存続しているかは何とも言えませんが、タラレバを考え出すときりがないので、その時はまた計画の立て直しです。

 

住宅ローンはあと6年で完済。60歳まで今のペースで貯蓄できて、その先は貯蓄はできなくても切り崩しもせず70歳まで働き、70歳で仕事は辞める予定です。両親をみていても、70歳が労働者としての知力と体力の限界ではないかと考えています。それ以上はお金をもらうに値する働きができる気がしないし、最後はゆっくり読書や散歩をしたり、ドラマや映画をみてのんびり過ごしたい。

 

リタイア時の想定資産 

私の計画/計算(投資の成長率年3%前後で計算)では、60歳までに5-7千万円の資産、70歳までに6-8千万円の資産、となっている見込みです。運が(市況が)よければ1億円弱まで増える可能性もありますが、逆に市況が思わしくなかったり、想定外の支出があった場合は60歳で5千万円程度の資産にしかならない…と考えています。

 

見込年金受給額

夫は30代半ばから仕事をやめているし、私も20代前半は派遣や契約で働いていて厚生年金に加入できていない時期もあるので、我が家の年金収入は2人で月10万円で計算していますが、実際にはもっと少なくなる可能性もあると想像しています。

 

見込貯蓄切崩月額

月20万円貯蓄を切り崩すと仮定すると、1年で240万円。10年で2400万円です。リタイア予定の70歳から100歳までの30年で7200万円。やや足りないくらいです。現預金と投資資産の比率でややリスクをとる等何らか工夫しないと、自給自足能力のない都市生活者の我が家はもたなそうです。

 

実際には、こちらの本のように、現預金と投資資産とに分散して管理するつもりなので、1年で240万円がそのまま減る、というわけではなく、もうすこし緩やかに減っていくとは思っているのですが、元手が少なければ投資資産が尽きるのもまあまあ早い、と感じます。

 

去年Twitterで紹介されているのをみて読んでみた本。 

 

入院リスクに対する考え

ここまで読んでいただいた方は、健康な想定の計画に疑問をもたれたでしょうか…。

 

父親は2,3年前に救急搬送されるまで、一度も入院したことがなく、現在81歳の母親も、とある持病もちということで検査の数値は常に異常値なのですが、40年以上も服薬を続けているだけで健康上の問題はまったくなく、父方の家系は短命で長らく入院したような親戚はおらず、母親の両親もお姉さんもほぼ老衰のような感じで、介護の苦労や入院費による生活の圧迫のような話が皆無なため、想定が困難、ということと、自分は母方に似ているので、おそらく老いて入院するときは、死ぬ3-6か月前くらいだろうと想像しています。

 

13年前に亡くなった夫のお父さんは、日中は元気に外出していたのに、入浴中に突然亡くなりました。年齢的には70歳を超えていたので、短命というわけではないと考えています。義母はまだ健在で、現在も仕事をしています。

 

私は死に対してネガティブな考えはもっておらず、想定外に長生きすることのほうがおそろしいのですが、死にネガティブなイメージを持っている夫は、事務処理も苦手だし、私が先に死ぬとおそらくめんどうなことになるので、私が長生きする方が息子のためにはよいだろうと考えており、夫自身も認めています。

 

37,8歳の頃、悪性腫瘍を疑われたことがあり、一瞬えっと思ったものの、やりたこと/やれることはやってきたし、あとに残る息子と夫が心配ではあるものの、自分自身についていえば、死がまもなくやってこようが、数十年後にやってこようが、大差はないと、すぐ冷静を取り戻しました。

 

が、夫はずっと動揺していて大変でした。結局、この検査のあと、さらに1年前後を経て、腎生検を行い、IgA腎症との診断がつくのですが、予後良好で現在は年に1度通院するだけなので、順調にいけば(家系と性別による平均的傾向を考慮すれば)私のほうが夫より長生きするだろうと思います。

 

おわりに

資産を残す必要はないので(息子には私から与えられるリソースはすべて与え済みのつもりなので)、私の試算が失敗したときには最終的には生活保護です。やるべきこと/やれることはやってきたと思っているので、万が一のときに社会保障に頼ること自体には抵抗はありませんが、我々の世代が90,100歳になる頃、生活保護システムは機能しているのか?非常に疑問です…。

 

こういう話をリアルでできる人は、たまにこのブログに登場する職場の投資の先輩くらいしか身近にいないのですが、「にわさんは世間からみたら完全に少数派ですよ」と言われます。世間の多数派とは、どういう計画なのだろう??

 

この先、夫が就業するか、息子がいくつで自立するか、親の介護問題がどうなるのか等、不確定要素はありますが、現在をそれなりにたのしむことにも支出しながら、それなりに将来にも備えることができるバランスは、現状はこのような感じと考えています。

 

がんばって計算しているつもりでいますが、気がかりなのは、どんぶり勘定&計算が苦手なので…この試算があっているのか、毎年の予実管理が必須です。

   

   

2023年9月吉日

 

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