ニュース×思うこと×雑記

こども園と幼稚園と保育園


こんにちは、にわです。
私の姉一家は共働きのため、子どもを0歳から保育園に預けていましたが、我が家は専業主夫世帯のため、保育園は当初から検討外で、幼稚園かこども園かで園探しをしました。

 

選択の余地があるご家庭は少ないように思いますが、こども園を選択した我が家が、息子を実際に4年間通わせてみて知ったことや感じたことなどを記録したいと思います。 

                                        

息子が通った園は「幼保連携型」こども園でした

私の母親は専業主婦だったため、私自身は40年前…幼稚園に通いました。幼稚園の記憶は多少あります。

 

自分が子どもをうむとは思っていなかったため、息子の園探しをするまで「こども園」なる存在を知りませんでしたが、一時期ニュースでよく耳にしていた、幼保園、というもののようであること、専業主夫世帯でも通園可能であること、との理解のうえ、園探しをスタートしました。

 

9-14時まで(?)は幼稚園と同じ、プラス、保育園のように9時前や14時以降も預かってもらうこともできる、という点で、待機児童解消目的でつくられた、ようです。

 

もともと保育園だったところがこども園になった、という園も、もともと幼稚園だったところがこども園になった、というケースもあるようです。

 

息子が通った園は、卒園式の理事長あいさつで知りましたが…「幼保連携型」という、幼稚園教育要領に基づく幼稚園的機能と、保育所保育指針に基づく保育所的機能の、両方の機能をあわせもったこども園、でした。

 

息子の通ったこども園の前身は幼稚園だったものの、同じ敷地内にもともと保育園も併設されていて、現在は、保育園とこども園の併設、という状態になっており、敷地内のリソースは共用されている感じでした。

 

保育園はどうせ入園できないので、まったく存在に気を留めていませんでした…。

 

「1号認定」でも「お預かり」利用可能でした

我が家は夫が専業主夫なので、「1号認定」という、基本的に「お預かり」のない区分でしたが、息子が通ったこども園では「お預かり」に制限はなく、園から毎月配付される「お預かり」申込書に、希望時間を書いて事務に提出すれば、「お預かり」は利用し放題でした。

 

このシステムは園によって違うのか否かわかりませんが、「お預かり」依頼した時間に応じて、「お預かり」分の費用が請求がされるので、利用した分だけ支払えばよい、という感じでした。

 

金額も非常に安く、1時間預けても200円で、30分単位で申請でき、当日の申請でも問題ありませんでした。おやつも(1回33円かかりますが)出ます。毎月の給食の献立表に、おやつ欄もあって、何日にどんなおやつが出るのか、把握できました。

 

「お預かり」は、昼寝(夕寝)したり、適当に遊ばせているだけだろう、と思っていたのですが、息子の課外クラスなどの機会に、「お預かり」で残っている子たちの過ごし方をみていると、いろいろな取り組みをしていて、

 

「お預かり」もよさそう!

 

と思い、夫の気が向いたときや、もともとお迎え予定の日などに、数回だけ利用しましたが、数回でおわりました…。

 

息子の園の場合、「お預かり」を利用した時は、降園バスは利用できないため、迎えに行かなくてはならず、我が家はすこし距離があったため、迎えの時間を考えると、帰宅時間が早かろうが園バスで帰ってきてもらうほうがラクなようで、夫はほとんど「お預かり」は利用しませんでした。

  

なお、「1号認定」は本来休みである、夏休みや冬休みの期間も、「1号認定」であっても、「お預かり」や給食を利用することができました。

 

土日は「お預かり」はない

「お預かり」システムすごい!

 

と思ったものの、保育園がお休みである土日祝日は、「お預かり」も対応されません。

 

息子が通園した4年間の間に1度だけ、土曜日に夫に突然入れたい予定が発生し、私の勤務スケジュールはすでに決まってしまっていたタイミングで、急に休みを取得することは難しかったため、

 

「お預かり」を利用しようか!

 

という日がありましたが、そのとき初めて土日祝日は対応していないということを知りました…無知ですみません。 

 

こういう時、平日勤務ではない、という職場/職種だと、

 

あー

 

と思うことになります。

 

「1号認定」は少ないがシステムは「幼稚園」的

息子の通った園では、「1号認定」は完全に少数派で、専業主婦/主夫はほとんどいないようでした。

 

息子が通った園は、以前は幼稚園で、息子が入園する前の年からこども園に認定された園だったためか、兄弟姉妹を「幼稚園」時代の園に通わせていた保護者もいたりで、役員や保護者会のシステムなどは幼稚園のときのままのようであったり、幼稚園のシステム自体も

 

非効率…

 

と感じることがしばしばありました。
都内の友人は共働き世帯なので、保育園を利用しているのですが、友人のところの保育園では、園とのやりとりは

 

Aさん
アプリで完結してすごくらく!

 

と言っていましたが、アプリの導入などまったく気配なしでした…。

 

平日日中に予定されるイベントも多く、週末のイベント以外の日に、園で「お父さん」を見かけることは、非常に少なかったです。園から親に求められるあれこれも、基本的に「お母さん」「ママ」と言った表現が多用されていました。

 

保育園のほうがコミュニケーションはきめ細かい印象

姉の子は0歳から保育園通いでした。実家に遊びに行くと、姉からよく保育園との連絡帳をみせられたものですが、毎日びっしり保育園の先生からのコメントが書かれていて、驚きました。

 

一体いつ書いてるのだ?

 

一方、こども園に通った息子は、月ごとの「園便り」のプリントと、出席ノートに毎月末、担任の先生からのコメントが書かれる以外は、こちらから連絡帳で質問などしない限り、提供されるコミュニケーションはありませんでした。

 

こちらから積極的に園に顔を出して、不足している情報は取りに行かなくてはならない、と夫と途中、会話したことを覚えています。

 

例えば、園からのお便りには「x日から水筒を持たせてください」と書いてあったので、それまでは持たせてはいけないのかと思っていたら、別件で園に行ってみたところ、クラスのほとんどの子が水筒を持ってきていた、など、バス通いとお便りだけでは気がつけないことがたくさんあると感じました。

 

まとめ

こども園・幼稚園・保育園と、選択肢が増えたのはありがたいことですが、こども園は基本的に、前身が幼稚園であれば幼稚園ベースなのかな、と感じました。

 

「お預かり」には対応してくれるものの、中身は基本的に幼稚園で、保護者との関りも幼稚園な印象でした。

 

保育園であれば、共働き世帯前提なのだと思いますが、我が家がお世話になったこども園は、そういう印象はありませんでした。

 

翌月の予定が書かれた「園便り」も、月末最終営業日に提供されたり、予定に記載されていなかった保護者参加のイベントが突然開催されたり、仕事の休みが申請できないこともたびたびありました。

 

こういう不満を姉から聞いたことはないので、両親とも仕事をしている前提の保育園では、こういったことはないのではなかろうか…と思いました。

 

2021年4月吉日

 

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