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近視の私と老眼鏡との出会い

 

こんにちは、にわです。
今日の投稿は、近視とともに人生を送ってきて、これから老眼がではじめる四十歳前後の方々にぜひ読んでいただきたいです。

 

子どもの頃から目がよかった方たちは、私のようなまぬけな発想には至らないと思うので…どれだけ共感いただける方がいるのか疑問ではありますが、共有したいと思います。

 

私は中学1年の頃に黒板の字が見えづらくなり始めて、裸眼で1.0を切ったあたりで初めて眼鏡を買い(親に買ってもらい)、以降、どんどん視力が低下して、日常生活も矯正なしでは厳しくなり、運動部に所属していたため、高校生になる頃には、コンタクトレンズを使用するようになっていました。この頃には裸眼視力が0.1-0.2くらい。

  

高校生くらいからずっとコンタクトレンズを使用してきたので、もう30年以上コンタクトレンズは必需品だったのですが、コロナ前後あたりから、コンタクトレンズを長時間装着すると、目が充血してしまうようになりました。

 

最初に通院した眼科で、「コンタクトレンズの装着はしばらくやめてください」と言われ、コロナで在宅勤務が増えていたこともあり、眼鏡で生活する時間が増えていきました。しかしコンタクトレンズの装着を数か月やめても、再度装着すると、すぐ充血してしまう、という状況の繰り返しで改善されず、別の眼科に行ったところ、ドライアイと診断されました。

 

こまめにドライアイ用の涙の成分の目薬を点眼するようになったら、コンタクトレンズの使用を再開しても充血しないようになりました。が、今度は、スマートフォンなどの画面の小さい文字が見えづらくなっていることに気がつきました。

 

最初は疲れているのかな…とか、気のせいかな…と、思っていたのですが、画面を拡大すると見えるので、年齢的に、これが噂の老眼では…と思い至りました。

 

コンタクトレンズを装着しているとスマートフォンの画面の小さな文字が見えづらい。しかし眼鏡の場合は、眼鏡をはずせばスマートフォンの小さな文字でも問題なく見えます。

 

せっかく充血問題が解決して、コンタクトレンズ生活を送れるようになったのに、今度は老眼でコンタクトレンズでは不便がある状態となってしまい、コンタクトレンズでなければ不便な局面以外は眼鏡で生活するしかあるまい…と方針転換を心に決めたところでした。

 

私の職場には、少々特殊な人がいて、その人も私とほぼ同世代(やや年上)で近視なのですが、2週間使い捨てとして売られているコンタクトレンズを半年以上装着しています。我々のチームは深夜に勤務することもあるため、仕事が長引きそうなときなどは、私は眼鏡を持参するのですが、その人の眼鏡姿を一度も見たことがないので、何年か前に質問したところ、「コンタクトレンズをはずす必要を感じない」と衝撃の回答をされました。

 

「失明したらどうするのですか?!」とあまりの衝撃にさらに質問してしまいましたが、曰く、

・当初は決められた期間で交換していた

・しかし目にまったく違和感はない

・少しずつ装着期間を延ばしてみた

・それでも全く違和感はない

・眼科検診でも「きれいな目ですねー」と言われている

・まったく問題ないと判断した

・コンタクトレンズはもはや自分の目の一部である

・今では1-2年に1度交換するかどうかくらい換えていない

・もはやどのタイミングで交換が必要かわからない

 

…とのことでした。
何かあるに違いないという先入観があるせいか、12時間を超えて装着しているだけでだめな気がしてくるので、まったくマネしようという気になりませんが、すごい人が世の中にはいるものです…。

 

この方も年齢的にとっくに老眼のはずなので、コンタクトレンズでは近くの小さい文字が見えないと思われるのだけれど、私のように眼鏡を外して見る、という選択肢はないので、どうしているのですか?と聞いてみたところ、まだそこまで老眼が進んでいないのか、あまり困っていない、いよいよ見えなくなったらBさんのように老眼鏡使えばいいんでしょ、と言われ。

 

!!!

 

老眼鏡ってそういえばそういうためのものですね…。老眼鏡の存在を完全に忘れていた自分にびっくり…。
 

中学生の頃から近視の私は、見えないから眼鏡やコンタクトレンズを装着してきたので、裸眼であれば見える近くの小さな文字のために眼鏡を使う、という発想がまるでありませんでした。Bさんは近視ではなく眼鏡とは無縁の人生を送ってきた人なので、(老眼で)見えなくなった→眼鏡、という発想にすぐ至ったのだと思いますが、眼鏡(コンタクトレンズ)で見えないものをさらに別の眼鏡で(老眼鏡で)見よう、という発想に近視人生を送ってきた私はなりませんでした…。

  

コンタクトレンズと老眼鏡の併用って、言ってみれば「眼鏡×眼鏡」ということですよね。ちょっとそういう発想に至らなくないでしょうか…。私だけなのか…。近くの文字が見えなくて困る、ということのほうが圧倒的に少ないので、コンタクトレンズ+老眼鏡携帯、という選択肢があることが発覚し、本当に老眼鏡で不便は解決されるのか?さっそく先日100均で「1.5」という度数(?)の老眼鏡を購入。

 

見える!

 

コンタクトレンズ+老眼鏡、いけました。
100均で売っている老眼鏡ときちんとした眼鏡屋さんで売っている老眼鏡はどの程度違うのだろうか。使用頻度が上がるようであれば、眼鏡屋さんでつくろうかなと考え中。

 

選択肢がある人生ってすばらしいです。

 

  

2023年5月吉日

 

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