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専業主夫世帯の母親である私が苦手なこと

こんにちは、にわです。

今日は私の苦手な家事・育児について記載したいと思います。女がみんなもともと家事や育児ができるわけではない、ということがおわかりいただける…かと思います。

家事・育児の可不可は男女差ではなく個人差が大きいと思う

先日、ある俳優さんが、「ミルクをこどもにあげるために夜中も3時間おきに起きている、そのくらいは手伝わなくては」というような発言をされているのをテレビでみかけました。

やはりミルクをあげるという行為は、母親が主担当で、父親は手伝い、という位置付けなのか?奥さんも女優さんだったと思うけれど、今は休業中で旦那さんだけが仕事をしているからなのか?ともやもや考えていました。

以前、別の俳優さんも、新生児のときは父親ができることはあまりない、というような発言をされているのをテレビでたまたま目にしたのですが、我が家は、産後退院してからは、母乳の授乳以外は、基本的に専業主夫の夫がほとんどの家事と育児を担ってきました。

こういうと、夫がすごくできる主夫、のように聞こえるかもしれませんが…そういうことではなく、性別による、できる/できないの差はない、というだけのはなしです。

夫はおそらく家事も育児もあまり向いていないように私には見えます。そのため、許容量的に無理、ということはしばしばありますが、物理的に(という言い方でよいのか適切な言葉が思い浮かびませんが)無理な作業はほぼないと思います。

本人も自覚していますが、夫はマルチタスクが苦手で、1日の家事を1日で完了させることができないので…私もそこそこ家事も育児も日常的に担っていますが、夫からすれば「何も手伝ってくれない」と喧嘩した拍子に言われたりしています。

ソファに放置されている洗濯物も畳んで収納しているし、自分の食事は自分で作って洗い物もするし、風呂や洗面所の排水溝は週1で掃除しているし、洗面脱衣所の床掃除は毎日するし、仕事が休みの日にリビングの掃除もするし、息子と生活時間が合う時は食事の世話(息子のご飯を作るのは夫)もトイレも歯磨きも遊びの付き合いもいる間ずっとそばで面倒みているし、こども園の送り迎えも仕事がない日はしているし、こども園の行事や集まりも仕事を休んで出席しているし、書類関係の対応は全部やっているし、ミシンで息子にいろいろ作ったり繕ったりしているのに…「何も手伝ってくれない」はなかろう!と思うのですが、世間の父親たちも同じように言われているのだろうか…。

私にとって家事は、1つ1つの出来栄えは90点だけれど全部完了するのに1か月かかってしまう、という状態よりも、1つ1つは60点くらいの出来でも、とにかく、1日に完了すべきことは1日でおわっている、という状態が理想です。

夫はあれこれ思い悩み過ぎて、スマートフォンで調べものばかりしていたり、気疲れして休憩している間に寝落ちしたり、洗い物をしかけているのかと思ったら洗濯をし始めたりなど、本人の頭はフル回転なのかもしれませんが、実際には手が動いていなかったり、非効率な仕事の仕方をしているように私には見えます。…がそういうと怒られるので触れないようにしています。

気心の知れた同僚には、我が家が専業主夫世帯であることを話しているのですが、夫が主夫だというと、大抵の同僚(男)は夫のことを「いいなー」「うらやましい」と言います。

経済的な自由を重視している私としては、仕事をしなくても生きていけるだけの資産がないうちは、専業主婦になりたいとは思えないのですが、何がみんなそんなにうらやましいのだろうか。

主夫/主婦業は、会社勤めとはまた違うストレスがあり、能力が必要になってくるし、パートナーや家庭環境次第で求められることも変わってくるので、居場所がそこしかない、というのはなかなかにリスクの高い選択だと思います。せめて夫にも家以外の居場所となる趣味でもあればと思うのですが、そんな余裕はないようです。

夫は息子にちょっと湿疹ができただけで、あれがいけなかったのか、これがだめだったのか、と思い悩んでしまったり、息子からちょっと冷たい仕打ちを受けただけでひどく落ち込んでしまったりするので、仕事でもして家のことを忘れる時間があったほうが、精神的によいように私には思えます。よい職場に巡り合えなければ、ストレスが増えるだけ、という可能性もありますが。

家事・育児は、男だから女だから、というよりも、その他の仕事と同じように、向き・不向きが大きく、誰にでも簡単にできるものではない反面、可不可はあくまで個人差であって男女差によるものではないと思います。

一番苦手だったこと(あくまで私個人の話です…)

病院での出産を選択した場合、産後は数日、母親は新生児と病院に入院することになります。退院後は主夫である夫が赤ちゃんの面倒をメインで見るのだと言っても、病院に夫が寝泊まりする許可はさすがに下りなかったので、どうせ私はすぐ仕事に戻るのに…と思いながら助産師から赤ちゃんの世話の方法を教わっていました。

3か月あれば新生児のいる生活に慣れ、産後の体調ももとに戻るだろうと思い、育児休暇は3か月で申請し、夫と試行錯誤する日々でした。当初は、夫も私も2-3時間おきに起きて、ミルクやオムツ交換をしていました。

しばらくすると、息子もまとまった時間眠るようになり、多少の夜泣きはあっても、全然眠れない、というほど大変な思いをすることはありませんでした。

育児休暇中の間に、夫も私も、ひと通りのことは、それぞれが1人でも対応できるようになっていたと思います。最後まで私が一人ではできなかったことは、抱っこ紐に息子をくくりつけて一人で抱っこする、ということです。

みなさん簡単そうにやっているように見えるのですが…私にはできませんでした。新生児の頃はそんなに外に連れ出すこともなく、抱っこ紐の出番は私が復職してからがメインで、慣れるほど使う機会がありませんでした。

男の人たちも抱っこ紐で子どもを抱っこしている光景はよく目にするので、普段は仕事に従事している人でもできることのはずなのだと思いますが、私はあきらめて紐なしで抱っこか、ベビーカーに頼り、今は息子は5歳なので、もう抱っこ紐を使うことはなく、できないまま終わってしまいました。

2番目に苦手だったこと

次に私が苦手だったことは、狭い場所でのオムツ交換です。

私は仕事で夫は息子と2人、というケースは我が家では日常的にありますが、私が息子と2人きり、というケースはめったになく、仕事が休みの日に3人で外出しても、3人で利用できるベビールームがないような場所では、基本的には夫がオムツ交換を担っていました。

しかし男子トイレのオムツ交換台は利用可能な状態にない、という場合もしばしばあり、私が息子と2人で女子トイレに行く、ということもありました。

荷物を置くスペースが確保されているような場所では私一人でも問題ないのですが、中には全く荷物を置くようなスペースが設けられていないような場所もあり、これはどうやって替えればよいのだ…と途方にくれたことも何度かありました。

日常的に対応するわけではない私は、荷物はリュックやショルダーバッグに入れ、両手は開いた状態にしておかないと対応できない場合がある、ということを気にしたことがありませんでした。そして、習慣化されないまま同じことを何度か繰り返し、またやってしまった…と思うという…。

そもそもあまり対応していないこと

夫婦(親)のいずれかが、神経質であったり、逆に大らかすぎたり、といった場合、そもそもやらせてもらえない家事や育児が発生すると思います…我が家のように。

この辺の感覚が似たもの同士であるか、気にならない場合には問題ありませんが、我が家は、私がどちらかといえば大らかで、夫が局所的にこだわりが強いため、基本的にやらせてもらえない家事や育児が存在します。

どちらかと言えば大らか、と言っても、普通の人から見れば普通か、やや細かいほうだと自分では思います。職場や実家では、そのように言われることがしばしばあります。夫に比べれば大らかな場合が多い、という程度だろうと思いますが、自分でいうとあまり説得力ないですね…。

家事・育児をやらない人の言いわけのようですが…、これは使うな、あれはやるなというようなことを言われると、手を出せなくなってしまうものです。

そんなわけで、手を出さなくても自分にはさほどフラストレーションがたまらない家事や育児は、基本的に手を出さないようにしているため、苦手かどうかという判断にすら至らない、というものもいくつかあります。

2020年4月吉日



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