こんにちは、にわです。
コロナ騒ぎで、休校や日本のオンライン教育の遅れといったニュースを目にして、ふと思ったことがあるので記載したいと思います。
こども園(幼稚園)今昔
息子をこども園に通わせるようになって、自分が幼稚園に通っていたときとの差に驚いたことのひとつに、外部の教育機関との協業があります。
例えば、息子の通うこども園では、年間通してプールのレッスンを受講することが可能です。こども園に室内プールがあるわけではなく、近隣のスポーツクラブと提携しているようで、園バスでスポーツクラブまで行き、スポーツクラブのスイミング担当者たちがこどもたちにプールのレッスンをしてくれます。
園の先生たちも同行し、スポーツクラブの先生たちと一緒にこどもたちを見てくれています。1回いくらか集金されはするものの、参加・不参加は都度自由で、参加する場合だけ料金が発生します。
夏は園庭でこども用の浅いプールが準備され、プールの回数が増えます。我が家は息子に何も習い事をさせていないので、園のこうした取り組みにはできるだけ参加させるようにしています。
もっとやりたい、と息子が思うような何かと出会えるとよいのですが、今のところ、息子は水泳には興味はないようです。スポーツクラブの25mプールより、夏のあいだだけ園庭に準備されるこどもプールがたのしいそうです…。
ほかにも、近隣の英会話教室と提携しているようで、週に1度は通常の園の活動の中で、プラス課外教室として希望性で、外国人の英会話教室の先生が来園して、英語のレッスンをしてくれます。
私が幼稚園生の頃はそのようなサービスはなかったので、とてもうらやましいです。
オンライン教育
首都圏に暮らす我が家の息子も、現在、休園生活中です。まだ休校/休園の影響はさほど大きくない年頃だと思いますが、もう少し上の年頃の児童/学生たちにとっては、現在の休校状態は、切実な状況であろうと想像します。
オンライン・レッスンによって教育を止めない国々がある一方、日本は、とくに公立の学校では、オンライン教育が非常に遅れているという記事を目にします。確かに、オンラインで授業を続けているという話は、私の周囲ではまったく耳にしません。
とはいえ、家庭学習用にオンラインで教育を提供している民間企業はいろいろありますし、進学塾や予備校によるサテライト授業とか、オンデマンドでいつでも録画された授業を視聴できるといったサービスは、何年も前から存在していると思います。
公立の学校が、自前でいちからオンライン教育のインフラやソフトを準備するのは難しい/時間がかかるので、スポーツクラブのプールや先生を借りたり、英会話教室の先生に出張授業にきてもらったりするのと同じように、民間企業がすでに持っているオンライン教育のインフラやソフト(授業)を、学校/自治体は契約して提供できないものなのかな…と思いました。
家にPCやタブレット、十分なインターネット環境がない家庭もある、という問題は世界共通で、そういったところでは、学校側がデバイスを貸与したり、企業が将来の顧客となるこどもたちに無償貸与したりしているようです。
日本でも、オンライン学習用にデバイスなどを貸し出ししている自治体もあるようなので、この機会に、日本でももっとオンライン教育が広がることを期待しています。
そして親側も積極的に情報収集していかなくては、いろいろなサービスに気が付けないな…と思いました。
2020年4月吉日