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やまもとりゅうけんさんの「人生逃げ切り戦略」を読んでみた


こんにちは、にわです。
先月か先々月だったか、やまもとりゅうけんさんの「人生逃げ切り戦略」という本をKindle Unlimitedで読みました。

 

 

昨年からTwitterを使い始めて、どなかたのリツイートか何かで知って、やまもとりゅうけんさんをフォローしはじめました。

 

ツイートは少々こわい感じがしますが、本やブログで書かれていることは、共感できることが(私は)多いです。Amazonのレビューでは、

 

Bさん
内容が薄い

 

という声も散見されましたが、こういう種類の本は、そういうものかな…と個人的には思っています。たぶん紙の本だったら、書店でパラパラ立ち読みして、買わない種類の本ですが…Kindle Unlimitedでは、今のところ、定額料金内で読むことができます。

 

Kindle Unlimitedで「読み放題」の本でも、著者にはちゃんと収益になるそうなので、Kindle Unlimitedでどんどん読んでも、著者に悪いことはないようですので、気になる本はどんどん読んでみています。

 

私がやまもとりゅうけんさんに共感する部分

意識が低い

社会を変えてやる、とか、社会の役に立ちたい、とか、公に発表できるような志がないところ…。

 

Aさん
そこそこ稼いで自由に生きたい

 

と思っている人は、私と同じ就職超氷河期世代はとくに多いと思います。

 

やまもとりゅうけんさんは私よりもだいぶ年下の世代だと思いますが、私は仕事で何を成したいということがあるわけではなく、会社の考課面談で正直に話すと、たいてい上司にがっかりされるので、意識が低いのだろうと思います。

 

でも、社会人を20年以上やってきて思うのは、

 

意識が低いということは
組織にとっても悪いことばかりではない

 

ということです。例えば、まったく面白味もなければ学びもないけれど、必要な仕事、というものは存在します。そういう仕事をふられようが、組織や上司が変わって、これまでとはできる仕事の内容が急に変更されようが、

 

Bさん
やりたいことができないからモチベーションがあがらない

 

と言ってサボることはありません。給料をもらっている以上、

 

務めは果たす

 

という心持ちで仕事をしているためです。これは、そもそも、これがやりたい!というものがあって仕事をしているわけではないから、安定したモチベーションで仕事を継続できるのだと、たくさんの転職者を見送ってきて思うに至りました。

 

私が組織を束ねる側の人間だったら、仕事内容によってやる気が変動し、時にはまったく仕事をしなくなってしまう社員より、やる気に左右されずに、組織が求める仕事を責任をもって安定してやり遂げてくれる社員のほうを採用したいです。

 

スタートアップでできることをできる人がやる、という段階の組織では、やる気に満ちたとくべつな能力を持った社員が必要かもしれませんが、そうではない組織もたくさんあります…と思います。とはいえ、なんだかんだ言っても、

 

やまもとりゅうけんさんは意識が低くはない

 

と感じます。

 

偏差値60くらいのゼネラリスト

やまもとりゅうけんさんはエンジニアだったそうですが、ご自分で、技術力はそこまで高くないことはわかっていたので、コミュニケーションコストが低いことを売りにしていた、というようなことを書かれていて、なるほどなあと思いました。

 

私自身、なりゆきでIT関連の仕事に就いて、20年前後が経過し、今でこそ、この仕事で食べていく覚悟ができていますが、文系出身でITの素養もなく、

 

Aさん
ITは趣味です
家にマシンルーム構築してます

 

という人たちや、技術力のすごく高い、本物のエンジニアの方たちと仕事をすると、気後れして、

 

この業界で食べていくのは無理だ…

 

と昔は何度も思い、何度も転職を試みました。しかし今の職場に転職して、ようやくこの仕事で食べていく覚悟ができて、でもやっぱり技術力だけでは、ほかの人たちにかなわない…と思った私が立てた戦略は、

 

チームの平均か平均よりちょっと上の技術力+英語力

 

というものでした。やまもとりゅうけんさんの「そこそこの技術力+コミュニケーションコストの低さ」という戦略を拝見し、すごく共感しました。コミュニケーションコストが低い人、というのは、当たりまえにいそうで、いないので、とても貴重です。間違いなく重宝されます。

 

やまもとさんりゅうけんさんもブログかツイッターで書かれていましたが、IT業界にはマウントを取りたがる人が散見される…と私も感じています。

 

自分の詳しいエリアにはひどく厳しく、人を見下す一方、自分が知らない・弱いエリアの話になると機嫌が悪くなったり…。もちろん、そんなヘンクツなところのない、本当にすごいエンジニアも多くはないけれどいます。#できる人ほどいい人が多い。#知らない人をさげすんだりしない。

 

私の理想のIT社員は以下のような感じです。
#新しい製品を開発するメーカー勤務の開発エンジニアではだめだろうけども…

 

  • 平均的な技術力をもっている
    =製品マニュアルを読んで正しく構築・設定・開発できる
  • 独自のあいまいな知識で「動けばいい」構築・設定・開発をしない
  • 周囲の人たちと適切にコミュニケーションがとれる
    =機嫌が悪い・こわいから話しかけたくないと思われるような人はNG
  • 専門用語を使わずに相手の立場に立って会話ができる
  • 平均的な技術力を持ったほかのエンジニアが見ても理解可能なドキュメントを作成できる
  • 知り得た知識や問題をチームに共有できる

 

技術力が高かろうが、気分屋で自分勝手な仕事をする人は、大事なところでボトルネックになると感じます。

 

とはいえ、あまりに技術力がなくては、下に見られて、対等な仕事ができなくなってしまうので、平均的かどこかしらの分野で平均よりすこしでよいので上の技術力をもっていると、格段に仕事を進めやすくなると思います。

 

私が興味がなくても勉強するのは、このようなマイナスの動機からですが、20年前後続けて、ようやく以下のことがわかってきました。

 

  • 何がわからないのかがわかってきた
  • わからなくても問題のないことは何かがわかってきた
  • 理解していなくては問題があることは何かがわかってきた
  • 思った以上にわかっていない人が多い(自分と大差ない)

 

 
ITで働き始めたころは、知らないことばかりで、自分が何がわからないのかもわからない状態でした。次から次へと覚えなくてはならないことばかりなうえに、覚えたことがどんどん陳腐化していく気がしていましたが、20年前後続けて、いくつかの組織で働いて、ようやく不安がなくなってきました。

 

本を読んで

人生逃げ切り戦略」という本の中で提案されている副業も、簡単にできるものばかりではないと思いますが、まったくITの経験なく、やまもとりゅうけんさんがやっている人生逃げ切りサロンでプログラミング等の勉強をしている、というような方たちの奮闘を目にしたり、今年高校を卒業する甥っ子がコンピュータの専門学校?のようなところに行く、という話を聞くと、自分は副業に有利な本業をしているのでは…と気づかされました。

 

興味はないなりに、仕事となれば勉強するので、ある程度、コンピュータ言語もわかるし、データベースと連動したWebシステムをつくったり、JavaScriptでフロント側をいじったり、データ収集やレポート作成を自動化したり、という程度のことは、アプリケーションの開発を担当としない職務であってもできるのです。

 

Udemy

有利/不利とか、向き/不向きなんてない、というようなことが本には書かれていましたが、せっかくこうしてブログも書いているし、

 

WordPressよくわからん…

 

などと言っていないで、甥っ子や、ゆくゆくは息子に説明できるくらいには正しく理解しておこうかな、と思って、Udemyというオンライン学習サイトで、HTML/CSS/JavaScript/WordPress関連のコースを勉強中です。

 

息子が大きくなる頃には、すでに使えない知識になっているかもしれませんが、HTML/CSS/JapaScriptは20年前も現役でした。UdemyではHTML5で説明されているのですが、20年前より簡単になっている気がします。(気のせい?)

 

今のところは、

 

副業にするぞ!

 

と思って勉強しているわけではありませんが、ブログで使っているWordPressや関連言語くらい、正しく理解して触りたい、と思って取り組んでいます。わからないまま、あるいは、あいまいな理解のまま、適当に触るのは、それはそれでストレスなので…。

 

もうすこし本格的に勉強する気になったら、収入のリスク分散として副業にチャレンジするかもしれません。今、Udemyで受けているコースは、初心者向けに体系立てて説明されていて、とても分かりやすいです。20年前はネットで都度わからないことを調べてやりくりしていたのが

 

なんて非効率だったのだ!

 

と思います。ほんと、学びやすい世の中になったものです。まだ3つ購入したうちの1つ目の70%くらいしか進んでいませんが、うろ覚えのCSSの知識で適当にコーディングしていたところが、きちんと理解できてスッキリ。Udemyについては、そのうち改めて投稿したいと思います。

 

2021/01/07まで新春セールですごく割引されているようです!

 

Udemyをみてみる

 

BizMates

平行して、昨年から、もうちょっとまじめに英語力を向上しようと英語学習に取り組んでいましたが、やまもとりゅうけんさんの本やブログを読んで、ますます、平均より少し上の技術力+α、の部分としての英語力、に今年も注力していきたいと改めて思いました。

 

すこし前の投稿で、気になっていると記載していたBizmates。サンプルのビデオレッスンをひと通り視聴して、無料体験レッスンを受けてみました。無料体験レッスンの中で、レベルチェックが行われ、どのレベルの教材から開始するか判断されるのですが、私は「Level 3 Rank A」という結果でした。

 

 

無料体験レッスン後は、レベルの評価だけでなく、担当してくれた講師から次のようなフィードバックももらえるので、すこしでも興味がある方は、無料体験レッスンだけでも受けてみると楽しいと思います。

 

 

無料体験レッスンはこちらから

 

Level 2で扱われているテーマも興味深く、Level 2 くらいから始めるのがちょうどよい気がしていたので、Level 3は

 

どうだろう…

 

とやや不安がありますが、コアプログラムとは別に、「プレゼンテーション」「会議」「海外出張」など、特定のテーマで、1つのテーマにつき20レッスンで構成されたプログラムもあるので、組み合わせて受講してみることを検討しています。

 

Bizmatesについても、じきいろいろ書きたいと思いますので今日はこの辺で…。

 

フリーランスビジネス診断

最後に、やまもとりゅうけんさんの「人生逃げ切り戦略」という本のおわりのほうに、LINEを使ったフリーランスビジネス診断をしてくれるQRコードが書かれたページがあり、やってみました。

 

LINE、あまり友だち登録していないので、登録するのは少々抵抗があったのですが…Twitterを見ていると、いろいろな人がやっているようなので大丈夫かな…と恐る恐るやってみました。

 

性別、年代など簡単なアンケートのあとに、30コだったかな?の質問に直観的に回答していくと、診断結果が表示され、最後に、やまもとりゅうけんさんから、その仕事の単価がどのくらいなのか、どんな仕事なのか、といった情報が動画で送られてきます。

 

何種類くらいの職種/仕事から判定されているのかわかりませんが、私の診断結果は「フリーWEBデザイナー」でした。「フリー」とつけているということはフリーではない「会社員WEBデザイナー」なども診断結果にあるのだろうか??

 

 

Official Blogのほうにも書いてあったような気がしますが、「デザイナー」と言うと、センスが必要、と多くの人は思っているが、どの色とどの色の組み合わせがよいなど、すべて論理的に説明できるし学ぶことができる、センスなんてなくても問題ない、というような説明が動画でもされていました。センスがないのは勉強不足ということか。

 

なんにせよ、息子においしいものたくさん食べさせられるように、がんばって働くぞ!

 

2021年1月吉日

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