本×映画×音楽

Monochromatique モノクロマティック 後編

 

こんにちは、にわです。 前回の続きです。
2024/05/01(水)小沢健二さんの '24 Tour 初日、名古屋Century Hallに、友人と行ってきました。こういう非日常に、99%を占める日常が支えられていることを再認識。

 

「今夜はブギー・バック」の歌詞「♪その頃もぼくらを支えてたのはやはりこの曲だった~」をリアルに感じた一日でした。

 

 

 

会場に到着して「秘密の小道具」を受け取ったら、入場。

名古屋はこの柄でした

 

BOXは会場ごとに柄が異なるそうです。
東京・大阪、それぞれどの柄なのか気になる。 

 

「物販空いてる!」「名古屋ねらい目なのでは⁈」と友人と喜んだのも束の間、すべて完売なだけでした…。

 

物販エリアをうろうろしていたら、なにやら「事前に組み立ててください」とのアナウンスが聞こえてきます。座席について、さっそくBOXをオープン。 

内容物1-1:取説
# 裏は新曲の歌詞カード

 

内容物1-2:新曲の歌詞カード
# みんなで歌うときに使用
# 裏は取説

 

内容物2・3・4:ネクタイ・ホイッスル・消音器
# 組み立て前に撮影し忘れた
# うまく分解できず…

 

ホイッスルの部分を拡大。
ネクタイの先にひっかけるループがついています。

 

ホイッスル逆サイドはこんな感じ。
日にち・会場ごとに違うそうです。このデザインは2024/05/01名古屋限り。

# 両面テープがきれいにはがせなかった…

 

消音器ははがした状態 ↑。消音器という名の紙パーツの角度で空気の量を調節することで音量を調節します。

 

内容物4:耳栓
# 大きい音がだめな人向け
# 息子がいたら必要だったかも。私は使わず。
# 開けるのもったいなくて自分では使えなそう…

 

ネクタイを身に着けて待つ。
しかし友人も私もネクタイを身に着けたことも、人に身に着けてあげたこともなく、ネクタイの結び方がわからず…友人は蝶結び、私も適当にくるくるして装着完了。

 

ドレスコード・Monochromatiqueはこのためだったのか!と友人の服装とネクタイのマッチ具合をみて納得。この小道具の使い方は、ライブ開始後、小沢健二さんから説明されます。

 

 

なお、ネクタイは小沢健二さんデザインで全部で5パターン用意されていたようです。友人も私も同柄でした。

 

  

ところで!今回の席はなんと前から3番目のほぼ真ん中でした。一生分の幸運を使い果たしてしまったのではなかろうか。チケットを引き取りしたときに席番号をみて驚き、思わず座席表を確認。そして友人にLINEで共有。

 

# イメージバージョン

 

# 写真バージョン

 

ステージまで数メートル。
近眼&老眼の私でも肉眼でよく見えました。

 

高校時代のバスケ部仲間の友人と私。
友人の身長は170cm近く(彼女はマネージャだったのだけれど)で、私は155cmの低身長なので、前の席の人が大きくないといいなあといつも思うのですが、今回は2列28・29番の方々は急用で来られなかったのか、空席だったので、3列目の我々はさらによく見える恩恵を賜りました。

 

予定開演時刻の18:30をすこし過ぎて開演。
私のたよりない記憶が正しければ…1曲目は「フクロウの声が聞こえる」でした。(そのうちどなたかがセットリストをアップしてくれるにちがいない…)

 

現在小4の息子も好きな曲。そして私の目覚ましミュージック#2。目覚ましミュージック#1は「アルペジオ」。目覚ましミュージック#3は「天使たちのシーン」。#4はiPhoneのデフォルト音で、快適に目覚めたければ#3までに起きる必要がある設定にしています。私の目覚ましミュージック3曲とも聴くことができました。大満足。

 

「アルペジオ」はイントロがすごく好きなのですが、「♪駒場図書館をあとに 君が絵を描く原宿へ行く~」のあたりの歌詞も、日比谷公園や下北沢なども自分自身二十代を過ごしたエリアなので、情景がありありと浮かんで涙が出そうです。

 

「さよならなんて云えないよ (美しさ)」の「♪左へカーブを曲がると光る海が見えてくる 僕は思う!この瞬間は続くと!いつまでも~」に似て、リアルに浮かぶ日常のささやかな一瞬を切り取った情景に切なくなります。

 

小確幸な一瞬が、小沢健二さんのライブによって多幸感に包まれる瞬間に変わります。

 

しかし「さよならなんて云えないよ (美しさ)」は、その後「♪本当は分かってる 二度と戻らない美しい日にいると そして静かに心は離れてゆくと~」と現実に引き戻される。心臓がいたい。

 

2024/08/31 LIFE再現ライブ、絶対に行きたい!と名古屋終演後に友人と誓いあいました。東京の抽選は厳しそうだけれど…。土曜日だし息子も連れていきたいなあ。

 

 

「#LIFE小沢健二」でどの曲リクエストしよう?とライブ前に友人と話していた「ある光」「さよならなんて云えないよ (美しさ)」も演奏してもらえました!「強い気持ち・強い愛」の高揚感&多幸感も外せない!

 

しかしツアー初日名古屋のハイライトはやっぱり「今夜はブギー・バック」with スチャダラパーではなかろうか。生きている間にwith スチャダラパーをライブで聴ける日が来るとは思わなかった。しかも30年の時を経て。

 

30年の間に(ただのリスナーである私からすると)20年の空白期間があってなお、関係が維持されているだけでなく、全員現役で。スチャダラパーのお三方をライブで目にするのは初めてでしたが、すっかり魅了されました。誰を見ていいのか忙しい!本物すごいです。

 

友人も「好きになっちゃうよね」「すごい」と大興奮。才能だけでなく、この30年、日々やるべきことをやってきたのだろうなあという安定感。

 

「ぶぎ・ばく・べいびー」のBOSEさんのコール&レスポンス、ANIさん&BOSEさんの掛け合い、SHINCOさんのDJは音楽的素養のない私にはよくわからないのですが…小沢健二さんのお三方に対する信頼感が伝わってきて、「胸アツ」という言葉はこういう時に使うのだろうと思った瞬間でした。

 

小4息子も学校休ませて連れてくればよかった!ドヤるポーズとか、小学生キッズは喜んでマネしそう!

 

そして高校時代に知り合って、3x年来の友人と、この場を共有できているという幸せ。

 

「♪その頃もぼくらを支えてたのはやはりこの曲だった~」「♪これからもずっとずっとその先も このメンツこのやり方~」というブギーバックの歌詞が、この30年の小沢健二さんとスチャダラパー、友人や自分の30年に重なって「神様にありがとう」の歌詞に共感。

 

そして「今夜はブギー・バック」とこの30年をつなぐ曲「彗星」「流動体について」も私としては外せない曲たち。これらも聴くことができて感無量でした!

 

というわけ、最後に2024/08/31 LIFE再現ライブ当選を祈念して、私のリクエストをしたためたいと思います。LIFEは全曲演奏されるとのことなので、LIFE以外の曲で。

 

  • アルペジオ
    #ギターと声だけの時間を長めに聴きたい
    #ただただ好き。とくにイントロから駒場図書館のところ。
  • 彗星
  • 流動体について
    #この2曲はLIFEと今をつなぐのに欠かせない
  • フクロウの声が聞こえる
    #息子と聴きたい1曲
    #ベーコンのくだりが息子のお気に入りです
  • ある光
    #なにに惹かれるのか言語化できない
    #けど永遠に聴いていたい1曲
  • さよならなんて云えないよ (美しさ)
  • 強い気持ち・強い愛
  • 流星ビバップ
  • ドアをノックするのは誰だ?
  • 戦場のボーイズ・ライフ
    #この5曲「LIFE」かと思ったら違った!
    #90年代を代表する曲たち
  • 大人になれば
  • ブルーの構図のブルース
  • ホテルと嵐
    #「球体の奏でる音楽」も好き
    #「すぐに会えるかな?」「旅人たち」も入れたいが全曲になってしまう…
  • 「dogs」全曲
    #数曲ピックアップするのは困難すぎるアルバム

 

アルバム全部通して聴くのが好きなので、数曲ピックアップするのは難しい…。

 

いつもライブ後は仕事で、振り返りの時間をゆっくりもてず、あまりブログに感想を投稿できていませんでしたが、今回は時間がたくさんあったので、ゆっくり余韻に浸ることができました。

 

多くの皆さんには興味ないと思いますが…好きなものを全世界に発信できて幸せです。

  

2024年5月吉日

 

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