投資×副業×お金

ねんきん定期便といくつまで働くのか問題

 

こんにちは、にわです。
前回の投稿に含めきれなかった、職場の投資の先輩と話した、「ねんきん定期便」と「いくつまで働くのか問題」について投稿したいと思います。

 

40歳を過ぎたあたりから「老後」がだいぶ身近な・現実的な話題になってきたように感じます。介護保険料も徴収されはじめるし…。まだ労働人生折り返しくらいなのに…。

  

いくつまで働くのか問題

つい先日、職場の投資の先輩とリモート会議後に、いつものようにゲームやお金のあれこれについて雑談をしました。

 

先輩は普段、ほとんど残業をしない時間管理ができた人なのですが、最近まで、すこし重いプロジェクトを担当されていて、

 

Bさん
不本意ながら

 

と言いつつ結構な残業をしていました。
元気な声で話す人なので、そこまでとは思っていなかったのですが、心身ともにだいぶ参っていたそうで、初めて何歳まで働かなくてはならないかを真剣に考えたそうです。

 

とくべつ資産をもたない庶民は「年金+貯蓄 >= 仕事をやめてから死ぬまでの間に必要な金額」となればよいので、支給される年金額を知る必要があります。

  

年金はいくらもらえるのか?

仕事に疲れて初めて仕事をやめる年齢を考えたという先輩から質問を受けました。

 

Bさん
年金いくらもらえるか知ってる?

 

みんな一度は計算を試みたことがあるのでは…と思うのですが、私も何度か試みて、正確な数字を確認することはあきらめているので、

 

正確な金額はわからなくないですか?

 

と回答したところ、ネット調べでは先輩は12万円/月、だったそうです。冷蔵庫は持っているけど電源は入れていないという倹約化の先輩でも

 

Bさん
さすがに12万円では暮らせない

 

と言っていました。
 

  

ねんきん定期便

知りたい情報が書かれていない

国民年金機構のサイトによると、「ねんきん定期便」は35歳・45歳・50歳以降は毎年、届くそうです。ということは、私は昨年受け取っている模様。確かに最近みた記憶があります。

  

そのとき確認していて気づいたことは、

 

知りたい情報が書かれてない…

 

ということです。

 

私が知りたいのは、仕事をやめたあと結局毎月いくらもらえるのか?というところですが、「ねんきん定期便」に書かれている想定金額は、今回私が受け取った定期便の場合、45歳現在までに支払った金額と、その金額「だけ」を元に計算した受給金額のようなのです。

 

せめて、45歳時点の支払額を60歳まで払ったとしたら、とか、45歳時点までの支払額の平均を60歳まで支払ったとしたら、とかで、60歳まで払った計算での見積もりが見たいのだけれど…。

 

あと労働人生15年以上ある予定なのに、15年分の支払額が含まれずに計算されても

 

まったく参考にならないではないか

 

…と思った話を先輩にしたら、先輩は初回の受け取り時に同じようなことを思って、以降、封も切らず

 

Bさん
即ごみ箱行きだよ

 

と言っていました…。

 

年金+蓄えで何年もつのか?

結局、いくつまで働かなくてはならないか?は、年金+蓄えで何年もつのか?といつ死ぬのか?の計算になります。

 

60歳まで働けば大丈夫そう、というのが先輩の結論でした。
 

  • 独身、子なし
  • お母さんを別居扶養中
  • おそらく親の資産はない
  • 首都圏賃貸住まい
  • 倹約化
  • 投資による資産がすごい
  • 健康に気を付けている
  • 家系的にも早死にではなさそう

 

…という属性の先輩は、60歳で仕事をやめて、65歳までは蓄えを切り崩し、65歳から年金受給を開始して、年金+蓄えの切り崩し…として、平均寿命が伸びていることを勘案しても、60歳までで大丈夫だろう、とのことでした。私の場合

 

  • 専業主夫(今後も仕事をする気はなさそう)
  • 息子1人(独立してるであろう想定)
  • 首都圏持ちマンション
  • そこまで倹約化ではない
  • 40歳を過ぎてから少額投資を始めたばかり
  • 夫も自分も親の遺産は期待できず
  • 長生き家系

 

…という感じのため、70歳までは働いて、貯蓄は取り崩さず、70歳から年金受給開始と考えていますが、先輩の属性と自分の属性を考えると、私はもうすこしがんばる必要があるかもしれない…と思う反面、先輩のこの数字は相当保守的な気がしています。

 

夫は専業主夫になる前までは厚生年金に加入していたものの、逆に私は若い頃に国民年金の期間が10年くらいあるので、世帯全体として、平均よりも受給額は低くなるであろうと想定しています。さらに、現時点の予測金額よりも、25年後は厳しくなっているであろうことも勘案しています。

 

仮に、月10万円を蓄えから切り崩したとして、
1年で120万円
10年で1200万円
30年で3600万円が必要です。←70歳から100歳まで生きたとして…

 

月15万円を蓄えから切り崩した場合、
1年で180万円
10年で1800万円
30年で5400万円が必要です。

 

現在のところ、厳しめに見積もって、夫とふたりで月10万円の年金収入、というあたりで老後に向けた貯蓄計画を立てています。

 

この投稿を書いている時点では、夫婦とも40年間国民年金のみでも、1人月6万円ちょっと受給できるようですが、私の属する団塊の世代ジュニア&就職超氷河期世代がリタイアするころには、受給額は今よりも引き下げられているものと想定しています。

 

資産の一部を投資商品で保有することで、単純なマイナスではなく、4%程度のプラスはありえますが、逆にマーケットの状況が悪ければマイナスにもなり得ます。また、全資産を投資商品で保有する予定はなく、物価の上昇なども考慮していないので、70歳までに6千万円貯蓄できていたとしてもあまり安心とは思えず…自らの残された健康寿命を考えると、少しばかり焦っているところです。

  

健康な今は、とにかく仕事をする!

老後のことばかり考えて、今必要な支出をしぶるのもどうかと思いますし、私の姉の世帯はまったく貯蓄がなく、夫婦ともずっと国民年金という属性ですが、きっと何とかなるのだろうと…自分以外の人については思えます。

 

考え過ぎてもよくない気もするので、健康な今は、とにかく仕事をする!というのが私の結論です。

 

人生最期の5年10年、うっかり足りなくなったら、生活保護を申請することに抵抗はありません。やれることはそれなりにやってきたと思うので、あとはもう仕方ないです。

 

「生活保護の自動計算サイト」で計算すると、予想年金受給額よりも支給額が高くて、すこし複雑な気持ちになりますが、このシステム、団塊の世代ジュニア&就職超氷河期世代がリタイアした頃も機能しているのか?という問題も気にかかります。

 

そして100歳になった自分は、生活保護を申請するという事務作業をこなすだけの気力・体力・知力が残っているのか?

 

自分の属する世代に関しては思うところがいろいろあるので、また次回の投稿で…。

     

2022年4月吉日

 

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