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本の保管がむずかしいので電子書籍の購入を検討しているけれど…

こんにちは、にわです。

本をいい状態で保管しつづけるのはむずかしい…。しばらく読まずにラックに並べたままにしていたら、いつのまにかシミや埃で汚くなってしまって途方に暮れています…。



私の本たち

読書は私の数少ない趣味らしい趣味です。19歳頃から10年ほど読書にのめり込み、以降も、ペースは落ちつつも、息子が生まれるまで、お気に入りの作家の本を繰り返し読んだり、新たな作家の開拓に励んでいましたが、息子が生まれてからは忙しくて、昔買った本はラックに置かれて手つかずのままになっていました。

昨年から、部屋の掃除に取り組んでいるのですが、私の持ち物の最大の問題は、本と服です。服の話はおいておいて、今日は本のみに照準をしぼって記載したいと思います。

部屋の掃除を開始して、段ボール箱4-5箱分くらいの本はリサイクル業者に引き取ってもらいましたが、これからも繰り返し読みたい本や入手困難になりそうな本は手元に残しています。現時点で、200冊くらいまで減らしたように思います。

思い切って一部だけでも処分できたのは、ちょっと触れない間に、埃やシミがひどいことになり、手入れが大変だぞ、と思ったからです。

地震がこわくて、よくあるガラスの扉の書棚は使っておらず、オープンラックにむき出して本を並べていたのが悪かったのか…。かなしい…。

本の手入れ

ネットで本のお手入れ方法を調べてみたところ、ツルツルした表紙カバーなどは、中性洗剤を薄めた液体を雑巾などにしみこませて拭くことできれいにできるようでした。

紙の側面などは、ヤスリで削るともとのきれいな状態になるらしい。においが気になる場合は、新聞紙をページの間に挟むとよいとか。

おそらくブックオフなどの古本屋さんが、買い取り後、売り場に並べる前にやっているような手入れをすればよいようなのですが、ヤスリにかけるって、どれだけ時間がかかるのだろうか…と途方もない作業に思えてきました。

電動ヤスリなども調べてみましたが、これ以外に用途がないのに買っても、保管はどうするのか、はやりのシェアサービスなどもみてみたものの、電動ヤスリは需要がないのか…見当たらず。

一度きれいにしても、保管方法を変えなければまた同じ状態になってしまうのか、本を保護するカバーなどがAmazonで売られているのを見つけたものの、保有数分購入したら結構な金額になるようで、なかなかお手入れ方法も保管方法も決められません。

本の手入れで悩んだことなどこれまでないのだけれど…。住居環境の問題なのか、本を手に取る頻度が極端に減ってしまったせいなのか…。

電子書籍はどうだろう

前々から気になっていたもののなかなか購入に踏み切れなかった電子書籍も、父親の入院というタイミングで今年はじめて手を出して、やや身近なものになりました。

電子書籍になかなか踏み切れなかったのは、

  • デバイスが変更になっても購入した書籍が読み続けられるのか疑問
  • 電子書籍のデータ自体が削除されないか心配
  • 読みたい本を探すとないことがわりとある
  • デバイスがないと読めないというのは不便そう
  • 所有権は得られないのに紙の書籍と金額がほとんど変わらない

といったあたりが主な理由です。

しかし最近はタイトル数も増えており、デバイスが変更になっても同じアカウントであれば読むことができることはわかってきており、本を保管する場所や手入れを考えると、メジャーな作家の本については、電子書籍で一気に買い直す、というのもありかもしれない…と考え始めています。

おそらく吉行淳之介さんの全集などは電子書籍にないと思うので、一部の本はやはり紙で手元に残しておくことになろうかと思うのですが、若い頃に思い入れが強くて作家買いしたものの、最近はそうでもなくなった本などは、電子書籍に入れ替えてもいいかな…と思っています。

持っているものについて読む権利を買い直す、というのは無駄遣いな気もしますが…所有物を減らして部屋をきれいにするための投資と思うしかないのかもれない。

…と書いて、Kindleストアを検索してみたら、そこそこ吉行淳之介さんの本もKindleでありました。全集10万円くらいしたし、運よく状態よく保てているので、これは紙媒体でこのまま大事にしていきたいと思います。

状態が悪くなってしまった本は、古本屋で安く買い直すか、電子書籍に変更するか、しばし考えたいと思います。自分でヤスリにかけたり、拭いたりするより、古本屋で安く手に入る本は買い直したほうが早いように思います。第1刷をねらって買った本などは残念ですが。

電子書籍の相続問題

19歳の頃、読書にのめり込むことになったきっかけは、親が購入して自宅の本棚に放置されていた本をたまたま手に取ったことだったので、自分が今後も長く読み続けたい本を息子にも残すことができるのだろうか?と調べてみると、電子書籍の多くは、読む権利や読むためのアクセス手段を売っているだけで、書籍の所有権を売っているわけではないとのことで、基本的な解釈は、相続はできない、というものでした。

我が家で利用しているKindleは、アカウントを家族で共有することは認められているそうなので、それによって息子に私の本を残す、ということはできそうですが、知られたくない本の購入などがある場合は、アカウントの共有は向かないので、難しいところだと思います。

2020年7月吉日





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