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突然の激しい腹痛・下痢・吐き気・寒気・微熱・血便 ... (しびれは過呼吸起因でした)


こんにちは、にわです。
2021年も始まったばかりだというのに、早々に体調を崩してしまいました。
タイトルからお察しいただけるかと思いますが、下痢などの表現が頻出する投稿なので…不快な方はパスしてください。

 

虚血性大腸炎

突然の激しい腹痛・下痢・吐き気・寒気・微熱・血便・しびれなどで、病院に運ばれ、検査・診断を受けた結果、虚血性大腸炎(虚血性腸炎)という病気でした。

 

血液が不足して、腸が炎症を起こしている状態、という文字通りの症状の病気ですが、私は初めて聞きました。

 

激しい腹痛がすこしおさまったタイミングで、この突然の腹痛はなんだろうかとインターネット検索しても、この病名に行き当たらず、盲腸だろうか?我慢していれば自然治癒するのか?しないのか?皆目見当がつかなかったので、当時の状況を記録したいと思います。

 

正露丸を飲んでも治らないし、母親と姉は盲腸で手術しているので、盲腸かも…と思ったのですが、盲腸は右腹が傷むらしいです。虚血性大腸炎はどちらかというと下腹部左腹が傷むことが多いようです。私も下腹部真ん中か左か、という感じでした。

 

痛みの時系列

夕方、突然の激しい腹痛

18時頃、息子と任天堂スイッチで遊んでいたとき、突然、腹痛におそわれトイレへ。

 

痛みと下痢でしばらくトイレから動けず。動けるようになったところで、トイレから出たものの、もはや遊ぶ元気はなく、そのままベッドでしばし休息。なんだか気持ち悪いし、寒気もする状態。

 

正露丸を飲んでも治らず

直前、すきっ腹に5倍辛いと書かれたカラムーチョをすこし食べたので、このせい…?と思い、夫に正露丸と白湯を持ってきてもらって飲む。食あたりの腹痛であれば、いつもは出すもの出して、正露丸を飲んだらおさまるのですが、正露丸を飲んでもしばらく腹痛はおさまらず。

 

いつ薬が効くかと不安に思っている間に、しばし眠ってしまいました。痛みがすこし引いていたのだろうと思います。

 

2時間間隔くらいで痛みの波が繰り返される

その後、また激しい腹痛でトイレへ…ということを2時間間隔くらいで繰り返し、正露丸で治るものではなかったのだ…と思い、熱をはかってみると、37度。ただ前日まで36.9度が5日続いており、もともと平熱が高めなので、微熱なのか通常通りなのか判別がつかない。

 

インターネットで「腹痛 吐き気 寒気」などと検索するも、該当しそうな病気がわからず…。病院に行くにもすでに救急の時間帯になってしまっているし、コロナの影響で診察してもらえないというようなニュースを見ていたため、病院で診てもらえる気がせず、ひたすら自然に治るまで我慢する。

 

深夜に下血

何度目かの痛みの波でトイレに行くと、血便を確認。血の量は大したことないのですが、肉眼でわかる鮮血な感じの下血。腹痛もまったくおさまる気配がなく、痛みで唸っていたら夫が救急に電話。このときはもう夜中の1時を回っていました。

 

とにかく痛いし、寒いし、手足はしびれるし、時折、吐き気におそわれるしで、最悪な気分でした。

 

救急車で病院へ

救急車と救急隊員の方々は比較的すぐ来てくれたように思います。救急隊員の方が熱をはかると37.7度とのこと。うちの体温計は壊れているのだろうか?酸素や血圧を測られ、症状を確認され、コロナ感染の可能性確認のために外出歴などを確認され、病院へ運ばれることに。

 

しかしここで受け入れ先の病院がなかなか見つからず。受け入れ先が見つかるまで、30分前後かかったと思います。救急隊員の方は5か所ほど救急病院に受け入れ要請の電話をかけてくれていました。

 

最寄りの病院とはいきませんでしたが、まあまあ生活圏内と言えなくもない程度の距離の病院で診ていただけることになりました。

 

夫は、寝ている息子を起こして着替えさせ、一緒に救急車に乗って病院へ。

  
なお、腹痛がだいぶおさまってきていたし、コロナ禍、深夜に息子を病院に同伴するのは抵抗があったため、一人で大丈夫です、と救急隊員の方に申し出たものの、一人でというわけにはいかないと言われてしまいました。入院手続きとか、そういう処理ができる大人が別途必要、ということなのだろうか。

 

ご両親が近くにいるならお子さんはご両親に預けて、旦那さんは同乗してください、と言われたものの、親は昨年、救急搬送され、生死の境をさまよった高齢者であり、日ごろから息子を預けることはしていないため、親に預けるという選択肢を取ることはできませんでした。

 

検査の結果そのまま入院することに

病院では、まずコロナでないかの確認のためにPCR検査(検査してくれた医師は「PCR検査」と言っていましたが、もう1人の医師は「正確にはPCR検査ではなくて抗原検査です」と言っていました)と、血液検査や造影剤を注入してのCT検査が行われました。

 

この頃には痛みの波はだいぶおさまっていて、またいつ次の波が来るかとびくびくしていたのですが、次の波は結局やってきませんでした。痛みというより、おなかのあたりが気持ち悪い、という感じでした。

 

検査の結果、まず、コロナは陰性であるとのこと。そして、腹部のCTで、腸(S字結腸のあたり)がむくんでいる、とのことでした。また、私の申告した症状から、虚血性大腸炎の症状そのものなので、まず虚血性大腸炎で間違いないでしょう、とのことでした。

 

初めて聞く病名でしたが、原因不明等ではなくてほっとしました。このまま1週間前後入院して絶食治療により腸を休めることで回復する、もし手術が必要な状況であれば、入院はもうすこし長くなる、原因はいろいろな説はあるものの、詳しいことはわかっていない病気である、ということでした。

 

夫は入院手続きを済ませて、息子とタクシーで帰宅し、私は病室へ。

 

大部屋が空いていない…

空いている病室がないとのことで、術後患者などに提供される個室に最初は移動されました。

 

病室の希望を聞かれたため、お金がかからない部屋を希望したものの、空きがないということで、差額ベッド代3,300円/日の2人部屋になると言われ、同意書にサインをさせられ、2人部屋へと移動。

 

入院と治療

入院初日

基本は絶食。とにかく腸を休めることで炎症がおさまり、腹痛や下痢もおさまるとのこと。

 

何だかやたら眠たくて、入院初日は、ベッドでずっとうとうとしていました。これといった治療はなく、絶食のため、ブドウ糖の点滴がずっとされている状態で、食事の時間には紙パックのジュース(無脂肪・消化流動食)が1つ提供されました。

 

ただ、食欲もなく、とくにおいしくもないので、ほとんど飲めず。レモン風味がほとんど飲めずにいたら、別の味もあるよ、と夕食ではアップル風味を持ってきてくれました。アップル風味のほうがマシでしたが、飲みきれないため、どんどんパックがテーブルにたまっていく…。

 

昼過ぎ、職場に1週間ほど入院することになったため休む旨連絡を入れる。

 

夜中に軽い腹痛を感じたものの、入院時の激痛とは比べものにならない程度で、回復してきているように感じました。

 

しかし同室のおばさまの寝言といびきが夜中すごくて、ほとんど眠れず…。希望していない2人部屋で、差額ベッド代を取られて眠れないなんて…。

 

入院2日目

病院に来てから、ほとんど腹痛はおきておらず、入院せずとも食べなければ治ったのだろうか…と考える。

 

腸が傷んでいるときは、食べてはいけない、ということが明確に分かったことはひとつの学びです。

 

この日は担当と思しき医師が出張とのことで、何も進捗なく、ただただ絶食して腸を休めるだけの一日でした。

 

もう腹痛もなく、歩くこともできるので、シャワーを浴びたり、Kindleで本を読んだり、夫に持ってきてもらったワイヤレスイヤホンで英語の勉強をしたりして過ごしました。

 

同室のおばさまは退院とのことで、これで夜は静かに眠れるぞ、と思ったら、別のおばさまが今度は入室され、あっという間に2人部屋に逆戻り。

 

翌日、大腸内視鏡検査をするということで、寝る前に下剤を3錠飲むように言われ、腹痛がようやくおさまってきたところで、下剤を飲むというのは、また腹痛がおきるのでは…と不安でしたが、仕方なく服用してベッドへ。

 

そして新しい隣人のおばさまもいびきがすごくてまたも眠れず…。

 

さらに、案の定、夜中の2時ころ、入院時よりはマシではあるものの、そこそこ激しい腹痛でトイレへ。その後も20分間隔くらいで腹痛に襲われ、4回目のトイレ以降で腹痛がおさまり、またベッドへ。しんどい…。

 

入院3日目 大腸内視鏡検査

この日、8時過ぎにニフレックという2リットルの下剤が看護師さんによって運ばれて来て、2時間を目安に飲み干してくださいと言われる。

 

大腸内視鏡検査は10年くらい前にも経験があります。その時は外来での検査だったためか、2時間では飲み切れず、3-4時間かけて1.5リットル飲んだところで、もういいです、と言われて検査をしました。検査自体もすごく痛くて、おわった頃には気絶寸前のような状態で、病院でしばらく休ませてもらってから帰宅した記憶があります。

 

人によっては、鎮痛剤のおかげで全然痛くなかった、と聞くので、今回、検査前に、看護師さんに鎮痛剤を使ってもらえないか聞いてみたものの、大腸内視鏡検査では使わないと一蹴されてしまい、やはり今回もひどく痛かったです…。もうやりたくない。

 

ニフレックも2時間で飲み干すことはできず、結局5時間10分かかりました。もうやだ…。

 

大腸内視鏡検査の結果は、当初の診断通り、むくんでいると言われたS字結腸あたりが軽い炎症を起こしているものの、炎症の程度も軽く、範囲も狭いし、明日誕生日だから退院したいでしょう、と言われ、この歳になって誕生日はどうでもいいものの、ろくに眠れない部屋の差額ベッド代や食べられないのに食事代がかかることを考えたら、1日も早く退院したいので、退院することに。

 

退院日決定について、夫に連絡。職場にも連絡。

 

この日の夕食で五分粥が提供されることに。
退院してから初めての食べ物を摂取して腹痛が再発するのはこわいので、入院中に絶食が解かれて提供された五分粥や卵寄せなどをいただきました。

 

 

結局、丸3日、絶食しました。
意外にも?空腹で苦しむことはなく、食べない状態に慣れてきて、このまま10日でも食べずにいられそうな心持ちでした。

 

入院4日目 退院

入院4日目。昨晩、3日ぶりに食事をとりましたが、とくに腹痛をおこすこともなく朝を迎え、朝食もまた五分粥が提供されました。

 

 

牛乳OKなんだー、と思いました。インターネットで調べると、サイトによっては乳製品は避けるように書いてあったりして、何が正しい情報か、いまいちわかりません。朝食をとり、夫と息子の迎えがくるのを待ち、会計を済ませて無事退院。

 

退院して帰宅後、2-3キロ減量しているのでは…と期待して、体重測定してみましたが、500gも減っていなくてがっかりでした。もともと量を食べるほうではないので、3日絶食したくらいではあまり変わらないようです…。ずっと点滴をしていたので、そのせいなのだろうか…。

 

再発可能性と私の取り組み

原因

虚血性大腸炎の原因については、よくわかっていない、と医師からは説明されました。

 

便秘がちな人は腸を痛めやすいのでなりやすい、と言われたものの、私はとくに便秘でもないし、暴飲暴食で腸に負担をかけるような生活もしていないので、何に気をつければよいのか、さっぱりわかりません。インターネットでは、基礎疾患がある人・ストレス・運動不足・不健康な食生活など、どの病気の原因にも当てはまりそうなことしか書かれていませんでした。

 

在宅勤務中は、会社にいるときよりも動かないせいか、足のむくみが最近気になっていました。一番、原因として心当たりがあるのは運動不足ではあるものの、みなさん同じ状況だと思うのだけれど…。

 

仕事に集中してしまうと、全然席を立たないのですが…、会社では、何かを印刷して取りにいったり、話しかけられて席を立ったり、トイレや給湯室までの距離も家の何倍もあるので、意図せずむくまない程度に運動していたのかなあと考えています。

 

再発率

入院先の医師からは再発可能性についての言及はありませんでしたが、インターネットで調べると、複数の病院のサイトで、1割ほどが再発すると書かれていました。

 

1割が多いのか少ないのか、よくわかりませんが、とにかくもう激痛はいやだし、好きなものがたべられない生活も嫌なので、とにかく、運動不足と腸に負担をかけない、という点をどうにかしようと試みています。

 

運動と腸を休める食事を導入してみる

仕事中、1時間に5分くらいは椅子から立ち上がってストレッチや歩行などをするように気をつけ始めました。ステッパーとかバランスボールとか、仕事しながら体を動かせる何かを買おうかな…。トランポリンも気になる。

 

腹痛におそわれる前、少々、体重が増え続けていたため、真剣に減量を考えて調べていた時に、「8時間食事術」「16時間断食」をおすすめされている医師のサイトを発見しました。

 

ひと昔前は、きちんと3食たべないと、空腹状態で次の食事を取ると脂肪になるとか言われていたのに、最近は断食やファスティングを推奨する人やメディアを多く目にするように思い、一体どっちなんだ?と調べていたところでした。

 

これ、腸を休めることもできるし、今の私に最適な気がするので、しばらく実践しようと思います。本日まだ3日目ですが、16時間断食はさほどきつくありませんでした。

 

朝昼はもともと自分で自分の食事は準備しており、夫が私に準備する食事は夜だけなので、夫の夕食ができる時間を計算して、私は13時半から21時半を1日の食事時間として、それ以外は腸を休める時間としました。不規則勤務ですが、今は在宅勤務なこともあり、この8時間なら、どんな勤務でも問題なく続けられそうです。 

 

あとは、私はあまり水分を摂取するのが得意ではないので、水を1日1.5リットル摂取する、という目標も追加しました。ニフレック2リットル飲むことを思えば、がんばれるのではないかと思います…。

  

ストレスで胃を痛めるといった経験はまるでなく、健康だけが取り柄だと思っていましたが、腸はどうも炎症を起こしやすい体質のようなので、意識して腸をいたわっていきたいと思います。

 

みなさんもお気をつけて…。

 

2021年2月吉日

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