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5歳年長の息子の家庭学習にタブレット教材「スマイルゼミ」を導入して2週間経過

こんにちは、にわです。

4月の前半に緊急事態宣言が出されて、息子のこども園はまだまだ再開しなさそう…してもすぐに登園させるかは微妙だな…と思った4月半ば過ぎに、2,3月頃に検討していた「スマイルゼミ」を申し込みしました。



タブレット教材「スマイルゼミ」とは

公式サイトはこちら。
https://smile-zemi.jp/

ウィキペディアによると、「スマイルゼミとは、ジャストシステムが運営しているタブレット端末を用いた未就学児・小学生および中学生向けの通信教育サービスの名称であり、同社の登録商標でもある。」とのこと。

ジャストシステムと言えば、「一太郎」が(私は)思い浮かぶ会社ですが、口コミによると、IT系の会社なだけに、ペンの書き心地が滑らかで感度もよくて紙に鉛筆で書くのに比べても遜色ない、ということでしたが、ここは意見が分かれるかもしれません。

ペンはよくできていると思いますが、いかんせん、タブレットの表面はつるつるしていて摩擦が少ないので、まだ運筆が安定しない息子は、とめ・はね・はらいが上手にできないので、相当慎重に書かないと、ペンがすべってしまう感じです。

そういう点は紙で補えば済むともいえるので、我が家ではあまり気にはしていません。ペンの反応自体は本当によく、手をついても反応しないので、書くこと自体はストレスにならないです。

「スマイルゼミ」に決めた理由

息子は習い事をしていないので、家で夫や私が勉強をみています。「勉強」といってもまだ園児なので、読み書きの練習や簡単な数字の扱いがメインです。

年中になる頃に、学研に通わせようかな、と思って体験教室に行ってみたことがありましたが、送り迎えの手間暇やトイレを息子一人で対応できそうもないという理由であきらめたことが家庭学習を始めたきっかけです。

年中の間は、私が本屋で見繕ったワークを1日3-4種類1枚ずつ、くらいのペースで家庭学習を実施していました。

文字や数字の読み書きができるようになってきて、次の教材選びが難しくなってきたことと、完了した教材の保管場所がなくなってきたことから、そろそろ別な何かを探したいなと年末年始あたりに考え始めていました。

考えていたものの申し込みせずにいたのは、続くかわからないことにまとまったお金を使うことに抵抗があった、という点と、LINE問い合わせ機能で問い合わせたところ、ただのFAQで決まった回答しか得られず結局電話しなくては知りたいことを聞くことができず面倒になった、からでした…。

給付金10万円が出るということと、本屋も営業していない、という状況から、ここはお金をかけてもよいのでは、と思い、決断に至りました。

年中・年長から対象としたオンライン教材というのは、そもそもあまり選択肢がないようで、「スマイルゼミ」に決めた理由、と見出しに書いていますが、それほどいろいろ比較検討して決めた、というわけではありません。「スマイルゼミ」に限らず、以下は最近のオンライン教材に共通している利点かと思います。

  • 紙媒体の教材は保管場所に困るがオンライン教材は増えない
  • オンライン教材のほうが過去問を振り返りやすい
  • オンライン教材は弱点をAIが自動判別して繰り返してくれる

上記がオンライン教材を選択した主な理由です。「スマイルゼミ」は、年中から対象とされている数少ない選択肢だった、ということが一番大きな決定理由かと思いますが、他には以下の点がよさそうだと思って決めました。

  • 学びの範囲(科目数)が広い
  • 教科書に沿った学習内容になっている
  • 教科書に沿った学習内容にプラスした教材も付加できる
  • 限定した相手とLINEのようなコミュニケーションがとれる
  • 差し当たり数年はそれほど高額ではない

4つ目の「限定した相手とLINEのようなコミュニケーションがとれる」という点は、利点とは思わないご家庭もあるかもしれませんが、私は仕事で息子のそばにいることができない時間も多く、息子はこういった類のものが好きそう、という点から、とても興味がありました。

緊急事態宣言で近所の本屋が休業する前にワークを2冊追加購入していましたが、せっかく学習習慣がついてきたので、これらを完了する前に次の取り組みを決めなくては、という思いもあり、4月半ば過ぎに検討していた「スマイルゼミ」を申し込みしました。

年間の支払い金額

年払いが得で手間がかからないので、月々の教材費用12か月分+タブレット代金+タブレット保証費用+オプション教材などで、8万円弱支払いが発生しました。

口コミで、ペンが反応しなくなったときの切り分けや手配に時間がかかるような記事を読んだので、追加でペンと替え芯とブルーライトカットの保護シートを購入しています。

月額は高くないと思っていたのですが、年間で払うと、続くかどうかわからない現状では、私としては少々インパクトのある金額です。

年長の教材と小学校1年生の教材と、どちらで申し込みするか悩んだのですが、すでに読み書きや簡単な計算はできていたので、生年を1年早く登録して、思い切って小学校1年生の教材を申し込みしてみました。

息子は覚えが早いタイプではないと思うので、普通に勉強していれば、おそらくこの先どこかのタイミングでつまずく箇所が出てくるだろうと想像しています。1年早めに取り組んでいれば、つまずいたときに慌てず時間をかけることができると思い、先取り学習は利点があると私は考えています。

大学に入れば、人によって・学びの対象によって、学びにかける時間は変わってくるものかと思いますが、現在の日本では、高校3年生までは同じペースでの学習進度が求められる場合が多いと思うので、家である程度息子の学習ペースをコントロールしてあげられればと思い取り組んでいます。



導入2週間の息子の様子

よかったところ

今のところ、毎日たのしそうに取り組んでいます。

LINEのようなメッセージ機能

息子が好きそうかも、と思っていた、LINEのような機能はやはり気に入ってくれたようで、私にスタンプでメッセージや写真を送ることを学習開始と終了時のたのしみの一つとしてくれています。そこがたのしみとされるのもあと数年かもしれませんが。

アバター着せ替え機能

事前調査では気が付きませんでしたが、息子が気に入っているその他の機能としては、学習すると貯まる「スター」を使って、自分のアバターの着せ替えができるところです。「スターがたまったから今日はこれを買う!」「スターためたいからもうちょっとやる」と言って、着せ替えをたのしんでいます。

ゲームには興味を示していない

口コミでは、「スター」が簡単にたまって同梱のゲームアプリでゲームできるところが難点、という意見も多数見受けられましたが、息子はゲームアプリにはまったく興味を示さず、一度も遊んでいません。

ゲームは任天堂Switchで満足しているのだと思います。Switchを買って以降、iPadで遊んでいた無料ゲームの類もまったくやらなくなりました。今、タブレットで遊んでいるゲームはマインクラフトくらいです。

学習内容

肝心の学習内容は、まだ2週ほどなのでなんとも言えませんが、本屋で教材を見繕っていたことを考えると、カリキュラムはお任せなので、らくだし教科書に沿った内容ということなので安心です。

教科書がよいのかどうかはともかく、学校で学ぶことでわからないことは家でサポートしてあげられるので、その点においては少なくとも安心です。

口コミでは、採点機能がついているので親がつきっきりでみなくてよいところがラク、という声もあれば、問題を流して解いてしまって理解しているのかどうかわからない、という声もありました。

私は息子と一緒に自分も勉強するのがたのしみの一つなので、仕事で不在の時に見られないのは残念ですが、仕事がないときは一緒に取り組みたいので、親がある程度一緒に勉強をみなくてはならない、という点はとくに欠点だとは感じません。

もう少し勉強の難易度が高くなると、私が仕事中、夫が見ている間の学習内容を私自身が自習しておかないとついていけなくなりそうなのは心配なところです。

難易度

「スマイルゼミ」の学習内容は簡単すぎる、という口コミもあるようなのですが、今のところ、息子にとってはどちらとも言えない感じです。

私としては受験対策というわけではなく、生きていくために必要な義務教育レベルの内容はきちんと理解してほしい、ということが家庭学習の一番の目的なため、難しすぎるよりは簡単寄りなほうがよいのかなと思っています。その先は息子次第、息子自身の問題と考えています。

小学校1年生の「こくご」では、ひらがなの書き取り練習からスタートするのですが、紙のワークやインターネットからダウンロードしたお手製教材でさんざん書き取りしてきた息子も、とくに嫌がる様子もなく、書き取り練習しています。

上手に書けるとはなまる、まあまあ上手に書けると二重丸、それなりだとただの丸、全く駄目だと〇がつかない、という感じで、はなまるがつくとうれしいようです。何度やっても書けない場合は、なぞり書きに画面が遷移して、はなまるがつくことを息子はすでに理解してしまい、「ずるした」と言ってわざとなぞり書きすることもあります…。

助詞を問うような問題もあり、息子にはまだすこし難しいようで、間違えているところもありました。

「さんすう」では、数を数えたり、差を問うような問題がありました。問題の意味が理解できず間違える場合があるので、問題の意味から説明することもあります。

「プログラミング」と思われるカリキュラムは、私にも難しいです…。サイコロの性質を理解して、どの方向に何回転がったらどの目が上になるか、というような問題です。

ビジュアルで正解が見られるのはオンライン教材のよいところですが、これは何を鍛える問題なのか。40歳過ぎの大人でも(だから?)頭がこんがらがります。夫はこういう問題は得意なので、余裕そうでしたが私は無理でした。先が心配です…。

「発展クラス」と「えいごプレミアム」も申し込んでいるからなのか、「えいご」「計算ドリル」「漢字ドリル」のようなカリキュラムもありました。

「えいご」はお手本を真似して発音すると録音されてイントネーションがビジュアル表示されて採点されるのですが、録音された自分の声を聞くことが息子はたのしいようで繰り返しやっています。こういった録音機能も、自分で準備しなくても流れでできるところがオンライン教材のよいところです。

採点は、「Perfect」「Very Good」「 Good」「Try it again」のように分かれており、何度やっても「Perfect」にならないと、息子はあきらめてしまいます…。気持ちはわかる。「Perfect」が出るとドヤ顔です。

「スーパーカービィハンターズ」という任天堂Switchのゲームで、カービィのアイコンをぴったり止めると「Perfect」すこしずれると「Excellent」、もうすこしずれると「Good」、たくさんずれると「Bad」というのをやっているので、同じような遊び感覚でいるようです。

「計算ドリル」は、まだひと桁の「たしざん」「ひきざん」しかやっていません。一度、二桁が混ざった次のステップの足し算をやろうとして、「むずかしい…」とすぐやめてしまいました。急に難易度があがるので、これはまだ先の取り組みになりそうです。漢字ドリルもまだ着手していません。

この辺の教材選びはコントロールが必要そうです。

学習量

今は4月分と5月分の2か月分、取り組んでいるため、多いように感じていますが、1か月分の取り組みに追いついたら、ちょうどようさそうな気がしています。

「スマイルゼミ」だけでなく、ほかにやりたい取り組みもあるし、学校に通うようになれば、学校からの課題もあると思うので、やや少ないかな、くらいが私としては理想です。

あれっと思ったところ

ミッション自動作成機能

4月頭から開始していれば、「今日のミッション」という自動生成+親が指定したカリキュラムのような形で、自動的に、その日にやるべき学習をこどもに提示できるようなのですが、我が家は4月半ば過ぎに申し込み、5月の最初の週にタブレットが届いて4月分にさかのぼって学習を開始したためか、自動生成ミッションでは、4月分がまだ完了していないのに5月の教材が割り当てられてしまって都合が悪いので、今のところ手動で学習選択しています。

科目数がすくなかった

当初は、息子の実年齢どおり年長講座を申し込むつもりだったのでよく確認していませんでしたが、小学校1年生は、国語・算数・英語・プログラミングの4教科がデフォルトで、理科・社会は含まれていませんでした。公式サイトの記載によると、理科・社会はどうも小学校3年生から追加されるようです。

年中・年長向けの幼児講座では、ひらがな・カタカナ・ことば・えいご・ちえ・かず・とけい・かたち・せいかつ・しぜん、の全10分野の学び、という広い範囲の学びを謳っていて、この範囲の広い感じに魅力を感じていたので、届いた教材の科目数が一見してすくなかったのは、あれっと思いました。

が、インターネットで「スマイルゼミ」公式サイトを確認すると、小学校1年生は4教科がデフォルトでした…。年長の講座も息子には足りない学習ができそうでおもしろそうだなと思います。

時期的に仕方ないが届くのが遅い

これはもう時期的に仕方がないというしかないとは思いますが、通常時よりタブレットが届くのに時間がかかっているようで、申し込みから2週間はかかるとの記載が公式サイト上にありました。

タブレットカバーは更に遅延とのことで、いまだ届いていません。全体的に品薄なのかと心配になり、壊れた時用のペンと替え芯も追加発注したのですが、こちらは2,3日ですぐ届きました。

まだ始めたばかりなので、良し悪しはなんとも言えませんが、息子の今後の人生にすこしでも役立てばよいなと思っています。

2020年5月吉日





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