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藤原和博の必ず食える1%の人になる方法


こんにちは、にわです。
キングコング西野さんが、Voicyだったかオンラインサロンだったかで(確か…)紹介されていた『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』が、Kindle Unlimitedの「読み放題」で読むことができるという案内を見かけて読んでみました。

 

時間がない、と後回しにしていた読書を再開しはじめたきっかけは、この本の影響もすこしあります。読みたい本はたくさんあるのですが、Kindle Unlimitedにはいっているので、「読み放題」で読めるものから着手。

 

 


藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

  

本は紙の方が好きなのですが、ポケットに鍵と財布とスマートフォンだけ入れて、手ぶらで出かけたいので、スマートフォンさえあればいつでも読むことができる電子本は利便性では気に入っています。早くWeb3.0で所有権を実装してほしい。

 

この本では、【価値観×志向】別に4つのタイプの生き方に分類して説明がされています。

いずれのタイプも、最初の3つの条件は同じです。
ベースとなる3つの条件をクリアすることで、1/8の人になれる、との説明です。

 

つまり、

  • 条件1をクリア→1/2の人
  • 条件1+条件2をクリア→1/4の人
  • 条件1+条件2+条件3をクリア→1/8の人

…という感じで、タイプ別に異なる残り4つの条件をクリアすることで、1/128の人(約100人に1人の人、つまり1%の人)になれる!という理屈です。

 

100人に1人の人材とは、一般のビジネスパーソンが十分目指しうるところで、そこまで難しいことではないものの、食べていける確率は十分高くなる程度には希少性がある数字だと説明されています。

 

なるほど…
 

  

  

何かの分野で1%の人になれたら、次はまた別の分野で1%の人になることで、1/10000の人になれるし、更に別の分野で1%の人になることで、1/1000000の人にもなれる。1つの分野で1/1000000の人になることは困難でも、1%の分野を掛け合わせて希少性を高めることは、一般のビジネスパーソンでも目指せるだろう、という感じです。

 

目指す生き方の4タイプ別に、条件4以降の、力を入れるべきポイントは異なってくるのですが、共通しているのは、1つの分野に1万時間を投じて練習することで、どんな人でも、どんなことでも、必ずプロレベルに達することができる、という点です。

 

この1万時間の根拠として、マルコム・グラッドウェル『天才! 成功する人々の法則』という本が紹介されています。この本では具体例を挙げて、1万時間以上の練習量が十分条件だということを説明しているそうです。

 

「必要条件」ではなく「十分条件」ということに、とくべつ優れた能力があるわけでもない私としては希望を感じます。

 

 

読んでみようかと思ったら、少々お高い本でした。

 

自分がこれまで1万時間を投じたものは何だろうか?と考えると、2つくらい3-4万時間前後は投じているだろうことが思い当たりますが、それらの分野で1%の人材かというと、自分ではまったくそうは思えないので、ぼんやり1万時間を投じるだけではだめなのでは…という疑問が少々ありましたが、先日、友人と話していて、

 

やっぱり1%かも

 

と思うことができました。
「パチンコをするかしないか」が最初の1/2の条件なので、1%の分母はその分野で生活している人ではなく、異業種含めた全体、と考えれば、確かに自分でも100人に1人かも。

 

もしくは、例えば「IT」にかかわる人だけを分母としても、私が今携わっている分野の仕事について、ITの別分野に携わっている人も分母に含めれば、100人に1人は十分あり得そうです。

 

プロレベルに達するための十分条件たる1万時間とは、具体的にどのくらいの年月を要するのかというと…

 

  • 1日8時間×年200日で約6年
  • 1日8時間×年365日で約3年半
  • 1日5時間×年200日で約10年
  • 1日3時間×年200日で約16年半
  • 1日1時間×年365日で約27年

 

すでに1万時間は裕に投じていることが2つはあり、実際、これらが今の仕事につながっていて、1/10000の人ということになりますが、これだけではまだ「必ず食える」という実感も自信もないので、もう1つなにか掛け合わせて1/1000000の人になりたいです。

 

私はもう四十代後半なので、これから始めることについて毎日1時間しか時間をかけられないとすると、1%の人になる頃には後期高齢者です…。

  

もうこんなに時間がないのか…

 

と思ったら、残りの時間、自分が時間を費やしたいことに、もっと積極的に、集中的に、時間を費やしていこうと思うに至り、意識的に読書の時間を確保するように努めることにしました。

 

VoicyやTwitterでフォローしたりお知り合いになったみなさんは、勉強家で読書家の方が多いので、私程度の読書量で、必ず食える1%の人になることができるかどうかはなぞですが…そういえば、職場では

 

Aさん
3行以上のメールは読みません

 

…という活字嫌いな人が多いので、あながち1%は遠くはないのかもしれません。

 

『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』という本を読んだのに、必ず食える1%の人になることができるかどうかはともかく、好きなことに意識的に時間を費やしていこう、という結論になるのもどうかと思いますが…自分が「1万時間を費やしたい」と思えることが明確になって、すっきりしました。

  

  

2022年7月吉日

 

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