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LGBTQ+について考える

 

こんにちは、にわです。
先日、同僚と会話中に、LGBTQ+の話題になり、思うところはあったものの、この会話は進展しなかったので、ブログにしたためたいと思います。

 

仕事の会話の流れの中で、XXチームの前のマネージャは誰だったか?という話になり、私はまったく覚えていなかったくらい短期間でやめてしまった方がいたのですが、会話をしていた同僚から、「えーっ、覚えてないんですか?あの、パートナーが男だって言ってたおっさんですよ!」と言われました。

 

が、まったく思い出せず…。
XXチームはここ数年で何度もマネージャが外から入ってきてはすぐやめているし、接点もあまりないので、まったく覚えられません…。

 

同僚は続けて「ゲイでもホモでも何でもいいけど、わざわざ言わないでほしい!」と激しく主張。

 

私自身、職場であまりプライベートなことは話さないので、たしかに言う必要はない気もするけれど、別に言っても害はないだろうになぜそこまで拒否するのかと思い

 

別に言ってもいいではないですか

 

と言ってみたら「いやですよ!あのヒゲはやしたおっさんですよ!」と完全否定。まったく覚えていないので…風貌も思い浮かばないのですが、同僚曰く、話すたびに想像してしまって仕事に集中できない、ということでした。そういうもの??私が他人に興味関心がなさすぎるのだろうか…。

 

想像してないで仕事してください

 

と言うと「無理です!ホモオダホモオ世代なんで!」と謎の反撃をくらいました。世代は同じくらいなのですが、見たことないのでよくわからず…。

 

私の勤める職場では、US本社主導で、ダイバーシティ&インクルージョンについての取り組み?啓蒙活動?を比較的積極的に行っているように感じます。ここ数年、6月には毎年「プライド月間」ということで、LGBTQ+関連のセミナーや講演会のようなものも催されます。

 

何年か前のウェビナーで、日本にはAB型と同じくらいLGBTQ+の人がいる、つまり、10人に1人、みなさんが思っているより多いのです、というような話を聞いて、びっくりしました。

 

このウェビナーを聞いた数日後、

 

ウェビナー参加しました?
10人に1人って結構いるんですね。
でも申告しているだけで10%なんだから本当はもっと多いんですかね?
 

 

と、上述の同僚とは別の同僚に話したら「10人に1人もいるわけないじゃないですか。にわさん、あの数字、信じたんですか?」と言われてびっくり。そこ、疑うとこなのか…。言われたことをすぐ信じてしまう私…。

 

その同僚曰く、当事者たちは数字を大きく見せたいのだ、どうやってあの数字を出したのか疑問、とのことでした。なるほど。

 

まあでも人数は(私としては)大した問題ではなく、会社の意図に反して、このウェビナーのあと、20人ほどが参加するような会議でうっすらLGBTQ+の人を揶揄するような発言をする人がいたり、このみんなのネガティブな反応はいったいどこからくるのか疑問でした。

 

なにより、私が疑問なのは、なぜみんな自分はLGBTQ+ではないと確信が持てるのか?というところです。「10人に1人もいるわけないじゃないですか」と言った同僚に、

 

自分が同性愛者じゃないってどうやってわかるんですか?まだ出会ってないだけかもしれないじゃないですか。

 

と質問してみたのですが「そんなのわかりますよ」としか回答してもらえず…。みんな、そんなに明確にわかるものなのか…?私は全然「まだ出会っていないだけ」説を捨てられないのだけれど…。相手が異性であっても、それが恋愛対象としての好きなのか否か判別は難しいし、恋愛対象としての好きである必要があるのかもよくわかりません。

 

と思う反面、LGBTQ+で悩んでいないということは、そうではない、ということなのかもしれないとも思います。

 

女は、妊娠すればお腹が大きくなり、出産のために仕事を休まなければらならないので、私に子がいることは、同僚はみんな知っているので、LGBTQ+当事者ではないと思って上述のような発言をしてくるのだと思いますが、みんなの迷いのなさにむしろ戸惑う…。

 

LGBTQ+で悩んだ記憶はないものの、この種の話題になると、いつも小学生の頃のことを2つ思い出します。

 

1つは、夏は黒の短パン・冬は黒のジャージ、という年中、黒系パンツ・スタイルだった私に、6年生の時の担任の先生が「お願いだから卒業式だけはスカートで来てね」と懇願してきたことです。

 

別にスカートははかない、というポリシーでパンツ・スタイルだったわけではなかったので…クラスメイトみんなの前で言われて、注目されてしまいむしろスカートがはきづらくなりました。みんなたぶん、私が長らくスカートをはいていないことについて、うっすらは気づいていたかもしれないけど気づいてなかったよ…。

 

卒業式にジャージで参加するわけもなく、次女なので、年子の姉のお下がりのワンピースを着せられることになるのですが、先生のせいで非常に居心地が悪く、卒業式おわってすぐジャージに着替えたことを覚えています。

 

そしてそのスタイルで中学校の制服を買いに行ったら、制服屋のおばあさんに男子と間違われて学ランを持ってこられ、母親が「すみません、女の子なんです…。」と謝るという事件がありました。

 

外遊びが好きで、小4からはずっと運動部に所属していたので、パンツ・スタイルのほうが都合がよかったことと、小2くらいの頃にスカートめくりが流行った時期があり、パンツ・スタイルであればターゲットになりようがないので、スカートをはかなくなった、というだけだったのに…。性自認が不一致な子なのでは、と思われていたのかもしれません。

 

もう1つは、小学生の頃の部活の最初の顧問の先生がイケメン風で保護者のお母さま方から大人気だったのですが、その顧問の座右の銘が「男は男らしく、女は女らしく」だったことです。自身が担任する教室にも掲示していました。

 

そんなに大事なことなのか?
そもそも女らしくとは…?

 

と子ども心に疑問で、今はそんな掲示できないだろうな…とふと思い出します。

 

 

2023年11月吉日

 

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